ELTON JOHN - L.A. FORUM 1974: MIKE MILLARD MASTER TAPES(2CDR) [Uxbridge 1374]

ELTON JOHN - L.A. FORUM 1974: MIKE MILLARD MASTER TAPES(2CDR) [Uxbridge 1374]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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The Forum, Inglewood, CA, USA 5th October 1974 TRULY PERFECT SOUND

 日々淡々と続けられている伝説名手マイク・ミラードのマスター発掘事業。その最新弾となるエルトン・ジョンの傑作録音が登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1974年10月5日イングルウッド公演」。その極上オーディエンス録音です。1974年と言えば、『カリブ』が4作連続全米1位の快挙を成し遂げた黄金時代の真っ直中。さらに『グレイテスト・ヒッツ』が天文学的ヒットを記録し、矢継ぎ早に『ヒア・アンド・ゼア』『キャプテン・ファンタスティック』も制作されるという人気/創作の両面で絶頂を迎えた時期でもありました。もちろん、それだけ多忙であってもツアーは続行。何はともあれ、まずは当時のスケジュールを振り返り、ショウのポジションを確かめておきましょう。

・2月1日-13日:日本(12公演)
・2月21日-3月18日:オセアニア(4公演)
・5月5日-27日:英国#1(3公演)←※公式HERE
《6月28日『CARIBOU』発売》
・9月25日-11月4日:北米#1(24公演)←★ココ★
《11月8日『GREATEST HITS』発売》
・11月8日-12月3日:北米#2(20公演)←※公式THERE
・12月20日-24日:英国#2(5公演)

 これが1974年のエルトン・ジョン。公式ライヴ盤『ヒア・アンド・ゼア』はロンドンとニューヨークの2公演から制作されたわけですが、本作のイングルウッド公演はその中間。『グレイテスト・ヒッツ』の約1ヶ月前となる「北米#1」の8公演目。ミラードの庭である“THE FORUM”では4連続公演でしたが、その3公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウで記録された本作は、端正を極めた美のオーディエンス録音。実のところ、“CARIBOU TOUR”と言えば、もう1人の名手ジョー・マロニーによる『BOSTON 1974: JOE MALONEY MASTER(Uxbridge 999)』が代表作として君臨してきたのですが、さすがにミラードは格が違った。まだ伝説の「AKG+Nakamichi」セットには至っていないものの、芯の密着感、キリッと輪郭鋭く切り立つエッジ、それでいてどこまでもナチュラルな音色……すべてにおいて本作が上回っている。特に鳴りの艶やかと無音の深みは絶大。『BOSTON 1974』も70年代オーディエンスの常識外となる素晴らしさでしたが、ミラード録音のミラードのような美しさを体験してしまうと、もうザラついて感じられてしまう。あれほどの名盤さえも物足りなくしてしまう、罪作りなライヴアルバムでもあるのです。
 しかも、本作はそんな原音をさらに磨き込んだ最高峰盤。いかに天賦の才が発揮されているとは言え、1974年のミラードはまだ発展期。素養はズバ抜けていてもバランス面で後年ほどの奇跡は起こせていませんでした。そこで、本作ではやや硬かった中高音の鳴りをほぐし、低音のうねりを緩和。原音の可能性を最大限に引き出し、トータルのバランスでも均整の取れた美しいライヴアルバムに仕上げているのです。
 そんなミラード・マジック全開な“美のサウンド”で描かれるのは、『カリブ』の大ヒットに裏打ちされた……と言うより「生演奏版GREATEST HITS」とでも言える超豪華な名曲の宝箱。その意味をご説明するためにも、今回は伝説的なベスト盤をフィーチュアして整理してみましょう。

●グレイテスト・ヒッツ(9曲)
・Rocket Man (I Think It's Going to Be a Long, Long Time)/Bennie And The Jets/Daniel/Goodbye Yellow Brick Road(★)/Don't Let The Sun Go Down On Me/Honky Cat/Saturday Night's Alright For Fighting/Crocodile Rock/Your Song
●その他(10曲)
・僕の歌は君の歌:Take Me To The Pilot
・エルトン・ジョン3:Burn Down The Mission
・黄昏のレンガ路:Funeral For A Friend/Love Lies Bleeding/Candle In The Wind/Grey Seal/All The Girls Love Alice(★)
・カリブ:Grimsby(★)/You're So Static/The Bitch Is Back
・その他:Lucy In The Sky With Diamonds
※注:「★」印は公式盤『HERE AND THERE(1995年拡張版)』でも聴けない曲。

……と、このようになっています。データ的に言いますと「Grimsby」「You're So Static」辺りがレア曲になるのですが、それ以上に濃密濃厚なヒット曲の波状攻撃が凄い。『グレイテスト・ヒッツ』は全10曲なわけですが、そのうち「Border Song」以外の全曲を披露。さらにヒット曲を盛り込んで2倍増。『HERE AND THERE』と比較しても、1995年に拡張された2枚組でも聴けない3曲も楽しめるのです。もちろん、何を書いても名曲、何を出してもヒット、何をやっても上手く行く……そんなムードは演奏からもアリアリと伝わってくる。その声は自信と張りに満ち、黄金のメンバーも大成功の風を全身で堪能している。若き大成功者だけが醸す勢いと威厳が名曲群を包み込むグロリアスな音楽アルバムなのです。
 まさに「生演奏版&拡張版のGREATEST HITS」。あの歴史的なベストアルバム以上に濃厚で、大ボリュームで、ステージテンションで格上げされたステージ。そんな現場にマイク・ミラードのマジック・サウンドで居合わせられる奇跡のドキュメントであり、深まる秋の夜長をゴージャスに彩ってくれる至高のライヴアルバム。どうぞ、心ゆくまで存分にお楽しみください。

Disc 1 (66:24)
1. Intro
2. Funeral For A Friend / Love Lies Bleeding
3. Candle In The Wind
4. Grimsby
5. Rocket Man
6. Take Me To The Pilot
7. Bennie And The Jets
8. Daniel
9. Grey Seal
10. Goodbye Yellow Brick Road
11. Burn Down The Mission

Disc 2 (62:17)
1. Band Introduction
2. You're So Static
3. Lucy In The Sky With Diamonds
4. Don't Let The Sun Go Down On Me
5. Honky Cat
6. All The Girls Love Alice
7. Saturday Night's Alright For Fighting
8. Crocodile Rock
9. The Bitch Is Back
10. Your Song

Elton John - lead vocals, piano
Nigel Olsson - drums, vocals
Davey Johnstone - guitar, vocals
Ray Cooper - percussion
Dee Murray - bass, vocals