【取り寄せ】BLACK SABBATH - BRISBANE 1974(2CDR) [Shades 1211]

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商品詳細

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Festival Hall, Brisbane, Australia 7th November 1974 TRULY AMAZING SOUND

 絶頂期でありながら名録音がほとんどない秘境“SABBATH BLOODY SABBATH TOUR”。その最高峰となる絶品オーディエンス録音が登場です。
 そんな本作に刻まれているのは「1974年11月7日ブリスベン公演」。その全貌を伝えるフル・オーディエンス録音です。
先日は“VOL.4 TOUR”の超傑作『DEFINITIVE BRESCIA 1973(Zodiac 398)』が登場し、今週は“SABOTAGE TOUR”の奇跡盤『LONG BEACH ARENA 1975: MIKE MILLARD MASTER CASSETTES(Zodiac 401)』が永久保存。これまでオーディエンス録音の不毛期と言われていた70年代中期が一気に充実しました。本作は、そんな2作の間である“SABBATH BLOODY SABBATH TOUR”でも、マニア筋から「これぞベスト」と言われる名録音なのです。
 その中身をご紹介する前に、まずはショウのポジション。トニー・アイオミが「私にとっての最高傑作」と呼ぶ『血まみれの安息日』時代を振り返ってみましょう。

●1973年
・8月2日:LONDON MUSIC FESTIVAL出演
《12月1日『血まみれの安息日』発売》
・12月9日-19日:英国#1(4公演)
●1974年
・1月1日-19日:欧州(8公演)
・1月31日-2月25日:北米(23公演)
・4月6日:CALIFORNIA JAM I出演
・5月17日-6月9日:英国#2(14公演)
・11月5日-16日:豪州(8公演)←★ココ★

 これが“SABBATH BLOODY SABBATH TOUR”の全景。この時代の象徴と言えば“CALIFORNIA JAM I”出演ですが、最終盤には“BRITISH ROCK 'N' ROLL MONTH TOUR”と題したオーストラリア・ツアーを実施。本作のブリスベン公演は、その2公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウで記録された本作は、まさにツアーNo.1となる業物。なぜ、本作が「No.1」と断言できるのか。それはサウンドと長さの両面に理由があります。まず、長さ。意外に思われるかも知れませんが、サバスがフル・スケールのコンサートを行ったのは、この5thツアーが初めて。それまではCD1枚分の記録ばかりでしたが、ここから2枚組サイズの記録が登場し始めたのです。しかし、その5thツアーにしてもすべてが長尺のショウだったわけではなく、さらに80分超え(つまり2枚組サイズ)の記録として残っているのは4本のみ。ここでちょっと整理してみましょう。

・2月21日:プロヴィデンス公演『PROVIDENCE 1974 DAN LAMPINSKI MASTER』
・11月7日:ブリスベン公演 ←★本作★
・11月10日:シドニー公演(Paranoidにカット有り)
・11月12日:メルボルン公演(音質が今イチ)

 以上の4本。このうちプロヴィデンス公演とシドニー公演は2枚組ではあってもカットがあり、完全収録ではない。残るはブリスベン公演かメルボルン公演となるわけですが、ここでサウンド差でブリスベン録音こそがベスト、となるのです。実際、そのサウンドは絶品。『DEFINITIVE BRESCIA 1973』『LONG BEACH ARENA 1975』とは違ってあくまでもヴィンテージ・オーディエンスではありますが、力強い芯がグイグイと迫り、ディテールも鮮やか。他のオーディエンス録音はもちろんのこと、5thツアーの象徴であるカリフォルニア・ジャムのサウンドボードよりずっと聴きやすい名録音です。しかも、本作はその最高峰。既発群も知られる録音ではありますが、本作は近年発掘された1stジェネ・マスターからダイレクトにCD化されたもの。昨日録音したかのような瑞々しい鮮度が素晴らしい銘品なのです。
 そんなサウンドで描かれるのは、素晴らしき“SABBATH BLOODY SABBATH TOUR”の世界。このツアーは基本的に“VOL.4 TOUR”のマイナーチェンジ。ここでは分かりやすいよう、有名な『LIVE AT LAST』と比較しながら整理してみましょう。

・PARANOID:War Pigs/Iron Man(★)/Paranoid
・MASTER OF REALITY:Sweet Leaf/Embryo/Children Of The Grave
・VOL.4:Tomorrow's Dream/Snowblind/Supernaut
・SABBATH BLOODY SABBATH:Killing Yourself To Live/Sabbra Cadabra(★)/Sabbra Cadabra (reprise)(★)
・SABOTAGE:Megalomania(★)
※注:「★」印は『LIVE AT LAST』では聴けない曲。

……と、このようになっています。「Iron Man」の復活もありますが、“VOL.4 TOUR”との一番の違いはショウ後半のジャムタイム。“VOL.4 TOUR”までは「Wicked World」をテーマにしていましたが、“SABBATH BLOODY SABBATH TOUR”・“SABOTAGE TOUR”では「Sabbra Cadabra」がテーマ曲。更に言いますと、「Sabbra Cadabra」がリプライズする構成は5thツアーだけでした。
 そんなセットの特徴はカリフォルニア・ジャムでも聴けたのですが、さらに長尺ショウでは何が違うかと言うと、やはり後半のジャムタイム。5thツアーでは持ち時間の差をジャムの長さで調整していたのか、本作では「Sabbra Cadabra」メドレーだけで45分以上(!)。その間には各人のソロや「Supernaut」「Iron Man」などが盛り込まれますが、本作でポイントなのは初期バージョンの「Megalomania」。一部がジャムに盛り込まれる感じですが、インストではなくオジーも仮歌詞で歌う。もちろん、本作は“SABBATH BLOODY SABBATH TOUR”のベスト録音ですから、この貴重バージョン「Megalomania」も本作がベストなのです。

 これまで“VOL.4 TOUR”/“SABBATH BLOODY SABBATH TOUR”/“SABOTAGE TOUR”は名録音の絶滅時代と言われてきましたが、『DEFINITIVE BRESCIA 1973』『LONG BEACH ARENA 1975』の登場でその常識は崩れ去りました。 『DEFINITIVE BRESCIA 1973』『LONG BEACH ARENA 1975』はそれぞれが超絶なる音楽作品ではありますが、「サバス史」を体験するためには、その間が必要。本作は、それに最適の2枚組なのです。唯一、秘境として残った“SABBATH BLOODY SABBATH TOUR”の最高峰。どうぞ、奇跡のプレス・タイトル群と合わせてサバス史の現場をご体験ください。

Disc 1 (29:17)
1. Tomorrow's Dream
2. Sweet Leaf
3. Killing Yourself To Live
4. War Pigs
5. Snowblind 

Disc 2
(55:49)
1. Sabbra Cadabra
2. Guitar Solo incl. Orchid 
3. Megalomania
4. Sometimes I'm Happy
5. Drum Solo
6. Supernaut
7. Iron Man
8. Guitar Solo/Jam
9. Sabbra Cadabra (reprise)
10. Embryo/Children Of The Grave
11. Paranoid

Ozzy Osbourne - Vocals
Tony Iommi - Guitar
Geezer Butler - Bass
Bill Ward - Drums