WHITE LION - MARQUEE 1988(1CDR) [Shades 906]

WHITE LION - MARQUEE 1988(1CDR) [Shades 906]

販売価格: 1,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Marquee, London, UK 19th January 1988 PERFECT SOUND(from Original Masters)

 一瞬の栄華を極めた『PRIDE』時代。その刹那を真空パックしたリアル・ライヴアルバムが登場です。
 本作に収められているのは「1988年1月19日ロンドン公演」。伝説のクラブ“マーキー”の空気をリアルに吸い込んだ極上オーディエンス録音です。本作最大のポイントは、その素晴らしすぎるリアル・サウンドにあるわけですが、まずは背景。彼らのキャリアでも最大規模となったワールドツアー全体像の中からショウのポジションを確認してみましょう。

【1987年】
・3月6日+5月10日:ウォームアップ
《6月21日『PRIDE』発売》
・6月20日-7月28日:北米#1(29公演)
・9月10日-12月30日:北米#2(32公演)
【1988年】
・1月19日-2月2日:欧州(8公演)←★ココ★
・2月28日-9月10日:北米#3(111公演)
・9月18日:日本(プロモ・ショウ)
・9月27日-10月29日:北米#4(24公演)
・11月26日:ジャージー・ショア公演

 これが全盛時代のツアー概要。本作のマーキー公演は「欧州」ツアーの初日にあたるコンサート。彼らにとって初めての海外ツアーであり、そのイの一番たる初日公演でした。
 そんな記念碑ショウを記録した本作は、極めて素晴らしいリアル・オーディエンス。とにかく距離感ゼロの猛烈なダイレクト・サウンドなのです。その要因はクラブの密室感にあるわけですが、それ以上なのが録音家の腕。実のところ本作は、かの名匠“Crazy S.”氏の手による作品で、彼自身から提供されたオリジナル・カセットからダイレクトにCD化。氏はGUNS N' ROSESやTESLAでもマーキーの伝説的ライヴアルバムを残していますが、本作はそのWHITE LION編でもある。冒頭やや低音がオーバー気味にもなりますが、ディテールはキッチリと鮮やかでズバ抜けたクリアさも絶品。まさに名匠の名に相応しいサウンドなのです。
 そのクオリティで描かれるショウは、まさに「本生100%版PRIDE」と呼ぶに相応しい。あの名盤から「All Join Our Hands」以外の全曲が演奏され、そこにデビュー作からの「Broken Heart」「Kid Of A Thousand Faces」「Fight To Survive」「Road To Valhalla」がまぶされる。キャリアを総括するベスト選曲とは言えませんが、むしろそれ以上にWHITE LIONの美味しいところを濃縮したセットなのです。
 そんなセットを演じるバンドのパフォーマンスこそが素晴らしい。先述した通り、このショウは彼らにとって人生初の海外公演。すでに本国では大ヒットを成し遂げた勢いたっぷりに、世界へ乗り出した刹那。その世界制覇へ向けたときの声が轟くショウなのです。その時代感を一層リアルに突きつけるのが本場イギリスの空気。開演前に流されるWHITESNAKEのBGMから収録されていますが、その騒然とした雰囲気のリアルなこと……。そして、開演するや集中力が一気にステージへ注がれる。
 初めは話題の新鋭バンドを品定めするようなムードに包まれ、1曲1曲が積み重ねられるほどに加熱していくマーキー……。シビアでありながら最新のロックに飢えていた当時のイギリスのロック野郎どもと、そんなヤツらをねじ伏せてやると言わんばかりにロックを叩きつけるWHITE LION。その双方が名曲で繋がれ、「Kid Of A Thousand Faces」が大合唱でまみれていく……。ラスト「All You Need Is Rock And Roll」で大団円を迎え、完全に一体化したクラブのムードもたっぷりと完全収録している。まさに1988年のイギリスなればこその熱気がマーキーの狭い空間に渦巻くライヴアルバムなのです。

 キャッチーなセンスが輝く名バンド、WHITE LION。メロディアス・ハードの雄が本場イギリスを納得させ、受け入れられていく歴史的な夜を真空パックした大傑作です。名曲たっぷりのライヴアルバムとしても素晴らしく、リアル・ドキュメントとしてはそれ以上。単に美しいだけではなかった彼らの“熱”がスピーカーから吹き出す銘品。どうぞ、全身全霊で時代の薫りをお楽しみください。

(72:55)
1. Pre Show Music
2. Introduction
3. Hungry
4. Don't Give Up
5. Tell Me
6. Lonely Nights
7. Broken Heart
8. Kid Of A Thousand Faces
9. Sweet Little Loving
10. Fight To Survive
11. Wait
12. Lady Of The Valley
13. Road To Valhalla
14. When The Children Cry
15. All You Need Is Rock And Roll

Mike Tramp - vocals Vito Bratta - guitar James Lomenzo - bass Greg D'Angelo - drums

Special Thanks: Crazy S.