【取り寄せ】ALCATRAZZ - TOKYO 2019 1ST NIGHT(2CDR) [Shades 1054]

【取り寄せ】ALCATRAZZ - TOKYO 2019 1ST NIGHT(2CDR) [Shades 1054]

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Live at Tsutaya O-East, Tokyo, Japan 28th May 2019 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)

 現代のネオクラ・ギタリスト:ジョー・スタンプを迎え、遂に金看板“ALCATRAZZ”を復活させたグラハム・ボネット。大絶賛真っ最中のジャパン・ツアーから最速・集中リリース決定です!
 今週はグラハムの本職ALCATRAZZの3公演に、ゲスト参加したIMPELLITTERIまで加えた4作が怒濤の同時リリース。本作はそのうち「2019年5月28日:TSUTAYA O-EAST」公演の超極上オリジナル・マスターです。4本一気リリースでもありますし、まずはしっかりと日程でショウのポジションを確認しておきましょう。

●ALCATRAZZ
・5月28日:TSUTAYA O-EAST 【本作】
・5月29日『OSAKA 2019』
・5月30日:名古屋ボトムライン
・5月31日『TOKYO 2019 FINAL NIGHT』
●IMPELLITTERI(ゲスト参加)
・6月1日『TOKYO 2019』

 以上、IMPELLITTERIのゲスト参加も含めて全5公演。今週はそのうち名古屋以外の4公演がリリースになるわけです。そして、ALCATRAZZも日程によってコンセプトが異なる。東京初日(5月28日)から名古屋(5月30日)の冒頭3日間は『NO PAROLE FROM ROCK'N'ROLL』の(ほぼ)全曲演奏を大フィーチュア。東京最終日だけが『DOWN TO EARTH』全曲演奏でした。

 と、ここまでが基本事項。本作は、その初日を記録したオーディエンス録音です。そのクオリティは極上。録音家本人から譲られたオリジナル・マスターなのですが、距離感もなければ芯も極太、それに伴ってディテールまで超鮮明。それこそ「まるでサウンドボード」と呼ぶに相応しいビビッド録音なのです。ただし、この場合は卓直結系ではなく、FM放送のようなタイプ。丸出しの芯にほんのり極々うっすらとした鳴りが艶を与えており、それがミックスやエフェクトでトリートメントした放送音源のようなニュアンスを生んでいるのです。念のために申しますと、この「鳴り」はボケボケ・ボワボワとしたものではありません。ヘッドフォンで耳を澄ませても残響には感じないし、芯とのズレもない。しかし、芯の丸出し音よりは美しい。鳴りを鳴りとして感じるのではなく、あくまで音色のレベルのもの。サウンドボード級でありながら、実際のサウンドボードよりも美しい。そんなオーディエンス録音の理想を体現しているわけです。
 そんな極上サウンドで描かれるショウが凄いのなんの。今回は“ALCATRAZZ”の名称復活と『NO PAROLE FROM ROCK'N'ROLL』が話題になったわけですが、それだけではない。近年のグラハムは全盛期をも超える絶好調。長年「出来不出来が激しい人」が定説になってきましたが、禁酒したせいか(またはベスアミ女史との交際効果?)現在は声の伸びも素晴らしく、安定感もバツグンならハイノートもビシビシ決まりまくる。同時代のシンガー達を聴く際は、かつての面影を探しては「あの年齢にしてはなかなか……」決まり文句。ところが、グラハムに限ってはかつて聴いた事のないような絶唱を届けてくれるのです。そして、もう1つがギター。ここのところ、グラハムはジョーイ・タフォーラやカート・ジェームズといった80年代シュラプネルのギタリストを立て続けに起用してきましたが、今回は現役バリバリのネオクラ・ヒーロー、ジョー・スタンプ。デビュー当時はあまりにもイングヴェイすぎるギターを弾き倒し「クローン」の代名詞にもなってしまいましたが、彼も近年になってリッチー・ブラックモア的なセンスを織り交ぜたフレーズや曲作りの進歩で格段に評価を上げている。そんなジョーの加入があったからこそ、“ALCATRAZZ”の金看板が復活したのでしょう。
 そして、本作はその真価。ショウは大きく二部構成になっており、第一部=『NO PAROLE FROM ROCK'N'ROLL』セクション+第二部=グレイテストヒッツ・セクション。最大のポイントはもちろん『NO PAROLE FROM ROCK'N'ROLL』でして、全盛期を超えたグラハムと、現役感全開のネオクラ・ヒーローによって甦る大名盤が悪かろうハズがない! 事前の告知では「NO PAROLE FROM ROCK'N'ROLL再現」が謳われていましたが、フタを開けると完全再現ではなかった。イングヴェイ印のギターソロ・ナンバー「Incubus」は省略(まぁ、これはやってもモノマネにしかなりませんからね)され、曲順も大きく入れ替え。これも大正解でアルバム再現にありがちな予定調和な感覚が払拭され、流れも非常にライヴ向きになっています。
 そして、その中身が凄い。素晴らしい! 注目のジョー・スタンプですが、彼こそ“ALCATRAZZ”の名に相応しい! もちろん、細部をチェックしていけばミスもあるわけですが、そんな事より重大なのは弾き倒しの熱気とフレーズのセンス。イングヴェイと言えば、ちまちました杓子定規な再現よりもステージならではのインプロヴィゼーションのキレこそが命でした。ジョーもそんなイングヴェイのフォロワーだけあって、スタジオ・テイクの再現など眼中になく、自在で多彩なオブリを弾いて弾いて弾きまくる! その燃え上がるパッションとフレーズそのものネオクラシカル感が“ALCATRAZZ”以外の何者でもない。まさに、あの“1984年1月”が脳裏に甦ってくるのです。
 そんなALCATRAZZ初来日さえ超えてしまうのが71歳とは思えないグラハムの絶唱。巷で「口パクじゃないの?」と囁かれるほどの絶好調ぶりは異常。現場では圧倒されっぱなしでしたが、こうして録音で聴いてみると声は凄くとも歌い口はかなりワイルド。マイクとの距離感や息継ぎの擦れ、何よりバックとのコンビネーション(そして歌い出しのコードのカン違いとか:笑)など、生声ならではのライヴ感もたっぷりですし、MC声との違和感もない。部分的に音源を使っている曲もあるかも知れませんが、それを差し引いても超絶なヴォーカリゼーションには違いない。グラハムに「ライヴでは駄目なヤツ」という誤解の烙印が押されてしまったALCATRAZZ初来日から35年。遂に、歴史的な名曲が本来の輝きを放つライヴアルバムに出逢えたのです。
 また、本作は違った意味で35年の重みも感じられる。それは「Night Games」。歌い終わった後でグラハムがMCを執るのですが、そこで出てくる名前は故西城秀樹なのです。秀樹は「Night Games」を日本語カバーしていたわけですが、グラハムは当時からそれを承知しており、ALCATRAZZの初来日時にはテレビや雑誌で対談もしていた仲なのです。本作の「Night Games」は、今は亡き日本の旧友への想い出を込めたもの。その歌声を極上の美音でたっぷりと味わえるライヴアルバムなのです。

 このところ、グラハムに関しては「今が全盛期」を繰り返し書いてきましたが、いよいよ“ALCATRAZZ”名の下に真価を爆発させてくれました。本作はそんな初日の極上ライヴアルバムです。泣くがいい。声をあげて泣くがいい。 その涙は新しい時代を呼ぶ水晶となって、35年後のALCATRAZZにも届いた。その輝き、どうぞ本作でしかとお確かめください!

Disc 1 (45:06)
1. Intro 2. Too Young to Die, Too Drunk to Live 3. Hiroshima Mon Amour 4. Jet to Jet
5. General Hospital 6. Starcarr Lane 7. Island in the Sun 8. Kree Nakoorie
9. Big Foot 10. Suffer Me

Disc 2 (62:39)
1. Guitar Intro 2. All Night Long 3. Night Games 4. Rock You to the Ground
5. Stand in Line 6. Band Introductions 7. Leviathan 8. We Won't Be Forgotten
9. Since You Been Gone 10. Long Island Tea 11. Into the Night 12. Lost in Hollywood
13. Goodnight and Goodbye

Graham Bonnet - Vocals Joe Stump - Guitar Jimmy Waldo - Keyboards
Beth-Ami Heavenstone - Bass Mark Benquechea - Drums