QUEEN - LIVERPOOL 1974(1CD) [Wardour-445]

QUEEN - LIVERPOOL 1974(1CD) [Wardour-445]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Empire Theatre, Liverpool, UK 1st November 1974 PERFECT SOUND

 シングル『Killer Queen』が初ヒットの兆しを見せ、今まさに世界への扉が開かれようとしていた1974年のQUEEN。そんな黎明の現場を体験できる新発掘マスターが登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1974年11月1日リバプール公演」。その絶品オーディエンス録音です。本作最大のポイントは、貴重な“SHEER HEART ATTACK TOUR”を現場体験できること。つまり、ショウのタイミングこそが肝要です。まずは、当時のスケジュールを振り返り、ポジションを確かめてみましょう。

●1974年
《10月21日シングル『Killer Queen』発売》
・10月30日-11月7日:英国#1(8公演)←★ココ★
《11月8日『SHEER HEART ATTACK』発売》
・11月8日-11月20日:英国#2(11公演)←※公式LIVE AT THE RAINBOW '74
・11月23日-12月13日:欧州(11公演)
●1975年
・2月5日-24日:北米#1(16公演)
・3月5日-4月6日:北米#2(21公演)
・4月19日-5月1日:初来日(8公演)

 これが“SHEER HEART ATTACK TOUR”の全体像。1974年5月まで“QUEEN II TOUR”に邁進していた彼らは夏から秋口にかけて『SHEER HEART ATTACK』を制作。先行シングル『Killer Queen』のリリースに合わせてツアーを開始しました。その序盤でアルバム『SHEER HEART ATTACK』も発売となったわけですが、本作のリバプール公演はその前。「英国#1」の3公演目にあたるコンサートでした。また、当店ではツアー初日(10月30日)を『MANCHESTER 1974』としてご紹介して来ましたが、2公演目には録音が残されていない。本作は『MANCHESTER 1974』の次となるライヴアルバムなのです。
 そんなツアー極初期のステージは以前から録音があることは知られていたものの、30分に満たない長さは満足できるモノではなく、サウンドも結構厳しいものでした。しかし、ごく最近になって約54分の長尺&大幅アップグレード・サウンドの新マスターが発掘された。それが本作なのです。
 実際、そのサウンドは比べものにならないほどアップ。従来マスターもクリアでノイズレスだったものの、テープ劣化が激しくヒョロヒョロ。声質からフレディと辛うじて分かる歌声が遠くから聞こえる感じで「きっと録音自体は良いんだろうけど、状態がこれじゃなあ。。。」と溜息が漏れるシロモノでした。ところが本作はまったく、完全に、丸っきり違う! 艶やかな芯が突き抜けてくるところは同じですが、それが力強くビシッと安定しており、録音ポジションそのものが10メートル以上近くなったようにさえ感じるのです。
 しかも、本作はそんな新発掘マスターをさらにブラッシュ・アップ。可能性を最大限に追求した最高峰盤なのです。そのアップぶりも強烈。ポイントは空気感の透明度で、やや曇りがちだった鳴りを整理。無音部は漆黒の深みをたたえ、そこからそそり立つ輪郭はくっきり・はっきり。フレディ1人だけでなく、コーラスがぶ厚く重なっても歌詞の一語一語まで鮮明に聴き取れ、その厚み自体も丸みではなく、ハーモニーの美しさとダイナミズムとして感じられる。デジタル・マスタリングも魔法ではなく、原音の個性によってはまったく変えようがない事も多いのですが、本作の場合は相性がすこぶる良かった。ネットの原音をご存じの方なら「これ、本当に同じ録音!?」と驚かれること間違いなし。それほど美しく生まれ変わっているのです。
 そんな想定外サウンドで描かれるのは、大幅増量された初期ならではの名曲群。ここでは旧マスターをご存じのコア・マニアのために、増量分に注目しながら整理してみましょう。

・戦慄の王女(2曲):Son And Daughter/Keep Yourself Alive
・クイーンII(6曲):Procession(★)/Ogre Battle(★)/Father To Son(★)/White Queen (As It Began)(★)/The March Of The Black Queen/Seven Seas Of Rhye
・シアー・ハート・アタック(5曲):Now I'm Here(★)/Flick Of The Wrist/In The Lap Of The Gods(★)/Killer Queen/Bring Back That Leroy Brown
・その他:Big Spender/Modern Times Rock 'n' Roll
※注:「★」印は旧マスターでは聴けなかった曲。

……と、このようになっています。旧マスターはショウの後半だけでしたので、前半部で演奏されていた『QUEEN II』ナンバーが大幅増量されています。もっとも、ライヴバージョン自体は公式盤『LIVE AT THE RAINBOW '74』でも聴けたわけですが、本作は演奏の出来がまったく違う。特に素晴らしいのはフレディ。正直言って『LIVE AT THE RAINBOW '74』は英国ツアー最終日のせいか調子が今ひとつだったのですが、本作は3公演目でやる気も調子も絶好調。新曲はまだこなれていないだけに荒削りだったりするものの、ヴォーカリゼーションそのものは気持ちよく伸び、硬軟自在な表現力をたっぷりと聴かせてくれるのです。
 “SHEER HEART ATTACK TOUR”の極初期を現場体験させてくれる、貴重な貴重なライヴアルバムの新発掘です。旧マスターをご存じの方はもちろんのこと、新マスターの原音バージョンを体験された方でも驚く究極進化形。どうぞ、永久保存プレスCDで心ゆくまで存分にお楽しみください。

★“SHEER HEART ATTACK TOUR”3公演となる「1974年11月1日リバプール公演」の絶品オーディエンス録音。30分弱だった旧マスターを大幅に超える約54分の新マスターが新発掘。サウンドも大幅アップグレードしており、しかも本作独自のマスタリングも効果絶大。クリスタル・クリアな空気感の輝きも、その中にそそり立つ輪郭はくっきり・はっきりとしていてフレディ1人だけでなく、コーラスがぶ厚く重なっても歌詞の一語一語まで鮮明に聴き取れる。その厚み自体も丸みではなく、ハーモニーの美しさとダイナミズムとして感じられます。公式盤『LIVE AT THE RAINBOW '74』より遙かに調子の良い絶好調のショウを現場体験できる貴重なライヴアルバムです。


(54:03)
1. Procession
2. Now I'm Here
3. Ogre Battle
4. Father To Son
5. White Queen
6. Flick Of The Wrist
7. In The Lap Of The Gods
8. Killer Queen
9. The March Of The Black Queen
10. Bring Back That Leroy Brown
11. Son And Daughter
12. Keep Yourself Alive
13. Seven Seas Of Rhye
14. Big Spender
15. Modern Times Rock 'n' Roll