【近日入荷】GENESIS - MUNICH 1975(2CDR) [Amity 611]

【近日入荷】GENESIS - MUNICH 1975(2CDR) [Amity 611]

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商品詳細

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Live at Circus Krone, Munich, Germany 4th April 1975 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND

 サウンドボードの穴場となっている“THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY TOUR”の大陸ヨーロッパ編。その現場を極上体験できるライヴアルバムが登場です。
 そんな本作に収められているのは「1975年4月4日ミュンヘン公演」。その傑作オーディエンス録音です。現在、世界のマニア間では“ブロードウェイ・ツアー”のオーディエンス録音がにわかにブーム。新マスターの発掘や従来録音のブラッシュアップなどが相次いでいます。今週は、そんな中でも王座に輝く超傑作『SOUTHAMPTON 1975(Virtuoso 433/434)』となり、フランス編の『ANNECY 1975(Amity 612)』も同時リリース。ワールド・ツアーの全体像はそうした他作品の解説に譲り、ここではヨーロッパ・ツアーの各作品を日程で細かく整理してみましょう。

●欧州#1
・2月19日-3月22日(17公演)
・3月22日『ANNECY 1975』
・3月24日-4月3日(8公演)
・4月4日:ミュンヘン公演 ←★本作★
・4月5日-4月12日(7公演)
●英国
・4月14日『WEMBLEY 1975 1ST NIGHT: MASTER TAPES』
・4月15日:ロンドン公演
・4月16日『SOUTHAMPTON 1975』
・4月18日:リバプール公演
・4月19日『DEFINITIVE LIVERPOOL 1975』
・4月20日-5月2日(11公演)
●欧州#2
・5月8日-24日(13公演)

 これが“THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY TOUR”のヨーロッパ・レッグ。大雑把には「欧州#1(34公演)→英国(16公演)→欧州#2(13公演)」という流れで、本作のミュンヘン公演は「欧州#1」の27公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウで記録された本作は、なんとも「惜しい!」傑作オーディエンス録音。とにかく基本のクオリティが異様に高い。芯は極太で距離感などまるでなく、ディテールの細やかさはサウンドボード並。鳴りは美しい艶を湛えながらも濁りや曇りを起こさず、客録ならではの荘厳さや降り注ぎ感を演出してくれる。さらに言えば、オーディエンス・ノイズも極少。曲間になると盛大な喝采が会場中に広がりつつ、その1粒1粒は秋雨のように細やか優しく、スペクタクルだけを美味しく感じさせながらも耳障りな奇声や拍手が演奏を妨げることがない。それこそ、今週永久保存された新名盤『SOUTHAMPTON 1975』にも劣らず、極上のサウンドで“眩惑ブロードウェイの現場体験”が出来るのです。
 では、何が「惜しい」のか。まず、アンコールの欠落。このツアーは『眩惑のブロードウェイ』を完全再現した後、アンコールに1曲だけ演奏するされ、日替わりで「The Knife」「Watcher of the Skies」「The Musical Box」のどれかが選ばれる。しかし、本作はメインセットのみで終了。他に録音も存在せず、現在に至るまでこの日のアンコールがどの曲だったのかも分かっていません。
 まあ、これだけなら永久保存プレス化しても構わないのですが、問題になったのが序盤のノイズ。オープニングの「The Lamb Lies Down on Broadway」から4曲目の「Cuckoo Cocoon」までジリジリとした雑音が入ってしまうのです。恐らく、このノイズは録音が良すぎる事も原因。どうやらテーパー側に問題はなかったようで、ノイズの発生源は現場PA。もちろん、演奏そのものを妨げるほどのノイズではないのですが、本作はあまりにも音が良く、PAが発するささやかな雑音まで綺麗に(?)拾ってしまっているのです。PAが原因では如何ともし難く、マスタリングで加工してしまったら演奏そのものに影響が出て現場の真実を汚すことにもなってしまう……この歯がゆさこそ、「惜しい!」の意味なのです。
 ともあれ、そのノイズやアンコールの未収以外には欠点らしい欠点が見当たらない。「In the Cage」以降は艶やかな美音が全開で、問答無用に「まるでサウンドボード」と呼ぶに相応しい超クリア&密着サウンドでロック史に輝く『眩惑のブロードウェイ』物語が語られていくのです。

 ピーター・ガブリエル時代でも最大のサウンドボード大豊作ツアー“THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY TOUR”。その中にあってサウンドボードが発掘されていない“大陸ヨーロッパ編”をライン感覚で楽しめる「サウンドボード代わり」の1本です。“オーディエンスならではの美”を愛されるのであれば全編艶やかな『ANNECY 1975』を、あくまでもライン代わりを求めるのであれば本作を。お好みに併せて“極上のブロードウェイ体験”をお選びください。

Disc 1(47:46)
01. The Lamb Lies Down on Broadway
02. Fly on a Windshield
03. Broadway Melody of 1974
04. Cuckoo Cocoon 
05. In the Cage
06. The Grand Parade of Lifeless Packaging
07. Story of Rael 1
08. Back in NYC
09. Hairless Heart
10. Counting Out Time
11. The Carpet Crawlers
12. The Chamber of 32 Doors

Disc 2(57:44)
01. Story of Rael 2
02. Lilywhite Lilith
03. The Waiting Room
04. Anyway
05. Here Come the Supernatural Anaesthetist
06. Interlude
07. The Lamia
08. Silent Sorrow In Empty Boats
09. The Colony of Slippermen
10. Ravine
11. The Light Dies Down on Broadway
12. Riding the Scree
13. In the Rapids
14. It