GENESIS - BERN 1975(2CDR) [Amity 619]

GENESIS - BERN 1975(2CDR) [Amity 619]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Festhalle, Bern, Switzerland 29th March 1975 TRULY PERFECT SOUND

 一気に発掘が進んでいる“THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY TOUR”の大陸ヨーロッパ編。その新たなる名作が登場です。
 そんな本作に収められているのは「1975年3月29日ベルン公演」。その傑作オーディエンス録音です。これまでも度々ご紹介してきましたが、“ブロードウェイ・ツアー”でも大陸ヨーロッパは“穴”として知られている。ツアー全体ではピーター・ガブリエル時代でも随一となる長尺サウンドボードの大豊作ツアーでありながら、そのほとんどが北米レッグのもの。一応、母国イギリス篇には『DEFINITIVE LIVERPOOL 1975(Virtuoso 368/369)』が残されたものの、大陸ヨーロッパの諸国にはサウンドボードがないのです。
 サウンドボードがないとなれば、オーディエンスの出番。特に最近は“ブロードウェイ・ツアー”の客録が大規模に発掘されており、これまで見逃されてきた大陸ヨーロッパ篇の傑作も大量に登場。当店でも幾多の傑作ライヴアルバムとしてご紹介しており、本作もまた大陸ヨーロッパ篇のライヴアルバムなのです。何はともあれ、まずはショウのポジション。ツアーの全景は同時リリースとなるプレス名盤『DIJON 1975(Virtuoso 441/442)』の解説に譲るとして、ここではポイントとなる欧州レッグに焦点を絞り込んでコレクションを整理してみましょう。

●欧州#1
・2月19日-28日(8公演)
・3月1日『DIJON 1975』
・3月2日-3月17日(8公演)
・3月22日『ANNECY 1975』
・3月24日-27日(3公演)
・3月29日:ベルン公演 ←★本作★
・3月30日-4月3日(4公演)
・4月4日『MUNICH 1975』
・4月5日-4月12日(7公演)
●英国
・4月14日-19日(5公演)
●欧州#2
・4月20日-5月24日(24公演)

 これが“THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY TOUR”のヨーロッパ・レッグ。大陸篇である「欧州#1」「欧州#2」の合間に母国「英国」ツアーを挟んだスタイルです。現在、話題となっているのは「欧州#1」で、今週誕生の代表作『DIJON 1975』を筆頭に、次々と登場しているのがご理解いただけると思います。そんな中で本作のベルン公演は後半にあたる22公演目のコンサートでした。
 そんなショウを記録した本作は、まさに絶品のオーディエンス録音。何よりも素晴らしいのは、クリアで微細部まで鮮やかなサウンド。スネアやヴォーカルの鳴りに空間感覚もあるのでサウンドボードと間違えたりはしませんが、空気感を貫く芯は力強くディテールは鮮やか。西ドイツでもフランスでもないスイスという土地柄か、演奏中は静かに聴き入るムード。そのため、ホール鳴りに包容力があっても微細部までくっきりと感じられるのです。
 そして、その鳴りが得も言われぬ幻想感を漂わせている。プログレでもE&PやKING CRIMSONのようにエッジの鋭さや押しの強さが大事なバンドはサウンドボードに勝るものはありませんが、YESやGENESISのようなシンフォニック・ロックはオーディエンス録音がよく似合う。荘厳なハーモニーが降り注ぎ、重厚感や幻想感のただ中に立つ醍醐味を味わわせてくれる。もちろん、演奏の機微が潰れたり、爆音になっては元も子もないのですが、本作にその心配はない。客録ならではの旨みをたっぷりと振りまきながら、世紀の物語コンサートを現場体験できるのです。
 さらに言えば、演奏が素晴らしい。何しろ、このツアーは完全新作の2枚組をフル再現している。普通のツアーであってもエンジン全開になるまでは数公演を必要としますが、これほどのショウともなればかなりの場数が必要。日程が進めば進むほど演奏がこなれ、流れも身体に染み込んでいくのも道理なのです。そして欧州レッグこそ、北米を経て完成度の高まったツアー後半。実のところ、欧州レッグが注目されているのはサウンドボードがないからだけでなく、演奏の練度が格段に上がっているからなのです。

 アンコールが丸々未収録という事もあり、本作は同時リリースの超名盤『DIJON 1975』には及びません。しかし、そのクリアさも演奏の素晴らしさも歴史の闇に埋もれさせるにはあまりにも惜しい。本作は、そんなライヴアルバムなのです。ロック史に名高い指折りの物語アルバムでありながら、再演の望めない『眩惑のブロードウェイ』。その現場体験、どうぞ本作でも存分にご堪能ください。

★「1975年3月29日ベルン公演」の傑作オーディエンス録音。何よりも素晴らしいのは、クリアで微細部まで鮮やかなサウンドで、空気感を貫く芯は力強くディテールは鮮やか。演奏中は静かに聴き入るムードのため、ホール鳴りに包容力があっても微細部までくっきりと感じられます。欧州はツアー後半のため『眩惑のブロードウェイ』再現もこなれ、流れも身体に染み込んでいる。再演の望めない世紀の物語の名演を極上体験できるライヴアルバムの秘宝です。

Disc 1(50:10)
1. The Lamb Lies Down On Broadway
2. Fly On A Windshield
3. Broadway Melody Of 1974
4. Cuckoo Cocoon
5. In The Cage
6. The Grand Parade Of Lifeless Packaging
7. Story Of Rael
8. Back In N.Y.C.
9. Hairless Heart
10. Counting Out Time
11. The Carpet Crawlers
12. The Chamber Of 32 Doors

Disc 2(52:03)
1. Lilywhite Lilith
2. The Waiting Room
3. Anyway
4. Here Comes The Supernatural Anaesthetist
5. Interlude
6. The Lamia
7. Silent Sorrow In Empty Boats
8. The Colony Of Slippermen
9. Ravine
10. The Light Dies Down On Broadway
11. Riding The Scree
12. In The Rapids
13. It