GENESIS - ROCHESTER 1974(2CD) plus Bonus DVDR [Virtuoso 274/275]

GENESIS - ROCHESTER 1974(2CD) plus Bonus DVDR [Virtuoso 274/275]

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商品詳細

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Live at Auditorium Theater, Rochester, New York, USA 17th December 1974 STEREO SBD

 ピーター・ガブリエル時代GENESISの頂点にして、英国プログレッシヴ・ロックの金字塔『眩惑のブロードウェイ』。その“最後の完全再現サウンドボード”とも呼ばれた名録音が極上クオリティとなって登場です。
 本作に封じ込まれているのは「1974年12月17日ロチェスター公演」。この“THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY TOUR”は、1974年11月から始まっており、この炉茶スター公演は、ツアー序盤の北米日程にあたります。ツアー序盤なのに“最後に残されたサウンドボード”とは何なのか。それをご説明する前に、『眩惑のブロードウェイ』完全ライヴのサウンドボード事情を振り返ってみましょう。

・1974年12月16日トロント  『MAPLE LEAF LAMB』
・1974年12月17日ロチェスター【本作】
・1975年1月10日フロリダ  『DEFINITIVE FLORIDA LAMB』
・1975年1月11日レイクランド『ULTIMATE LAMB』
・1975年1月24日ロサンゼルス『LAMB MASTER IN LOS ANGELES』
・1975年1月28日フェニックス『THE LAMB LIES DOWN IN PHOENIX』
・1975年4月19日リヴァプール『THE LAMB LIES DOWN ON EMPIRE』

 上記の他にもサウンドボードはありますが、ショウの全景を収めているのは以上です。いずれも大人気を博してきたタイトルがズラリと並ぶ壮観ぶりですが、本作のロチェスター公演は、その中で唯一タイトル化されてこなかったもの。それが“最後に残された”の意味なのです。では、なぜリリースされてなかったのか。その理由は、クオリティでした。本作の大元マスターが初めて登場したのは2008年。当時、発掘ラッシュに沸いていたのをご記憶の方も多いと思います。その中でも究極クオリティで一世を風靡した『ULTIMATE LAMB』やオフィシャル『ARCHIVE #1』の大元音源『LAMB MASTER IN LOS ANGELES』、唯一の本国フルサウンドボード『THE LAMB LIES DOWN ON EMPIRE』といった錚々たる名録音を前にして、ロチェスター公演はやや分が悪かったと言わざるを得なかったのです。
 それから8年。“最後のサウンドボード”にも転機が訪れました。ある海外のコアマニアが「この数年で編集機材の性能は著しく向上した。今こそ、不可能を可能にするときだ」と宣言。ピッチがランダムに狂う大元マスターと格闘し、ノイズを取り、劣化を修復、欠けのあった「Anyway」をフェニックス公演で繋ぐ………ネット上では、その苦労話も含めて話題になっているところなのです。本作は、そんなマニアの情熱が詰まった修復マスターも元にしたもの。実際、8年前の大元音源から飛躍的に向上したクオリティを初めて耳にしたときには、その作業の困難さが目に浮かぶほどに素晴らしいものでした。しかし、それでも完璧ではなかった。詳細にチェックしてみると、ピッチやノイズの直し残しがいくつか散見。修復されたパートのピッチも完全には合っていなかった。海外マニアの情熱には全霊の敬意を惜しまないものの、その苦労が偲ばれるからこそ完璧にしたい。僭越ながら最後のツメとなる修復を施し、本作が誕生したのです。
 そうして生まれ変わったロチェスター公演は、見事に並みいるサウンドボード傑作群の仲間入りを果たしている。驚くべきは、猛烈な根性マスタリングを経ているはずなのにサウンドの鮮度が落ちていない。さすがに「Anyway」こそパッチしているのは感じられますが、それ以外に加工感がまるでなく、まるで最初から丸っきり傷のないマスターだったかのように聞こえるのです。そのサウンドは、オフィシャル的な磨きよりは、卓直結の生々しさを誇っており、文字通りの耳元感覚が鮮烈。特にガブリエルの歌声や物語を語るMCはマイクに流し込まれる息づかいまで聞こえるようですし、静寂になると漏れる現場アンプのジーというノイズまで激リアル。もう、耳元どころか、耳にプラグを突っ込んで脳内でミックスしているかのような直結感で生演奏が頭の中に響くのです。

 ガブリエル時代GENESISへの愛と情熱と執念、そして現代技術の進歩が生み出した、新たなる『眩惑のブロードウェイ』。PINK FLOYDの『THE WALL』と並ぶ輝きをロック史に刻みながら、二度と再演されることはないであろう大作物語の極み。その最後のサウンドボードが、ついにプレス・クオリティに生まれ変わりました。ロック・コンサートが舞台芸術となった歴史的な偉業、どうぞ極上のサウンドでご体験ください。


Disc 1 (50:04)
1. The Lamb Lies Down On Broadway 2. Fly On A Windshield 3. Broadway Melody Of 1974
4. Cuckoo Cocoon 5. In The Cage 6. The Grand Parade Of Lifeless Packaging
7. Story Of Rael (Part 1) 8. Back In N.Y.C. 9. Hairless Heart 10. Counting Out Time
11. The Carpet Crawlers 12. The Chamber Of 32 Doors 

Disc 2 (67:00)
1. Story Of Rael (Part 2) 2. Lilywhite Lilith 3. The Waiting Room 4. Anyway *
5. Here Comes The Supernatural Anaesthetist 6. Interlude 7. The Lamia
8. Silent Sorrow In Empty Boats 9. The Arrival 10. The Colony Of Slippermen
11. Ravine 12. The Light Dies Down On Broadway 13. Riding The Scree
14. In The Rapids 15. It 16. The Musical Box

*Civic Plaza Assembly Hall, Phoenix, AZ. USA 28th January 1975

STEREO SOUNDBOARD RECORDING

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★★特別企画

★『眩惑のブロードウェイ』完全再現ライヴのサウンドボード・アルバム『ROCHESTER 1974』に、当日の貴重映像を収めた映像作品『ROCHESTER 1974 THE VIDEO』が特別に付属いたします。

GENESIS - ROCHESTER 1974 THE VIDEO(Special Bonus DVDR)
Live at Auditorium Theater, Rochester, New York, USA 17th December 1974

 『眩惑のブロードウェイ』再現ツアー“最後のサウンドボード”がプレスクオリティで蘇った『ROCHESTER 1974』。ピーター・ガブリエル時代GENESISだけがなし得た舞台演劇ライヴを伝える見事なアルバムです。しかし、演劇的だからこそ、目で見てこそ真価が分かるというもの。そこで、そのボーナスには演劇調パフォーマンスをカラーで記録した映像作品をお贈りします。

 本作は、本編プレス2CDと同じ「1974年12月17日ロチェスター公演」を撮影した8ミリフィルム。わずか7分の短い映像なのですが、その短い間に「The Lamb Lies Down On Broadway」から「The Colony Of Slippermen」までの10曲分の名シーンが散りばめられています。しかも、そのクオリティが素晴らしい。70年代のフィルム撮影らしいアナログの質感を湛えつつ、カラー発色の美しさ、ほとんどノイズのない保存状態は、40年以上前の映像とは思えないほど。しかも、音声には同日サウンドボードを被せられている。サウンドボード音声に乗せてダイジェストで名シーンを紡いでいく構成なので、まるで本編プレス2CDのプロモクリップのように観られるのです。

 そして、そのクオリティで“THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY TOUR”の世界が観られるのですからたまらない。ときに白シャツ+革ジャンに身を包み、ときに上半身裸になってレエルそのものとなったガブリエルが、シーンに沿ってパントマイムのようなアクションで物語を紡いでいく。もちろん、あのスリッパーマンも登場します。そして、ガブリエルだけでなく、演奏力のアップした他のメンバーたちの姿もばっちり。暗めの画面は「手元までクッキリ」とは行きませんが、黒子に徹しながらも複雑な楽曲を難なくこなしていく姿や、歌いながらドラムを叩くフィルコリンズもしっかりと観られるのです。

 わずか7分間の映像ではありますが、一見は百聞を超える。この映像を見るのと見ないのとでは、本編プレス2CDを聴いて浮かぶ光景は、まるで違うものになるでしょう。貴重極まる“THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY TOUR”の映像にして、屈指のクオリティで当時の光景を伝えてくれる傑作映像。本編プレス2CDの魅力を最大限に引き出してくれる逸品。ぜひ、併せてお楽しみください。

The Lamb Lies Down On Broadway / Fly On A Windshield / Cuckoo Cocoon / In The Cage /The Grand Parade Of Lifeless Packaging / Back In N.Y.C. / Hairless Heart / Counting Out Time / Here Comes The Supernatural Anaesthetist / The Lamia / The Colony Of Slippermen

COLOUR NTSC Approx. 7min.