BLACK SABBATH - UNDER THE SUN: OHIO 1972(1CDR) [Shades 034]

BLACK SABBATH - UNDER THE SUN: OHIO 1972(1CDR) [Shades 034]

販売価格: 1,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Hara Arena, Dayton, Ohio, USA 15th July 1972 PERFECT SOUND

 オリジナルBLACK SABBATH初期の傑作として名高い「VOL.4」からのライヴは、'73年3月のイギリスツアーにおけるショウが公式レコーディングされ、後に(当時はメンバーの許可を得ないまま)「LIVE AT LAST」としてリリースされ、多くのファンが知る所となりました。
 この「VOL.4」ツアーは大変珍しい事に「Black Sabbath」の演奏例が確認されていない(おそらくツアーを通じてセット落ちしていた)ツアーであり、'72年夏のアメリカツアー、'73年1月のオセアニアツアー、そして'73年2月から3月のヨーロッパ・イギリスツアーと、セットリストの変化も大きかった事でもファンに知られています。このSABBATH史上でも特筆される「VOL.4」ツアーより、'72年アメリカツアーの様子を状態の優れたオーディエンス録音で楽しませてくれるのが、本作「UNDER THE SUN」です。

 本作は'72年7月15日のオハイオ州デイトン"ハラ・アリーナ"公演を、40年前の録音としても充分以上に高音質と言えるオーディエンス録音で、約1時間に渡ってほぼ完全収録しています。この'72年夏のアメリカツアーは「VOL.4」リリースに先立って行われたものです。先の「MASTER OF REALITY」ツアーの終盤でも初期型が演奏されていた「Tomorrow's Dream」や「Snowblind」は、すでに「VOL.4」に収められた完成形となっており、さらに本ライヴのほか、現時点では同年9月15日の"ハリウッド・ボウル"公演(Shadesレーベルの「WHHELS OF CONFUSION」に収録)でしか聴けない「Under The Sun」と「Wheels Of Confusion」まで取り上げられているなど、「このツアー・このライヴのみ」のレアな演奏をじっくりと楽しむ事ができます。
 本作の元となったマスターでは、オープニングの「Tomorrow's Dream」冒頭で1ヶ所、「Iron Man」で複数のカットが見られましたが、それ以外はライヴの模様を余さず捉えています。もとより明度や音の輪郭、バランスに優れた録音は、リマスターでさらに聴き易く仕上げられており、テープスピードも正常にアジャスト。トレーダー間で知られるソース以上と断言して間違いない、同日音源の決定版といえる内容です。

 「Tomorrow's Dream」に続き、当時のバンドを襲っていたドラッグ禍を取り上げた「Sweet Leaf」や「Snowblind」が連発されるセットは、まさにこの時期ならではのヘヴィネスに満ちています。定番の「War Pigs」と「Iron Man」に挟まれた「Under The Sun」は最初の大きな聴き所。聴き手を押し潰すほどのヘヴィリフと個性的なグルーヴは初期SABBATHのみのマジック。生々しいサウンドで描かれたレアナンバーは最高の聴き応えです。また10分近いアイオミのロングソロをフィーチャーした「Wicked World」も、ジャズやブルースをルーツに持つSABBATHの演奏力を再確認させてくれます。本作もうひとつの聴き所「Wheels Of Confusion」でのコクのある演奏は、バンドのそういった背景によって生まれた事を想像させます(前述した9月15日の"ハリウッド・ボウル"公演での同曲では後半にカットがあるので、現時点では本録音のみが唯一「Wheels Of Confusion」を完全な形で聴けるライヴ・ソースとなります)。
 その後、「Embryo」をイントロとして間髪いれずスタートする「Children Of The Grave」も凄い迫力。爆発するような衝動性で演奏される「Paranoid」まで、ファンにとっては全ての場面が必聴テイクの連続です!

 貴重なテイクを加えて「VOL.4」ツアーらしいセットリストを、優れた録音とマスター鮮度で楽しませる本作は、間違いなく全てのSABBATHマニア必携必聴の内容です。公式ライヴ作品「LIVE AT LAST」や「PAST LIVES」を聴いた後で、さらにSABBATHライヴを聴き込みたくなったというファンの皆さんにも、"発展編"としてぜひオススメしたい一本です!

★beatleg誌 vol.105(2009年4月号)のレビュー要約です。ご参考まで。

 1972年に行われたアメリカ・ツアーから、7月15日、アメリカ-オハイオでのステージを、良好な音質のオーディエンス録音で収録したCD-R。オープニングの「Tomorrow's Dream」を聴いた瞬間、オフィシャル(SABBATHのメンバーは認めていないようだが)・ライヴ・アルバム『LIVE AT LAST』を彷彿とさせてくれるような音質で、誤解を恐れずに言えば、いかにもSABBATHらしい。この日は、アメリカ・ツアー中、ほとんどプレイされていない「Under The Sun」と、「Wheels Of Confusion」がセット・リストに入っている貴重なステージで、コアなファンにとっては、この2曲が聴けるだけでも、買い!のアイテムだろう。「Under The Sun」でのトニーのスリリングなギター・ワークとソロは最高だし、終盤の「Wheels Of Confusion」から「Embryo 〜 Children Of The Grave」のパフォーマンスも、この音源だからこそ聴ける貴重なものだ。アルバム『VOL 4』リリース前(9月25日リリース)のツアーというのも意味不明であるが、それだけにセット・リストも含めて実験的要素のあったステージなのかもしれない。

1. Tomorrow's Dream 2. Sweet Leaf 3. Snowblind 4. War Pigs 5. Under The Sun 6. Iron Man
7. Wicked World 8. Orchid/Guitar Solo 9. Wicked World (reprise) 10. Wheels Of Confusion
11. Embryo/Children Of The Grave 12. Paranoid

Tony Iommi - Guitar Ozzy Osbourne - Vocals Geezer Butler - Bass Bill Ward - Drums