PETER GABRIEL - SANTA ANA 1980: MIKE MILLARD FIRST GENERATION TAPES(1CD) [Virtuoso 445]

PETER GABRIEL - SANTA ANA 1980: MIKE MILLARD FIRST GENERATION TAPES(1CD) [Virtuoso 445]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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The Clubhouse, Santa Ana, CA, USA 17th June 1980 ULTIMATE SOUND

 もはやサウンドボード以上の大人気を博しているマイク・ミラードの伝説マスター・シリーズ。その最新弾にして、衝撃の事件現場を永久保存したピーター・ガブリエル編が登場です。
 そんな本作が記録されたのは「1980年6月17日サンタアナ公演」。“TOUR OF CHINA 1984”の一幕を真空パックした超絶級オーディエンス録音です。“TOUR OF CHINA 1984”はツアー・タイトルであり、同時に当時のバックバンドのこと。実際には「中国」でもなければ「1984年」でもないわけですが、まずはその歩みからショウのポジションを確かめてみましょう。

●1979年
・5月12日:ハマースミスオデオン公演
・6月23日:GLASTONBURY FESTIVAL出演
・8月23日-9月1日:欧州#1(4公演)
●1980年
・2月20日-3月16日:英国(19公演)
《5月30日『MELT』発売》
・6月17日-7月12日:北米(21公演)←★ココ★
・8月30日-10月8日:欧州#2(30公演)

 これが1979年/1980年のピーター・ガブリエル。当然(?)の事ながら中国公演はありません。1979年の夏に『PETER GABRIEL(MELT)』を完成させたピーターはツアーを開始。アルバム発売前は母国イギリスを重点的にサーキットしていましたが、リリースを機に北米レッグへ突入。本作のサンタアナ公演は、その初日にあたるステージでした。

【クラブ・ギグならではのド密着サウンド】
 そんなショウで記録された本作は、いつも通りに素晴らしい……ではなく、いつにも増して強烈鮮烈! 本作はミラードに同行した友人がもらったという1stジェネ・カセットからデジタル化されているのですが、とにかく超ド密着。これはミラードの技術に加え、環境も大きく作用しているようです。何しろ、本作の現場となった“THE CLUBHOUSE”は342人収容という小さい小さいクラブ。もちろん、普通ならピーターのような世界的な大スターがショウを行う場所ではないのですが、この日は特別。実のところ、北米ツアーは英国ツアーから3ヶ月が空いており、本格的な開始の前にウォームアップのショウを実施。本作こそが、そのクラブギグなのです。実際、この日は告知なし。ピーターの大ファンであるミラードは早くから情報をキャッチして会場に着いたそうですが、狭いクラブにもかかわらずガラガラ。本当にピーターが来るのかさえ分からないままに数時間待っているうちに噂を聞きつけたロックファンが一気に詰めかけてきた……そんな現場だったのです。
 閑話休題。話を元に戻しますと、本作はそんな狭い狭いクラブの密着感・密室感が凄い。極太な芯はいつものミラード・サウンドだとしても、そこからホール鳴りが感じられない。曲間MCの声やささやかなタンバリンの鳴り等、ヘッドフォンで耳を澄ませれば空気感を見つけることも不可能ではありませんが、そんな努力は音楽的には無意味。丸出しな芯が超タイトなままタイムラグ=ゼロで耳に流れ込む。ミラード・コレクションでも格別にサウンドボード的、それも卓直結やIEMsのような超ダイレクト・サウンドなのです。

【強制終了させられた”事件の夜”】
 そんなド密着サウンドで描かれるのは、“事件の夜”でもある。本作は約63分のCD1枚物なのですが、これで当日の完全収録。実は、11曲ほど演奏したところでショウが強制的に終了してしまうのです。ちなみに、その11曲とは……

・I(CAR):Solsbury Hill/Modern Love/Moribund The Burgermeister/Humdrum
・II(SCRATCH):Mother Of Violence
・III(MELT):The Start/I Don't Remember/Family Snapshot(★)/Not One Of Us(★)/Lead A Normal Life(★)
・SO:We Do What We're Told (Milgram's 37)(★)
※注:「★」印は1979年レディング・フェスティバルでも演奏しなかった曲。

……と、このようになっています。このツアーの代表音源と言えば、1979年中に行われたレディング・フェスティバルのFM放送ですが、本作は短いながらもそこでは聴けない名曲も披露。「We Do What We're Told (Milgram's 37)」「Lead A Normal Life」は伝統盤『PLAYS LIVE』でも聴けないレパートリーです。
 そして、そんなショウのラストが最大の聴きどころ。前述のように、この現場にはシークレット・ギグを聞きつけたファンが一気に押し寄せていたわけですが、あっと言う間に会場キャパをオーバー(342人じゃ当たり前です)。「Humdrum」が終わったところで、クラブハウスのマネージャーがステージに登場。当局の命令でショーが中止になったと告知するのです。マネージャーは返金すると言っていますが、もちろん観客は納得できずに怒り出しますし、ピーターも完全に困惑。何とかもう1曲演奏するものの、最終的にはステージから追い出されてしまう(ちなみにミラード達はセキュリティを無視して1時間ほど粘ったそうですが、結局ショウは再開せずに追い払われてしまったそうです)。そんな物々しい現場もミラード・サウンドで超リアル体験できてしまうのです。

 「ミラードによるクラブ録音」……そのサウンドも特別なら、内容も衝撃の事件現場。音楽的にも、オーディオ的にも、ドキュメント的にも、唯一無二の輝きを放つ超極上アルバムです。ミラードの歴史的コレクション群にあっても他に類をみない絶対作。どうぞ、永久保存プレスCDで存分にご体験ください。

★「1980年6月17日サンタアナ」のシークレット・ギグで記録された超極上オーディエンス録音。伝説名手マイク・ミラードが直接友人にプレゼントした1stジェネ・カセットからデジタル化されており、350人弱しか入らないクラブの密着感が絶大。しかも、シークレット・ギグに人が押し寄せたためにショウは11曲目の「Humdrum」が終わったところで、当局の命令で中止。観客は納得できずに怒り出し、ピーターも完全に困惑してしまう……そんな事件の現場までミラード・サウンドで超リアル体験できてしまう唯一無二の超傑作です。

★どうやったらこんな凄い音で録音できるの?というレベルです。怒涛のミラクル超高音質!!


(63:00)
1. Intruder
2. The Start/I Don't Remember
3. Solsbury Hill
4. Family Snapshot
5. MC
6. Milgram's 37
7. Modern Love
8. Not One Of Us
9. Lead A Normal Life
10. Moribund The Burgermeister
11. Mother Of Violence
12. Humdrum
13. Gabriel announces the show must end ★コンサートは途中で中止。観客怒ってる。ピーターも困ってる。「お金は返します!」

Peter Gabriel - Vocals, Keyboards
John Ellis - Guitar
Jerry Marotta - Drums
Larry Fast - Keyboards
Tony Levin - Bass