URIAH HEEP - MUNSTER 1972(2CDR) [Uxbridge 1313]

URIAH HEEP - MUNSTER 1972(2CDR) [Uxbridge 1313]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Munsterlandhalle, Munster, Germany 3rd May 1972 TRULY AMAZING SOUND

 70年代英国ハードロックの英雄URIAH HEEP。その一大全盛期に立ち会える歴史的ライヴアルバムが登場です。
 そんな本作に収められているのは「1972年5月3日ミュンスター公演」。その全像を伝える傑作オーディエンス録音です。1972年と言えば、栄光の歴史でも最重要の1年。ゲイリー・セイン&リー・カースレイクが加入して“黄金の5人”が揃い、名盤中の大名盤『悪魔と魔法使い』『魔の饗宴』を立て続けにリリース。全盛期でも極めつけの刹那でした。まずは、その歩みを振り返ってショウのポジションを確かめてみましょう。

・1月1日-6日:イタリア(6公演)
・1月13日-3月10日:北米#1(44公演)
・3月29日-5月18日:欧州#1a(31公演)←★ココ★
《5月19日『DEMONS AND WIZARDS』発売》
・5月19日-6月19日:欧州#1b(23公演)
・6月24日-8月5日:北米#2(31公演)
・8月12日-24日:欧州#2(4公演)
・9月14日-10月6日:欧州#3(4公演)
《10月『THE MAGICIAN'S BIRTHDAY』完成》
・10月13日-12月17日:北米#3(43公演)

 これが1972年のURIAH HEEP。セイン&カースレイクが揃ったのは前1971年12月だったわけですが、すぐさまツアーに乗り出し、1972年は大名盤『悪魔と魔法使い』『魔の饗宴』を制作しながらも186公演(つまり、2日に1回以上のペース)を実施。「一体いつアルバムを作ったんだ!?」としか思えない異常なハイペースで絶頂の1年を駆け抜けました。本作のミュンスター公演は、そんな奇跡の1年出も序盤。『悪魔と魔法使い』が発売される直前の「欧州#1a」の24公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウで記録された本作は、貴重な黄金期の完全録音。実のところ、古くから録音自体は知られていたのですが、それらは不完全な1枚物でした。本作は、その完全版として世界中のマニアに衝撃を振りまいた銘品マスターなのです。そして、貴重なだけでは済まないのが素晴らしいサウンド。あくまでヴィンテージ・オーディエンスではありますが、力強い芯が距離感もなく耳元に迫り、ディテールまで鮮やか。URIAH HEEPはDEEP PURPLEと同じくギターとキーボードが火花を散らす構造ですし、そこにぶ厚いコーラスまで乗る。塊になると急に聞きづらくなってしまうのですが、本作にその心配はない。ギターvsキーボードのリード合戦も鮮やかで、デヴィッド・バイロンとケン・ヘンズレーの歌声もキチンと聞き分けられるのです。
 そんなサウンドで描かれるのは、神懸かっているとしか思えない絶頂時代のフルショウ。彼らの全盛期と言えば、オフィシャルの伝統盤『URIAH HEEP LIVE』が有名なわけですが、あれは『魔の饗宴』ツアー。本作はセットも異なりますので、比較しながら整理してみましょう。

●...VERY 'EAVY ...VERY 'UMBLE(1曲)
・Gypsy
●SALISBURY(2曲)
・Bird Of Prey(★)/Lady In Black(★)
●LOOK AT YOURSELF(5曲)
・I Wanna Be Free(★)/July Morning/Tears In My Eyes/Look At Yourself/Love Machine
●DEMONS AND WIZARDS(3曲)
・Easy Livin’/Rainbow Demon(★)/The Wizard(★)
●その他;Rock 'n' Roll Medley
※注:「★」印はオフィシャルの伝統盤『URIAH HEEP LIVE』でも聴けない曲。

……と、このようになっています。『LIVE』では聴けない初期の「Bird Of Prey」「Lady In Black」も美味しいのですが、それ以上なのが『対自核』の「I Wanna Be Free」。1972年でも7月までしか記録がなく、現在にいたるまで封印されている名曲。それを素晴らしいサウンドで現場体験できるのです。さらに言えば「Rock 'n' Roll Medley」もポイント。70年代ではお馴染みなイメージもあるのですが、このメドレーがショウのハイライトとなったのが丁度この頃。本作は、その最古の記録とも言われているのです。
 そして、そんなセットを綴るパフォーマンスが凄い。とにかくファンタジックな名曲の再現度が素晴らしく、切り裂くバイロンのシャウトはスタジオ作を軽々と凌駕。キーボード&コーラスのヘンズレーも魔術師の如き活躍ぶりで、ミック・ボックスとの絡みもキレッキレ。「鍵盤vsギターvsハイトーンVo」と言えばDEEP PURPLEやYESも同期になるわけですが、URIAH HEEPはまさに両者の良いとこ取り。パワフルな押しの強い疾走感や20分以上もインプロをブチかますスタイルはDEEP PURPLEを想起させ、ぶ厚いコーラスによる美世界の構築感はYESにも匹敵する。そのフルショウを極上体験できる……まさに英国ロックの至福となるライヴアルバムなのです。

 ハードロックのダイナミズムと、シンフォニックロックの美しさを併せ持っていた絶頂期のURIAH HEEP。その後の迷いやメンバーの死によって王座に君臨する事はなかったわけですが、その絶頂期はDEEP PURPLEやYESとも伍する存在でした。本作は、それを百の言葉よりも雄弁に証明する音の証人。どうぞ、この機会に心ゆくまで英雄のフルショウを現場体験してください。

Disc 1(58:11)
1. Bird Of Prey
2. I Wanna Be Free
3. Easy Livin'
4. July Morning
5. Improvisations incl. Guitar Solo, Bass Solo, Drum Solo
6. Tears In My Eyes
7. Rainbow Demon

Disc 2(44:47)
1. The Wizard
2. Gypsy
3. Look At Yourself
4. Lady In Black
5. Love Machine
6. Rock 'n' Roll Medley

David Byron - Vocals
Mick Box - Guitars
Gary Thain - Bass
Lee Kerslake - Drums
Ken Hensley - Keyboards