THE ROLLING STONES - WEMBLEY STADIUM 1990 1ST NIGHT(2CD) [IMPORT TITLE]

THE ROLLING STONES - WEMBLEY STADIUM 1990 1ST NIGHT(2CD) [IMPORT TITLE]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Wembley Stadium, London, UK 4th July 1990 PERFECT SOUND(from Original Masters)

 1982年以来となるローリング・ストーンズ1990年アーバン・ジャングル・ツアーのロンドン凱旋公演はウェンブリー・スタジアムで都合五回行われました。当初はすべてが7月のスケジュールだったのですが、キースが指を怪我したことによって後半二回の公演が8月のツアーの千秋楽に持ち越されたことは有名な話。これら90年のウェンブリーで一番マニアに親しまれているのは7月7日のラジオ放送でしょうが、一連の公演が幕を開けたのは4日。この日は今まで一切のアイテムがリリースされたことはなく、むしろマニアにとって未知の日であったように思われます。
 もちろんオーディエンス録音自体は存在しており、イギリスの露店で売られているようなカセットが巡り巡って日本にまで流れてきた結果、まだかろうじてカセットアイテムが売られていた1990年代初頭に手にしたことのあるマニアがいたはず。CD・バブルが爆発したこの時代でも、カセットアイテムはそこここで売られていたという。本当に懐かしいですよね。
 実際に露店カセットによる7月4日の音源は当時のファンクラブ誌で紹介されており、音質はともかくとして内容的には実に興味深い内容であったことから、聞いてみたいと思ったマニアが少なくなかったのでは。

 今回7月4日音源史上初の限定プレスCDによるリリースが実現するのですが、もちろん露店カセットの音源が元ではありません。確かに露店カセットと同じ音源もCD-Rトレード上において出回ってはいたのですが、今回はそれとまったく違う、トレーダー間にも一切出回っていなかった新たなマスター音源をイギリス人テーパーからもたらされました。
 今回の音源は音像に距離感があり、ちょうど8年前のウェンブリー「MAKE THE WORLD GO 'ROUND」を思い起こさせるようなオーディエンス録音だと言えば、マニアに想像してもらえるかと。あの露店カセットの音質は完全に荒くれ録音の域でしたが、それと比べれば格段に聞きやすい。オープニングからしばらくはミックの声以外が相当に団子状で、それを裏付けるように「Sad Sad Sad」が終わると「(PAから出る)音が悪いな」とテーパー自身が愚痴をこぼすほど。しかし「Tumbling Dice」辺りから演奏のバランスが良くなり、なおかつテーパーも少し前のポジションに移動したのか、よりクリアーで聞きやすくなってくれるのです。
 ちなみに露店カセット音源はかなりカットが多かったのですが、今回の音源はそうした問題も極めて少ない。カセット録音の宿命として、面やテープの掛け替え時に生じてしまったカット部分にだけ例の音源を使って補填しました。これによって音質の違いも実感してもらえるのでは。

 そんな遠めな音像ではありますが、それでもなおミック以下グループが力の入った演奏を聞かせてくれる様子がはっきりと伝わってくる(この辺りも「MAKE THE WORLD GO 'ROUND」と似てます)。大会場や大都市になると演奏のボルテージが上がるストーンズ・シンドロームがこれほど分かりやすく捉えられた音源というのも面白い。もうミックはオープニングの「Start Me Up」からしていつもの二割り増しな熱唱ですし、ロニーが「Miss You」の間奏でボビー・キーズから引き継いだギターソロもかなりの熱演。ところが、この日の観客は明らかに演奏の展開とは無関係な個所で不意に大歓声を上げる場面がいくつかみられます。その最たる例が「Almost Hear You Sigh」。静かなバラードなのにもかかわらず、観客が異様なほどの盛り上がりを見せてしまう。
 それもそのはず、1990年7月4日というのはサッカーのワールドカップ準決勝でイングランド対ドイツが行われた日だったのですね。その時間がストーンズのコンサートと重なっており、当日のスクリーンでは会場に試合の模様が映し出されたのでした。ワールドカップ決勝への進退がかかったイギリスの国民的行事と国民的バンドがスタジアムで同時に見られたという何とも贅沢な一日だったのです。
 結局イングランドは負けてしまうのですが、コンサート間はまだ試合の真っ最中であり、先の曲で大歓声が巻き起こった原因はイングランドの選手が得点を決めたからだったのです。だからといって観客がコンサートをおろそかにすることはなく、次の「Ruby Tuesday」ではコーラスの大合唱が実に気持ちいい!

 こうした特別な状況の中、むしろサッカーに負けじと素晴らしい演奏を披露してくれるのがさすがウェンブリー・スタジアムでのストーンズ。1989年から90年にかけてのストーンズらしいタイトな演奏と勢いでスカッと駆け抜けてくれる。「Midnight Rambler」はミックの雄叫びが凄まじく、もしかしたらこのツアーにおけるベストテイクでは?と思えるほどの出来栄え。かと思えば「You Can't Always Get What You Want」ではまたしても得点したイングランドに大歓声が。
 あらゆる意味で熱狂というべき雰囲気の中、「Brown Sugar」を皮切りにキラーチューン連発のライブ終盤になると、今度はストーンズの曲に対しての大合唱が最高潮に。近くで騒ぐ客がいないのに、それでいてスタジアム全体の大合唱を絶妙なバランスで捉えてくれている聞き心地はこれまた最高。7日のラジオ放送からは伝わって来ない熱狂が味わえるのです。演奏と盛り上がりの両方がマニアを熱くさせるアーバン・ジャングル名演中の名演!

★イギリス人テーパーから譲り受けた初登場オリジナル・マスター・カセット SA90x2本をダイレクト使用

★先にリリースされ好評の「WEMBLEY STADIUM 1999 DAY 2」の録音者。当店のストーンズの一連のオリジナル音源は全てこのテーパーによるもの。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (62:23)
1. Continental Drift
2. Start Me Up
3. Sad Sad Sad
4. Harlem Shuffle
5. Tumbling Dice
6. Miss You
7. Almost Hear You Sigh ★途中で観客大盛り上がり
8. Ruby Tuesday ★大合唱 感動!!
9. Rock And A Hard Place
10. Mixed Emotions ★5:06 - 最後迄既発補填
11. Honky Tonk Women ★0:00 - 0:08 既発補填 (既発もテープチェンジなので繋がってない)
12. Midnight Rambler

Disc 2 (79:57)
1. You Can't Always Get What You Want
2. Little Red Rooster
3. Can't Be Seen
4. Happy
5. Paint It Black
6. 2000 Light Years From Home ★0:00 テープチェンジ イントロ欠落
7. Sympathy For The Devil
8. Street Fighting Man
9. Gimme Shelter
10. Band introductions
11. It's Only Rock 'n Roll
12. Brown Sugar
13. Jumping Jack Flash
14. Satisfaction ★0:00テープチェンジ イントロ欠落