DAVID BOWIE - DEFINITIVE NAGOYA 1983(2CD) plus Bonus CDR* Numbered Stickered Edition Only [Wardour-255]

DAVID BOWIE - DEFINITIVE NAGOYA 1983(2CD) plus Bonus CDR* Numbered Stickered Edition Only [Wardour-255]

販売価格: 3,800円(税込)

数量:

商品詳細

★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。


Live at Nagoya International Exhibition Hall, Nagoya, Japan 29th October 1983 TRULY PREFECT SOUND(from Original Masters)

 先日、全世界初公開盤『YOKOHAMA STADIUM 1983(Wardour-253)』で衝撃を振りまいた“1983年のキニー録音”。まさか、まさかの続編が登場です。今回もまた、全世界初公開の超・極上ライヴアルバムです!
 二度目の奇跡となる本作に記録されているのは「1983年10月29日:名古屋市国際展示場」公演。もちろん、映画『戦場のメリークリスマス』や『LET'S DANCE』で人気絶頂を究めていた“SERIOUS MOONLIGHT JAPAN TOUR”の一幕です。先日の『YOKOHAMA STADIUM 1983』をはじめ、当店ではこれまで何作ものライヴアルバムでレポートしてきました。特に今週は『DEFINITIVE BUDOKAN 1983 FINAL NIGHT(Wardour-254)』との同時リリースでもありますので、日程で代表作を整理しておきましょう。

・10月20日:日本武道館
・10月21日:日本武道館 『MOONLIGHT SHADOW』
・10月22日:日本武道館 『THIRD NIGHT AT BUDOKAN』
・10月24日:日本武道館 『DEFINITIVE BUDOKAN 1983 FINAL NIGHT』★
・10月25日:横浜スタジアム 『YOKOHAMA STADIUM 1983』★
・10月26日:大阪府立体育会館
・10月27日:大阪府立体育会館
・10月29日:名古屋市国際展示場 【本作】★
・10月30日:大阪万博記念競技場 『OSAKA 1983 FINAL NIGHT』
・10月31日:京都府立体育館 『KYOTO 1983』★
※注:各日とも代表作のみ。★印はキニー録音。

 以上、ボウイの来日史上、最大規模となる全10公演。本作の名古屋公演は、その終盤に差し掛かってきた8公演目にあたります。人気絶頂だけに、当時からさまざまな録音が発掘されてきましたが、名古屋公演は恵まれていなかった。録音自体は以前から存在こそ知られてはいたものの、トレードされていたのは聴くに耐えないレベルのものばかり。「気合いの入った熱演だった……らしい」と言われ続けてきたものの、長年「らしい」が外されなかった。1年ほど前に当店から発掘されたギフト盤『NAGOYA 1983』で「初めて良い録音が出てきた!」と話題になったくらいなのです。
 もちろん、本作はそんなギフト盤とはまったくの別次元! もう全っ然、比較になりません。何しろ、超名門キニーのオリジナル録音。上記した通り、このツアーからは何作ものキニー録音がプレス化されておりますが、どれもが超一流。本作もその例に漏れず、その鮮やかさ、ダイレクト感、クリスタル・クリアな空気感……すべてが驚異的。息づかいレベルのボウイの歌声はもちろん、骨太・肉厚な演奏も超繊細に捉えられ、「キャー!」の大嬌声が遠くの彼方で渦巻くバランスも見事。まさに“キニー・マジック”全開の銘品なのです。
 そのサウンドで描かれるショウは、長年の都市伝説「気合いの入った熱演」を証明する“音の証拠”。このツアーでは、あまりの熱狂に中断された大阪公演も有名(そのドキュメントは『OSAKA 1983 FINAL NIGHT』でお楽しみ頂けます)ですが、本作の名古屋公演はその前日。その予兆となる熱狂が渦巻きながら、ショウを止める寸止めの熱気が全編を貫く。もちろん、その熱気に煽られたボウイの気合いもハンパではなく、力のこもった歌声でグイグイと引っ張っていくのです。
 また、その“予兆”も聴きどころ。ギフト盤『NAGOYA 1983』とは違って歌声/演奏を遮りはしませんが、それでも異様なムードはそこかしこに感じられる。先述した黄色い嬌声の海だけでなく、ぶつかりでもしたのか「ごめんなさい」「今、降ろします!」という謝り声、「前の方が座ってくれない……」といったリアルな声が(小さくても、確実に)聞こえる。大阪万博記念競技場のように怒りの炎が燃え広がりはしませんが、火種は名古屋にも確実にあったのです。

 熱演が熱狂を煽り、熱狂が熱演を引き出す。熱気が“健全”の域を逸脱する寸前にまで高められていた奇跡の名古屋公演。その一部始終を超クリアに収めるキニー録音です。まさか、こんな名盤・名録音が存在していたとは。これまで公開されなかったとは。『YOKOHAMA STADIUM 1983』に続く、奇跡の発掘盤。素晴らしい音楽アルバムとしても、“1983年”のドキュメントとしても最高の逸品。この美しくも濃厚な“1983年の薫り”、どうぞ胸いっぱいにお楽しみください。

★最初の100枚のみ、ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (57:10)
1. Pre-Show Music 2. Intro 3. Look Back In Anger 4. Heroes 5. What In The World?
6. Golden Years 7. Fashion 8. Let's Dance 9. Breaking Glass 10. Life On Mars?
11. Sorrow 12. Cat People (Putting Out Fire) 13. China Girl 14. Scary Monsters (And Super Creeps)
15. Rebel Rebel 16. White Light/White Heat

Disc 2 (56:43)
1. Station To Station 2. Cracked Actor 3. Ashes To Ashes 4. Space Oddity
5. Band Introduction 6. Young Americans 7. Fame 8. Star 9. Stay 10. The Jean Genie
11. Modern Love

Wardour-255 \3,800 発売中 ★ギフト対象品

-------------------------------------------------------------------

★★特別企画

★世界初登場のキニー・マスターから誕生した超・極上のライヴアルバム『DEFINITIVE NAGOYA 1983』。その初回限定ナンバー入りステッカー付きに限り、ボウイが来日中に出演したラジオ・アルバム『HIS FAVOURITE SONGS ON SOUND STREET』が特別に付属致します。

DAVID BOWIE - HIS FAVOURITE SONGS ON SOUND STREET(Special Bonus CDR)
Broadcast: 22nd November 1983

 本編プレス2CDは、世界初登場のキニー・カセットから流れ出る極上のライヴアルバム。そのボーナスには、“1983年のボウイ”に迫るラジオ・アルバムをご用意しました。
 本作は日本のラジオ番組『SOUND STREET』を収めたもの。“SERIOUS MOONLIGHT JAPAN TOUR 1983”で日本を訪れていたボウイは、映画『戦場のクリスマス』でも共演した教授の担当日にゲスト出演。“ボウイの好きな曲をかける”という特番が放送されました。本作は、そのエアチェック・テープなのです。
 番組はDJの教授、ボウイ、そして通訳としてお馴染みのイギリス人音楽評論家の3人で進行。ボウイの選曲をかけながら語り合っていきます。その選曲とはP.I.L.、ALAN FREED & HIS ROCK、VELVET UNDERGROUND、JACKIE WILSON、YMO、LITTLE RICHARDの6曲。なにより、それ曲に対して想いを語るボウイのコメントが実に良い。「LITTLE RICHARDは、音楽を志すきっかけなんだよ」「小さい頃に聴いたALAN FREED & HIS ROCKでサックスを吹きたくなったんだ。それで今のツアーでもオープニングしてるんだよ」「JACKIE WILSONは数年前にステージで倒れて、今でも危篤状態なんだ(この放送の2ヶ月後に死去)。哀しいよ」等々、彼のルーツへの想いが肉声で語られる。
 そんなルーツ・ミュージックで埋め尽くされるかとも思いきや、P.I.L.や同期デビューのVELVET UNDERGROUNDも選曲。そこでは教授や評論家も交えてニューウェーヴを経た音楽家同士、友人同士の本音トークが凄い。「バカバカしいほど単調だけど、それが上手くいってるよね。P.I.L.で好きなのはこの曲くらいなもんだよ」「ニューウェーヴの嵐が終わってから聴くヴェルベッツは、元祖の輝くオリジナリティを感じる」「YMOはストリップにも合うんだよ(笑)」等々。さらに話はクラシックやポップスをどう捉えているか、他ジャンルへのアンテナへと広がり、ボウイは「音楽への視野が狭くなると自分の音楽も限られてしまう。それは悲しいことだ」と語る。思えばボウイ自身、ベルリン時代、ニューウェーヴを通過してポップスターへ転身を図った時期であり、実に重い言葉です。
 3人の音楽談義は止まるところを知らず、曲をかけている間も盛り上がっていた模様。JACKIE WILSONの前には曲の話をしていたはずなのに、終わった頃には音づくりの話になっている。そこでも「『STATION TO STATION』や『LOW』では自分でいろんな機材をイジってたけど、最近はシンプルで分かりやすいサウンドを目指してる。『LOW』でやりすぎたよ」など、本人ならではの実感のこもったコメントが面白いのです。

 とかく、日本の放送物というと“ザ・芸能界”的な薄っぺらいものが多いのですが、本作はまったく次元が違う。芸能レポーターでも訊きそうな「5年ぶりの日本をどう思う?」という質問に対しても、ボウイは音楽・アートの視点で返し、他2人は真正面から受け止める。単に音楽好き同士の会話というだけでなく、仕事として、生き様として音楽を選んだ3人のトーク。別に小難しい音楽理論の話など一切出てきませんが、ジョーク1つ、相づちの1つに至るまで、背負った実感が滲み出るディープな世界なのです。音楽仲間だからこそ、友人同士だからこそ浮かぶ“音楽人ボウイの素顔”。同じように“音楽を愛する者同士”として彼と語らうひとときを、あなたに。

Public Image Ltd - (This is Not a) Love Song / Alan Freed & His Rock - Right Now, Right Now
Velvet Underground - Here She Comes Now / Jackie Wilson - Lonely Teardrops
Little Richard - True Fine Mama

Special Bonus CDR for limited numbered stickered edition of "DEFINITIVE NAGOYA 1983"(Wardour-255)