BLACK SABBATH - U.S.A. 1975(3CDR) [Shades 1086]

BLACK SABBATH - U.S.A. 1975(3CDR) [Shades 1086]

販売価格: 2,800円(税込)

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商品詳細

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International Amphitheatre, Chicago, IL, USA 16th July 1975 TRULY AMAZING SOUND
Civic Centre, Baltimore, MD, USA 2nd August 1975 TRULY AMAZING SOUND
Orange Show Auditorium, San Bernardino, CA, USA 5th September 1975 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND

 マニア筋から「70年代最高のツアー」との呼び声も高い“SABOTAGE TOUR”。その極上録音を豪華アーカイヴした3枚組が登場です。そんな本作に刻まれているのは3公演「1975年7月16日シカゴ公演」「同年8月2日ボルチモア公演」「同年9月5日サンバーナーディーノ公演」。それぞれ、歴史に名高い大傑作オーディエンス録音セットです。

【マニアが絶賛する頂点期“SABOTAGE TOUR”】
 “SABOTAGE TOUR”は、まさに絶頂中の絶頂でした。スタジオ盤の最高傑作を論じるのは難しい70年代サバスではありますが、ことライヴになると意外と意見が絞り込まれ、特に人気が高いのが“SABOTAGE TOUR”。しばらく外されていた「Iron Man」「Black Sabbath」といった看板曲が復活し、それでいて「Killing Yourself To Live」「Hole In The Sky」「Symptom Of The Universe」「Megalomania」「Sabbra Cadabra」「Spiral Architect」といった中期の名曲群も演奏。初期の粋を美味しく濃縮しながら中期の旨みもたっぷりなのです。しかも、流れも独特。“SABBATH BLOODY SABBATH TOUR”まではツアー中に新曲を書きながら少しずつ入れ替えたためにシームレスな変化をしていきましたが、“SABOTAGE TOUR”ではガラッと心機一転。しかも、後の”TECHNICAL ECSTACY TOUR”・“NEVER SAY DIE TOUR”とも異なっており、「他のどの時代とも違うツアー」なのです。
 さらに、キーボーディスト:ジェラルド・ウッドルフを帯同させたところもポイント。サバスは『VOL.4』以降、キーボードを大胆に導入してサウンドの幅を広げましたが、長らくライヴは4人だけだった。そのためにライヴ・サウンドは楽曲本来の世界を描けず、セレクト自体も狭かった。その状況を改善しようと思ったのか、“SABOTAGE TOUR”ではウッドルフを参加させたことで一気にサウンドが進化。4人では不可能だった「Spiral Architect」が演奏できるようになっただけでなく、「Snowblind」「Children Of The Grave」などでもこれまで以上にカラフルになったのです。
 独特な流れと芳醇なアンサンブルでマニアの人気を集める“SABOTAGE TOUR”ですが、このツアーと言えば、究極のサウンドボード・アルバム『LIVE LONGEST... DIE AT LAST: DEFINITIVE EDITION(Zodiac 305)』がつとに有名で、先日登場したサバス全史の最強オーディエンス録音『DEFINITIVE PROVIDENCE 1975(Zodiac 344)』も大好評。この2本さえ押さえておけば大丈夫……というのは真実(笑)ではあるものの、他にも逃せない名録音が存在するのです。しかも、そうした傑作はすべて(なぜか)北米ツアーに集中している。本作は、2大頂点“以外”の名録音を一気にコレクトできる3枚組なのです。それでは、ここで70年代の頂点を極めたツアーの全体像からショウのポジションを確認してみましょう。

●1975年
・7月14日:トレド公演
・7月16日:シカゴ公演 ←★本作DISC 1★
・7月17日-27日(7公演)
《7月28日『SABOTAGE』発売》
・8月1日:デトロイト公演
・8月2日:ボルチモア公演 ←★本作DISC 2★
・8月3日『DEFINITIVE PROVIDENCE 1975』
・8月4日:ニューヨーク公演
・8月5日『LIVE LONGEST... DIE AT LAST』
・8月6日-9月4日(14公演)
・9月5日:サンバーナーディーノ公演 ←★本作DISC 3★
・9月6日-14日(7公演)
・10月9日-11月22日:欧州(21公演)
・12月3日-13日:北米(7公演)
●1976年
・1月8日-13日:欧州(6公演)

……と、このようになっています。北米ツアーには頂点プレス2タイトル以外に3本のオーディエンス録音が発掘されており、本作はその3つを一気にコンプリートできるわけです。しかも、この3本はどれも傑作。つまり「1975年の北米」にはハズレ録音が1本もないわけです(10月の欧州レッグ以降にも録音は幾つかありますが、総じて劣悪。傑作と呼べるのは『HAMMERSMITH STORY 1975-1976(Shades 1024)』だけです)。

【DISC 1:1975年7月16日シカゴ公演】
 やや説明が細かくなってしまいましたが、とにかく「1975年・北米」はクオリティ/内容の両面で70年代でも格別。その素晴らしさは、本作冒頭のディスク1(シカゴ公演)から爆発! 本作収録の3本は過去に既発のある録音もあるのですが、このシカゴ公演はどういうわけか音盤化されてこなかったもの。それだけにクオリティも厳しい……かと思いきや、その逆。そのディテールは70年代とは思えないほどに鮮やかでクリアさも十分。特にギターの力強く、オンで間近に迫ってくる。もちろん、パワーが轟音や爆音になっては元も子もありませんが、この録音にその心配はなく、むしろ安定感バツグンで瑞々しいくらいです。
 惜しむらくはショウ終盤のハイライトが録音されなかったのですが、それを押しても十分に“SABOTAGE TOUR”屈指の名録音です。実際、“SABOTAGE TOUR”には70年代最強の『DEFINITIVE PROVIDENCE 1975』が存在するために頂点にはなり得ませんが、もしこれが“VOL.4 TOUR”や“SABBATH BLOODY SABBATH TOUR”時代のショウだったなら間違いなくツアーNo.1。当然のように永久保存プレス化されたことでしょう。

【DISC 2:1975年8月2日ボルチモア公演】
 続いて登場するのは、奇跡作『DEFINITIVE PROVIDENCE 1975』の前日となるボルチモア公演。この録音はシカゴ公演とは異なり、“SABOTAGE TOUR”の定番として知られてきたもの。もちろん、クオリティも定番の名に相応しい素晴らしさ。端正だったシカゴ公演(ディスク1)に対し、本作はパワー録音。鳴りの美しさでは他2公演に一歩及ばないかも知れませんが、ギターやヴォーカルが芯も力強くグイグイと迫り、それにともなってエッジやディテールにも距離感がありません。
 この録音も惜しいところでフル収録ではないのですが、そのポイントが違う。他2本はショウの終盤やアンコールに録音漏れがありましたが、この録音は逆に序盤。オープニングの「Supertzar」「Killing Yourself To Live」が欠けている代わりに、アンコール・ラストの「Paranoid」までしっかりと楽しめる。本作は3本の録音が補完し合いながら素晴らしき”SABOTAGE TOUR”の全景を教えてくれるセットでもあるのです。

【DISC 3:1975年9月5日サンバーナーディーノ公演】
 最後に登場するのは、本作でも目玉となる極上録音。実際、プレス化を果たしたプロヴィデンス公演と共に“SABOTAGE TOUR”の頂点録音とされてきたものなのです。何よりも素晴らしいのは、強烈なまでのダイレクト感とクリアさ。ヘヴィなギターリフが距離感もなく目の前に迫り、シンガーとして絶頂期を迎えたオジーのハイ・トーンが耳元へ飛び込む。このド直球感は、かの超名盤『DEFINITIVE PROVIDENCE 1975』さえ凌駕していると言っても過言ではありません。
 実のところ、プロヴィデンス録音は欠点が完全修復されたために「70年代最強のオーディエンス録音」にまで昇華されたわけですが、この録音もかつて並び立っていただけはある。ただ、プロヴィデンスとは違って「Children Of The Grave」「Paranoid」が録音されていないという欠点はどうにも克服しようがない。そのため『DEFINITIVE PROVIDENCE 1975』のような究極盤への昇華は望めませんが、それでもツアーNo.2には違いない。まさしく最重要期の代表録音なのです。

 70年代の極みであり、ハズレ録音が1本もない奇跡の「1975年の北米レッグ」。その入門は『LIVE LONGEST... DIE AT LAST: DEFINITIVE EDITION』や『DEFINITIVE PROVIDENCE 1975』こそが相応しく、その王座は微塵も揺るぎません。しかし、オリジナル・サバスが頂点を迎えた時代をたった2本のライヴアルバムだけで済ませてしまうのはあまりに勿体ない。本作は、上記2本で衝撃を受けた方にこそ味わって頂きたい傑作集なのです(さらに欲をかくなら欧州編の『HAMMERSMITH STORY 1975-1976』もぜひ。この4本で傑作レベル以上の“SABOTAGE TOUR”録音はコンプリートです)。
 ロック史に残る偉大なバンドの頂点ツアー“SABOTAGE TOUR”。その素晴らしさ、『LIVE LONGEST... DIE AT LAST』『DEFINITIVE PROVIDENCE 1975』と共にじっくりと味わい尽くしてください。

Disc 1 (68:32)
International Amphitheatre, Chicago, IL, USA 16th July 1975
1. Supertzar
2. Killing Yourself To Live 
3. Hole In The Sky 
4. Snowblind 
5. Symptom Of The Universe 
6. War Pigs 
7. Megalomania 
8. Sabbra Cadabra 
9. Jam/Guitar Solo 
10. Sometimes I'm Happy 
11. Drum Solo 
12. Supernaut 
13. Iron Man 
14. Guitar Solo 

Disc 2 (79:55)
Civic Centre, Baltimore, MD, USA 2nd August 1975
1. Intro. 
2. Hole In The Sky
3. Snowblind
4. Symptom Of The Universe
5. War Pigs
6. Megalomania
7. Guitar Solo #1/Jam 
8. Sometimes I'm Happy
9. Drum Solo
10. Supernaut
11. Iron Man
12. Guitar Solo #2 
13. Black Sabbath 
14. Spiral Architect
15. Embryo/Children Of The Grave
16. Paranoid

Disc 3 (78:15)
Orange Show Auditorium, San Bernardino, CA, USA 5th September 1975
1. Supertzar
2. Killing Yourself To Live
3. Hole In The Sky
4. Snowblind
5. Symptom Of The Universe
6. War Pigs
7. Sabbra Cadabra
8. Guitar Solo #1/Jam
9. Sometimes I'm Happy
10. Drum Solo
11. Supernaut
12. Iron Man
13. Guitar Solo #2 
14. Rock ’n’ Roll Doctor Jam
15. Black Sabbath
16. Spiral Architect

Ozzy Osbourne - Vocals Tony Iommi - Guitar Geezer Butler - Bass Bill Ward - Drums
Gerald Woodroffe - Keyboards