HEAVEN & HELL - IN MEMORY OF DIO: HIGH VOLTAGE 2010(1CDR) [Shades 245]

HEAVEN & HELL - IN MEMORY OF DIO: HIGH VOLTAGE 2010(1CDR) [Shades 245]

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商品詳細

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Live at High Voltage Festival, London, UK 24th July 2010 TRULY AMAZING SOUND

 今年7月24日にロンドン・ヴィクトリアパークで行われたHEAVEN & HELLの「A Tribute to Ronnie James Dio」コンサートの模様が、ファンの大きな期待に応えて緊急登場!本来ならばこのハイ・ボルテージ・フェスティバルはロニーと共に2010年夏のツアーのハイライトになるはずでしたが、5月上旬にロニーの病状を受けて一旦は出演キャンセルがアナウンスされました。その後ロニーが亡くなり、追悼公演として、改めてHEAVEN & HELLの出演が決定しました。ロニーの代役にグレン・ヒューズと、MASTERPLAN等での活動で知られるヨルン・ランデを迎えたこのコンサートは「HEAVEN & HELL最後のライブ」でもあります。
 このショウの模様はライヴの終了直後からさまざな映像や音源がネット上に氾濫しましたが、本作で用いられている素材はそれらと全く別次元の高音質オーディエンス・マスター音源を元にしています。重厚かつメタリックなトニー・アイオミのギター、うねりながら走る独特なギーザー・バトラーのベース、そしてグルーヴィでありながらマシンガンのようなヴィニー・アピスのドラム、それぞれがしっかりと明確なセパレートで聴き取れるのはもちろん、客席さながらの臨場感は聴く人全てを興奮させる事は間違いなしと断言できるほどで、会場における感動までもそっくりそのままダイレクトにパッケージしています!!
 オープニングの「E5150」から会場には普通のショウとは違うムードが漂っており、その異様な空気を「The Mob Rules」のリフが切り裂いてショウがスタート。オープニング・シンガーを務めるヨルン・ランデはバーニー・マースデンやケン・ヘンズレイ等とも共演経験があり、「英国ロッカーが求める本物の声」の持ち主。カヴァデール風のヴォーカルスタイルで知られますが、ここではワイルドな側面を前面に押し出し、“ロニーのように巧いポール・ディアノ”のようなパフォーマンスを聴かせてくれます。元々ヨルンは自分のソロアルバムやライヴでロニーの曲を歌ってきており、アイオミは本来予定されていたツアーでも緊急時の控えとして彼の起用を考えていたそう。その期待通りに「I」や「Voodoo」そして「Die Young」などで持ち前のパワフルな歌唱を聴かせてくれます。さらに驚きは「Turn Up The Night」。'81年以来、約30年ぶりとなる極めて珍しい選曲であり、サバスの歴史以上でもわずか数回しか記録のない激レアナンバーです! そもそも一度きりのショウですが、この曲によって何倍もスペシャルなものになりました。
 代わって「Country Girl」からマイクを握るのはグレン。ロニーの追悼式で「Catch The Rainbow」を歌ったロニーの友人としての参加です。彼はサバスの歴代シンガーの一人でもあり、アイオミとの24年ぶりのステージ共演がこういう形で実現した事に、複雑な思いもあったことでしょう。このショウでは「Country Girl」の他、「Children Of The Sea」や「Falling Off The Edge Of The World」といった繊細さと力強さを求められる曲で神がかった歌声を披露しています。ここで意外なことに新曲の「Bible Black」もグレンが担当。ロニーがさまざまな表情や声色を駆使して歌った非常に難しい楽曲であり、ロニー以外にこの曲をここまで再現できるのは、世界広しといえどもグレンただ一人でしょう。そして、ウェンディ・ディオのスピーチに続いてショウは一気にクライマックスへ! ヨルンとグレンのデュエットによる「Heaven And Hell」が繰り広げられます。バンド名ともなった名曲では「ロニーへの愛情」を通すことで2つの強烈な個性が融合。ロニーとはまったく違う味わいながら、ロニーの存在が強烈に感じられる絶品のバージョンに仕上がっています。ショウのMCでさかんにグレンが「Ronnie James!」と叫び、観客が「Dio!!」と返す一連のコール・アンド・レスポンスが起こりますが、とりわけ「Heaven And Hell」ラストにおけるそれと、続くオーディエンスからの「Dio」コールは身震いがするほどの感動。出演者と会場が一つになり、ロニーへの尽きない想いに、心が揺さぶられます。これは間違いなくHR/HM史の伝説として、永遠に語り継がれていく名シーンです。オーディエンス録音なればこそのリアル体験。ぜひ、この奇跡の瞬間に立ち会っていただきたい!アンコールの「Neon Knights」もヨルン&グレンのデュエットで、前半から中盤にかけてはフィル・アンセルモが飛び入り! 彼以外にはありえない独特の声が聴かれる事からもその様子がうかがえます。百戦錬磨のフィルをしても気持ちを抑えられないのもうなづける、そんな特別なムードの高まりが、この演奏からは確かに感じられるのです!
 音質・演奏などほとんど全てがパーフェクト。ヨルン、グレン共に短期間のリハーサルとは思えないほど曲をしっかりと自分のものとしており、その優れたパフォーマンスは冷静に一つのショウとして考えれば最上級のレベルですが、演奏が素晴らしければ素晴らしいほど、ここでロニーの姿が観られない事、彼の歌声でこのベスト・セレクションのセットリストを聴けない事が、つくづく残念に感じられます。偉大なるヴォーカリストに万感の思い全てを捧げる究極のステージをまるごと記録した、全てのロックファン必聴必携の音源を緊急リリースです。 

★beatleg誌 vol.123(2010年10月号)のレビュー要約です。ご参考まで。

 2010年5月16日に亡くなったロニー・J・ディオが病気から復帰していれば、出演するはずだった、2010年7月24日にイギリス-ロンドンで開催された"HIGH VOLTAGE FESTIVAL"に、亡きロニーに代わってMASTERPLANのヨルン・ランデと、グレン・ヒューズがメイン・ヴォーカルで出演したロニーの追悼ステージをリアルで良好な音質のオーディエンス録音で収録したCD-R。 
 ヨルン・ランデのヴォーカルは、ロニーの声をハスキーにしたような感じで曲によっては、ロニーか?と思わせるようなパートもあり、流石、トニー・アイオミも認めたヴォーカリストと言えるだろう。ステージは、オープニングの「The Mob Rules」から2曲をヨルンがヴォーカルを取り、早くも開場を埋めたファンの感涙を誘ってくれる。続く、「Country Girl」から2曲は、グレンがヴォーカルを取るが、ロニーとは明らかに声質は異なるものの圧倒的な表現力のあるヴォーカルで観客を圧倒してくれる。終盤では、トニー・アイオミがロニーに捧げるかのようなソロから「Die Young」をプレイ。アルバム『HEAVEN AND HELL』からのファスト・チューンの名曲が炸裂すると観客の手拍子とコーラスに一段と熱がこもる。曲後、ロニーの妻であるウェンディが観客にコメントするが、バンドやファンへの感謝の言葉に観客もディオ・コールで応えている。ラストにプレイされる「Heaven And Hell」ではイントロから観客のコーラスが熱いし、ヨランのヴォーカルと共に歌う観客も多く、バンドと観客が一体となったかのような最高のパフォーマンスが展開される。アンコールでは、ヨラン、グレン、そして、DOWNのフィル・アンセルモも加わって、この日のステージを締め括ってくれるが、淡々という言葉が相応しいかのようなトニー・アイオミとギーザー・バトラーのプレイが涙を誘うだろう。
 トニーによると、このステージを以って、HEAVEN & HELLの活動に終止符を打つという。ロニーが亡くなって当然と言えば当然なのだろうが、HEAVEN & HELLの歴史に終止符が打たれたことは非常に残念だ。バンドの最後の貴重なステージであるのでファンは是非、聴いて欲しい。

1. E5150 2. Mob Rules (1) 3. I (1) 4. Country Girl (2) 5. Children Of The Sea (2)
6. Turn Up The Night (1) 7. Voodoo (1) 8. Bible Black (2) 9. Falling Off The Edge Of The World (2)
10. Guitar Solo 11. Die Young (1) 12. Wendy Dio's Speech 13. Heaven And Hell (1)+(2)
14. Neon Knights (1)+(2)

Tony Iommi - Guitar  Geezer Butler - Bass  Vinnie Appice - Drums  Scott Warren - Keyboards
Jorn Lande - Vocal (1)  Glenn Hughes - Vocal (2)  Phil Anselmo - Vocal on Neon Knights