SANTANA - CAPE COD 1981(2CDR) [Uxbridge 1346]

SANTANA - CAPE COD 1981(2CDR) [Uxbridge 1346]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Cape Cod Colliseum, Cape Cod, Hyannis, MA, USA 4th July 1981 STEREO SBD

 『ZEBOP!』を久々の全米トップ10に送り込み、余勢を駆って大規模なワールド・ツアーにも乗り出した1981年のSANTANA。そんな意気上がるステージを伝える傑作サウンドボード・アルバムが登場です。
 そんな本作に収められているのは「1981年7月4日ハイアニス公演」。そのラジオ放送を収録したステレオ・サウンドボード録音です。1981年の彼らは、まさにライヴに次ぐライヴに次ぐライヴ。アルバムの成功もさることながら、日本も含めた濃密なツアーが圧巻でした。まずは、その状況を理解する意味でも当時のスケジュールから振り返ってみましょう。

・1月12日-4月28日:北米#1a(42公演)
《4月29日『ZEBOP!』発売》
・4月29日-7月11日:北米#1b(35公演)←★ココ★
・7月25日-8月7日:日本(8公演)
・8月11日-9月2日:北米#2(7公演)
・9月11日-11月15日:欧州(34公演)
・12月1日:ポンティアック公演

 これが1981年のSANTANA。120公演を超える凄まじい場数は80年代で最多……どころではなく、デビュー直後の1969年や1973年に迫る歴代3位。その後もここまでの過密なツアーは行っていません。そのメインは約半年・77公演に及ぶ全米ツアーだったわけですが、本作のハイアニス公演はその終盤。「北米#1b」の30公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウはラジオ放送され、FMサウンドボードが定番となってきました。もちろん、定番になり得たのはサウンドが素晴らしいからこそ。瑞々しいマスター鮮度は80年代のFM放送とは思えない美しさで、ミックスもバランスも見事。ギター弦を指がこする音までビビッドな生々しさはオフィシャル級と呼ぶのに迷いますが、それが悪かろうハズがない。情熱的に泣き、踊るサンタナのフレーズが超微細ニュアンスまで脳に刻み込まれるようなサウンドなのです。
 そんなダイレクト・サウンドで描かれるのは、長いキャリアでも屈指のライヴ三昧で鍛え抜かれたショウ。『ZEBOP!』時代というと、サンフランシスコ公演(北米#1a)のFMサウンドボードも定番として知られておりますので、ここで比較しつつ整理してみましょう。

●60年代/70年代(11曲)
・サンタナ:Savor/Jingo/Soul Sacrifice
・天の守護神:Black Magic Woman/Gypsy Queen/Incident at Neshabur
・アミーゴ:Europa (Earth's Cry, Heaven's Smile)
・ムーン・フラワー:She's Not There
・太陽の秘宝:Well All Right/Open Invitation
・マラソン:All I Ever Wanted/Runnin’
●ジーバップ!(7曲)
・Primera Invasion/Searchin'/Tales of Kilimanjaro/E papa re/Winning(★)/The Sensitive Kind(★)/American Gypsy
※注:「★」印はサンフランシスコ公演のFMサウンドボードでは聴けない曲。

……と、このようになっています。発売から2ヶ月以上経っている事もあってか『ZEBOP!』の全12曲中7曲の大盤振る舞い。『FREEDOM』時代まで演奏された「Primera Invasion」のような曲もありますが、その他はこの時期にしか演奏されませんでしたし、さらには前作の「All I Ever Wanted」「Runnin’」や前々作の「Well All Right」も濃厚な80年代初期の薫りを振りまいているのです。そんな中で特に耳を惹くのがラストを飾る「American Gypsy」でしょうか。シンプルなピアノ・リフを土台にして、ギターやキーボード、パーカッションがリフを縫うようにソロを展開。スタジオ・バージョンの約2倍となる7分をかけて熱気を醸成していく。その熱いアンサンブルはキャリア屈指となるツアーに臨むパッションが開始から半年を経てもまったく衰えていない事を照明している。いえ、むしろ半年間をかけたからこそ練りに練り込まれた呼吸感が美味しく炸裂しているのです。
 長いキャリアで常にライヴ三昧なSANTANAではありますが、それでも波はある。その波のピークだった1981年の熱演をステレオ・サウンドボードで脳内に流し込まれる大傑作です。お祭り的な臨場感や一期一会のスリルなど、ひと口に「ライヴアルバム」と言ってもその魅力はさまざま。そんな中で、本作は「生演奏の凄味」を突きつけてくる音楽作品。その最高峰と言っても良いでしょう。どうぞ、存分にお楽しみください。

Disc 1(52:39)
1. All I Ever Wanted
2. Primera Invasion
3. Searchin'
4. Tales of Kilimanjaro
5. Black Magic Woman
6. Gypsy Queen
7. Well All Right
8. Europa
9. E papa re
10.Savor
11.Jingo
12.Winning

Disc 2(51:26)
1. Incident At Neshabur
2. Runnin
3. Soul Sacrifice
4. Open Invitation
5. She's Not There
6. The Sensitive Kind
7. American Gypsy
8. Outro.

STEREO SOUNDBOARD RECORDING