YES - L.A. FORUM 1974: MIKE MILLARD MASTER TAPES(2CD) [Virtuoso 439/440]

YES - L.A. FORUM 1974: MIKE MILLARD MASTER TAPES(2CD) [Virtuoso 439/440]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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The Forum, Inglewood, CA, USA 18th March 1974 TRULY PERFECT SOUND*LONGER & UPGRADE

 完全に2020年の主役となっている伝説名手マイク・ミラードのオリジナル・マスター発掘。その最新弾となる歴史的傑作がプレス2CDで登場です。

【ロック史上に残る究極の大作ツアー】
 今回、永久保存を果たしたのは大作主義を極めたYESの“TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS TOUR”。その一幕である「1974年3月18日イングルウッド公演」の極上オーディエンス録音です。1974年と言えば、ミラードにとっても黎明期。彼自身が作成したと言われるリストによると5番目にあたる録音でした。そもそも、それほど初期から録音していたのはミラード自身がYESファンだったから。まずは、伝説名手の初期衝動に火を付けた”海洋地形学ツアー”の全体像を振り返り、ショウのポジションを確かめてみましょう。

●1973年
・11月16日-12月10日:英国(25公演)
《12月7日『海洋地形学の物語』発売》
●1974年
・2月7日-28日:北米#1(21公演)
=「追憶」がセット落ち=
・3月1日-25日:北米#2(22公演)←★ココ★
・4月11日-23日:欧州(10公演)
《5月18日:リック・ウェイクマン脱退》
※注:上記は大まかなもの。全日程の演目は判明しておらず、「北米#」以前でも全曲演奏ではない日もあります。

 これが世紀の大作ツアー。何しろ、このツアーは『危機』と『海洋地形学の物語』の2作を丸ごと演奏するとうコンセプトでスタートしたもの。さすがに間延びしたのか途中で「追憶」がセットから落ちるようになりましたが、それでも10分-20分クラスの大曲を6つも並べた類い希なるツアーでした。本作のイングルウッド公演は、そんな歴史的ツアーの後半。「北米#2」の17公演目にあたるコンサートでした。

【長年愛されてきたミラード録音の最高峰更新盤】
 そんなショウで記録された本作は、伝説録音のマスター・サウンドを伝える銘品中の銘品。そもそも、この録音は”海洋地形学ツアー”の至宝として愛されてきたもの。大曲ぞろいのショウはロックが描きうるドラマティシズムの極地であったわけですが、残念ながらサウンドボード録音は残されなかった。そのため、長年に渡ってマニア達が極上オーディエンスを追い求め続けてきたのですが、この録音こそが“最終回答(の1つ)”だったのです。もちろん、その要は絶大なサウンド・クオリティ。ミラード・コレクションを「高音質」と呼ぶのは当たり前すぎて気が引けますし、あまりの素晴らしさはボキャブラリの限界も超えるほどなのですが、事実は事実。距離の感じられないオンな芯、細やかなディテール、不思議なほどに遠いオーディエンス・ノイズ……。わずか5回目にして、どうしてここまでのサウンドで捉えられるのか。「努力が天才を作る」とは言いますが、やはり天才は最初から天才なんじゃないか……そう思わずにはいられません。
 しかも、本作は現代で臨みうる最もオリジナルなサウンド。ミラードの大元カセットからダイレクトにダビングされたDATを起源にしており、かの名門「JEMS」が発表したマスターなのです。実のところ、以前も似たような触れ込みのマスターが発掘されたこともあり、当店でも『TALES FROM GREAT WESTERN』として愛されました。しかし、今回のJEMS盤はすべてにおいて凌駕している。サウンド面でもアップしていますが、特に素晴らしいのは最長を更新していること。開演時のイントロや終演時のアウトロはもちろんのこと、テープチェンジでフェイドするパートやディスクの分割部までもが長く収録されているのです。
 ほぼほぼすべての面でアップグレードしていたJEMSマスターですが、顕微鏡的に分析してみるとごく一部、従来マスターの方が勝っていたパートもありました。それは「古代文明」。終盤の録音漏れパートを翌日“3月19日”のミラード録音でパッチするのが伝統となっていますが、新マスターは当日分が少し(39秒)短かった。また、原因は不明(恐らくトランスファー時のミスでしょう)ながら2カ所(5秒と6秒)の無音部も発生していました。本作では、そうしたパート(合計50秒)も『TALES FROM GREAT WESTERN』で補填。ネット公開された原音バージョンを超越する、“当日の最長版”を実現したのです。

 ショウの中身については、多く語る必要もないでしょう。『危機』全曲+『海洋地形学』3曲というセットを、脂の乗りきった“黄金の5人”が演奏している。まさに大作系プログレッシヴ・ロックの理想郷を体現したショウなのです。本作は、その現場をミラードのマスター・サウンドによって永久保存したプレス2CD。オーディエンス録音という事実関係からオモテ世界の名盤とはなり得ないのでしょうが、その真価は『イエスソングス』さえも超越する超名盤。シンフォニック・ロックの至宝、どうぞ思う存分じっくりとご体験ください。

★既発『TALES FROM GREAT WESTERN』と比較して、イントロ/アウトロ/テープチェンジ個所/ディスク割個所 全てが長く収録されている。音質もアップグレード。

(リマスター・メモ)

★今回発表されたミラード・マスター盤での改善点。
*原因不明ながらThe Ancientの下記が無音で欠落。
12:41 - 12:46 / 12:58 - 13:04
既発の音質とピッチを調整した後、補填したので判らなくなっています。

*今回盤はThe Ancient 18:03から最後までがザックリと3/19ロング・ビーチ公演に入れ替えられていたが、
18:03 - 18:42迄は既発(3/18)に収録されているので、
その部分を調整して違和感なく入れ替え、
18:42から3/19公演へときれいに繋ぎました。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (63:24)
1. Firebird Suite
2. Siberian Khatru
3. And You And I
4. Close To The Edge
5. The Revealing Science Of God

Disc 2 (45:19)
1. The Ancient
2. Ritual

Jon Anderson - Vocals
Steve Howe - Guitars
Chris Squire - Bass
Rick Wakeman - Keyboards
Alan White - Drums