QUEEN - DEFINITIVE PORTLAND 1974: MASTER TRANSFER(1CD) [Wardour-304]

QUEEN - DEFINITIVE PORTLAND 1974: MASTER TRANSFER(1CD) [Wardour-304]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Exposition Hall, Portland, ME, USA 28th April 1974 TRULY PERFECT SOUND

 全世界を震撼させた衝撃の大名盤がブラッシュ・アップして復刻です。その衝撃の正体とは「1974年4月28日:ポートランド公演」の超・極上オーディエンス録音。そう、“QUEEN II TOUR 1974”の現場を伝えた『HAIL TO MAJESTY』のアップグレード・アルバムです。
 『HAIL TO MAJESTY』は、真に衝撃の1枚でした。このショウは古くから記録が知られていたものの、それらはすべて“聴けるだけありがたい”レベル。「極初期のオーディエンスならこんなもんだよね……」と半ば常識的に語られるようなクオリティのものばかりでした。しかし、今から10年前に登場した『HAIL TO MAJESTY』は、そんな常識を一気にひっくり返した。誰もが現存すらしないと信じ切っていた大元マスターが発掘され、そこからダイレクトにデジタル化されたサウンドは、今まで聴いてきた録音と元が同じとは思えなかった。距離感などまるでない芯が轟き、ディテールまで鮮やか……いや、それ以上。4人が紡ぐ1音1音の細部に密着感が宿っている。もちろん、ヘッドフォンで耳を澄ませば現場の会場音響にも気付くものの、そうでもしない限りサウンドボードとなんら変わらない。歌詞の1語どころか1音節までクッキリしており、美麗なコーラスも塊にならない。その上で、異様に安定している。LED ZEPPELINが引き合いに出されていた若々しいハードロックが全開に轟いてもビビリもせず、マイクが揺れるそぶりも見せない。ゴリゴリとした初期ならではのビートの1打1打が立ち上がりから消音まで綺麗に捉えられ、うねるベースラインもくっきりとしているのです。
 そんな『HAIL TO MAJESTY』は、全世界のQUEENマニアから絶賛され、瞬く間に完売・廃盤。長らく入手困難となってきました。本作は、その衝撃マスター・トランスファーを最新・細心のリマスタリングで磨き上げたもの。とは言っても、せっかくのマスター・サウンドを無粋な音圧稼ぎで汚すようなマネはいたしておりません。主なポイントは、各音域のバランスと立体感。原音からサウンドボード的な超・高音質でしたが、やや平坦でもあった。そこで1音1音の輪郭を浮き立たせ、分離を強調。その結果、4人の間にある“スキマ”まで感じられるサウンドを実現しているのです。
 そうしサウンドで描かれるのは、若きQUEENの苛烈なる熱演。ここでショウのムードを知る意味でも、当時のスケジュールからポジションを確認してみましょう。

・3月1日-4日:英国#1(4公演)
《3月8日『QUEEN II』発売》
・3月8日-4月2日:英国#2(18公演)
・4月16日-5月12日:北米(20公演)←★ココ★
《7月『SHEER HEART ATTACK』制作開始》

 これが“QUEEN II TOUR 1974”の全体像。本作のポートランド公演は、「北米」ツアー9公演目にあたるコンサートでした。コレが重要。実は、このツアーこそがQUEEN初の全米ツアーだった。それまでも西ドイツやルクエンブルクで数回ショウがなくはなかったものの、ほぼほぼ母国イギリスのみでした。そんな彼らが大洋を渡り、噂に聞く新大陸を目の当たりにした。カルチャー・ショックに舞い上がり、無我夢中になって自らの曲を繰り出していく。そのぶっ飛んだハイテンションぶりは、単に若いだけでは説明が付かない。ビートは暴力的なまでに激しく、叫んでも美しいフレディの声量は異様なレベル。「Son And Daughter」「Keep Yourself Alive」でギターソロが崩壊しそうになってもお構いなしの爆裂な勢い……。シングルB面曲だった激レア曲「See What A Fool I've Been」やロックンロール・メドレーで飛び出すリトル・リチャードの「Bama Lama Bama Loo」など、貴重な曲もご紹介しなくてはいけないのですが、それさえも忘れてしまう。CDプレイヤーの電源を抜いても大音量で鳴り続けるんじゃないかと思うほどのエネルギーがスピーカーから吹き出してくるのです。
 そんな本編ポートランド公演だけでも圧倒的ですが、本作はオリジナルの『HAIL TO MAJESTY』と同じく極上のボーナス・トラックも収録しています。それは初渡米を目前に控えた「1974年3月31日ロンドン公演」のFM放送。伝統のアナログ大名盤『SHEETKEECKERS』のサウンドボード・マスターです。これまでも数限りない既発を生み出してきた1974年の象徴音源ですが、本作はその最高峰版。針パチもない艶やかなサウンドで、過去最高と言われた『HAIL TO MAJESTY』でさえわずかに残っていたノイズもトリートメント。本編ポートランド編と続けて聴いても違和感のないバランスに整えて復刻しました。
 もちろん、すでに公式作『LIVE AT THE RAINBOW '74』にもなっているわけですが、伝統サウンドに宿る時代感は何物にも代え難い。当時のファンは自分の部屋でこの放送で新たなるヒーローの登場を直感し、世界中のマニアが伝統のアナログ盤で素晴らしき“QUEEN II TOUR”の世界を知っていった……そんな伝説の音がそっくり流れ出てくる。これもまた、ステージとは違う“1974年の現実感”。本作は、そんなファンの想いが染み込んだ録音を最高峰クオリティで永久保存しているのです。

 まさに名盤中の名盤、銘品中の銘品。あの素晴らしき『QUEEN II』を生み出し、新世界へ羽ばたいたばかりのQUEEN。その現場に、サウンドボードばりのクオリティで立ち会える超絶なるライヴアルバムです。27歳だったフレディ・マーキュリーの目の前に立てる不朽の大名盤。その最高峰を更新する1枚。どうぞ、刮目してご体験ください。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

(79:57)
Live at Exposition Hall, Portland, ME, USA 28th April 1974

1. Procession 2. Father To Son 3. Ogre Battle 4. Son And Daughter
5. See What A Fool I've Been 6. Liar 7. Keep Yourself Alive
8. Modern Times Rock 'n' Roll 9. Big Spender 10. Bama Lama Bama Loo

Bonus Tracks
Live at Rainbow Theatre, London, UK 31st March 1974

11. Procession 12. Father To Son 13. Ogre Battle 14. Son And Daughter
15. Keep Yourself Alive 16. Seven Seas Of Rhye 17. Modern Times Rock 'n' Roll
18. Liar