CAMEL - READING FESTIVAL 1976(1CDR + Ltd Bonus DVDR) [Amity 450]

CAMEL - READING FESTIVAL 1976(1CDR + Ltd Bonus DVDR) [Amity 450]

販売価格: 1,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Reading Festival, Reading UK 28th August 1976 PERFECT SOUND(from Original Masters)

 黄金のオリジナル・メンバー4人にメル・コリンズまで参加した“MOONMADNESS TOUR”の後半期。その現場を真空パックした伝説のライヴアルバムが復刻です。
 本作に収められているのは「1976年8月28日レディング・フェスティバル公演」。その貴重な極上オーディエンス録音です。まずは、当時のスケジュールからショウのポジションを確認してみましょう。

《3月26日『MOONMADNESS』発売》
・3月25日-4月14日:英国(16公演)←※ボーナスDVDR
・6月8日+19日:英国/オランダ(2公演)
・6月23日-7月3日:北米(6公演)
《7月:メル・コリンズ参加》
・8月18日:DAY ON THE GREEN出演
・8月28日:READING FESTIVAL 【本作】
・9月16日-10月16日:欧州(24公演)

 これが“MOONMADNESS TOUR”の全体像。当時の記録には曖昧なところも多く、公演数までは厳密ではありませんが、おおよその流れはご理解いただけると思います。本作のレディング・フェスティバルは、メルの参加直後にあたるショウでした。
 そんなショウを収めた本作は、まさに伝説。実は当時のレコード会社の日本人スタッフが渡英して録音したものであり、そのオリジナル・カセットからダイレクトにCD化。長年トレード界にも出回らなかった秘匿のオリジナル録音です。“レディング+日本人”というとCURVED AIRの『READING FESTIVAL 1972(Amity 415)』やGONGの『READING '76(Virtuoso 302)』といった伝説盤が浮かびますが、本作はそのCAMEL編なのです。もちろん、貴重なだけでは伝説とはならない。初期Sireneレーベルから初登場した際には、その素晴らしいサウンドが衝撃を呼び、海を越えた海外マニアも大絶賛。オリジナルCAMELの代表録音とさえ言われた名録音。本作は、その大元マスターを再度デジタル化して復刻した銘品なのです。
 実際、世界のマニアを驚かせたクオリティは、現代の耳も驚異的。野外フェスならではの反響ゼロな楽音はどこまでもクリアで、ディテールもクッキリ。反面、野外フェスは音が遠くなりがちなのが難点なのですが、本作にその心配はない。恐らくは関係者席からの録音だったのでしょう。距離もほとんど感じられず、極太な芯を誇りながら艶やかで端正なサウンドが流れ出るのです。その旨みは再生直後から味わえますが、中盤「Rhayader Goes To Town」から一層美化。それこそ「まるでサウンドボード」としか言いようのない極上の音世界が広がるのです。
 そんなクオリティで描かれるショウはオリジナル4人の到達点であり、メルを迎えた新章の1ページ目。セットはほぼ2大名盤『THE SNOW GOOSE』『MOONMADNESS』で占められ、大まかなセクションで2つの世界を行き来する。開演は当時ならではの「Aristillus」が務めつつ、そこから「The Great Marsh」「Rhayader」「Rhayader Goes To Town」の『THE SNOW GOOSE』3連発。そして、本格的な『MOONMADNESS』ワールドへ移って「Song Within A Song」「Chord Change」「Lunar Sea」の3連発を披露し、再び『THE SNOW GOOSE』の「Preparation」「Dunkirk」へ。明確なストリー・コンセプトは感じられませんが、この流れが極めて自然でドラマティック。まるで2作のレパートリーからあらたな名盤が生まれたようなショウなのです。そして、そんな巨大ドラマの本編を受けたアンコールを務めるのは大曲「Lady Fantasy」。まさにオリジナル編成時代の粋となるライヴアルバムなのです。
 そんなショウだけでも感無量ですが、本作はさらに時代のドキュメント感も最高。前述した通り日本人の録音なのですが、どうやらスタッフは1人ではないらしく、日本人らしい会話や声も吸い込んでいる。「旗立てやがってチクショー」「旗どうにかならないかな」「テープレコーダーが回ってるし」といった日本語、思いっきりカタカナ英語での「Sit down please」も聞こえる。カタカナ英語が通じなかったのか「You are mother fuckin’ son of a bich! sit down!!」と叫んだりもするのですが、その“がんばった悪口”感が「お前の母ちゃんデベソ」的でもあり、本人たちも思わず吹き出していたりします。もちろん、そうした声は曲間やショウ冒頭のわずかな瞬間だけ。本作はほぼCAMELの眩惑ステージに満たされてはいるのですが、当時珍しかったであろう本場に立つ日本人の姿もリアルに浮かぶのです。
 それ以上にリアルなのが、本編ラストを務める「Dunkirk」。演奏が終わった瞬間に絶叫に近い大歓声が爆発し、さらに盛大な爆竹も炸裂する。当時のCAMEL人気もリアルなら、演奏中の静けさとの対比も凄まじい。いかに演奏が凄かったのか、いかに当時のイギリス人が集中して見つめていたのか。そんな現場の空気がスピーカーから流れ出る1枚なのです。

 この後メルを連れてヨーロッパ大陸を巡ったCAMELですが、それを最後にダグ・ファーガソンが離脱。CAMELは新たな次元へと進んでいきます。本作は、その直前。黄金の4人が肩を並べつつ、メルと共にスケールアップした『THE SNOW GOOSE』『MOONMADNESS』を演奏する貴重な時期なのです。そのハイライト公演を極上ヴィンテージ・サウンドで記録しきった奇跡のライヴアルバム。ここに堂々の復活です。

(59:13)
1. Introduction 2. Aristillus 3. The Great Marsh 4. Rhayader 5. Rhayader Goes To Town
6. Song Within A Same 7. Chord Change 8. Lunar Sea 9. Preparation 10. Dunkirk
11. Lady Fantasy

Andy Latimer - Guitar, Flute, Vocal Peter Bardens - Keyboards
Doug Ferguson - Bass Andy Ward - Drums Mel Collins - Saxophones, Flute


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★大きな節目となった“MOONMADNESS TOUR”の伝説ライヴアルバム『READING FESTIVAL 1976』。その初回納入分に限り、同じツアーの極上プロショット『HAMMERSMITH ODEON 1976: SPANISH TV REBROADCAST』が特別に付属いたします。

CAMEL - HAMMERSMITH ODEON 1976: SPANISH TV REBROADCAST(無料DVDR)
Live at Hammersmith Odeon, London, UK 14th April 1976 PRO-SHOT

 『MIRAGE』『THE SNOW GOOSE』『MOONMADNESS』……歴史的大傑作を連発した“あの4人”。本編ライヴアルバムは、その4人にメル・コリンズが加わった直後を極上サウンドで収めた伝説の録音です。しかし、このツアーの前半は4人だけ。その到達点ともなる最終ツアーでもありました。そこで、同じ1976年でありながら長くオリジナル・ラインナップを代表してきた極上プロショットを用意しました。
 そんな本作に収められているのは「1976年4月14日ハマースミス・オデオン公演」。『MOONMADNESS』リリース直後にあたる時期で、本編解説の日程で言うところの「英国」ツアー最終日のショウです。本作を再生すると冒頭に「ESPECIAL CAMEL 15-6-1977」とテロップが表示されますが、これは(恐らく)初回放送日。しかし、本作の元になっているのは1977年のオリジナル放送ではなく、グッと時代の過ぎた2006年放送。スペインの国営放送「テレビシオン・エスパニョーラ」の50周年に開設されたデジタルチャンネル「TVE50」での再放送バージョンです。
 デジタル放送だけに、その画質は極上。1976年のフィルム撮影と思われますが、クッキリと切り立った解像度は髪の1本1本からフィルムの粒子まで見えるよう。「Dunkirk」等での微細な音切れや「White Rider」の7分台で(1-2秒ほどの)乱れといった録画マスターに起因するため、「完璧」とは言えないのですが、99.9%の基本クオリティは間違いなく公式級なのです。
 そんな画質・音質で描かれるオリジナルCAMELの素晴らしさ……。わずか6曲の収録とは言え、その長さは50分以上のたっぷりLPサイズ。そこに名盤『MIRAGE』『THE SNOW GOOSE』『MOONMADNESS』の代表曲を生真面目に2曲ずつ配した構成は、まるで“目で見るベスト盤”かのよう。そのアンサンブルもまた、“オリジナル4”の粋。1976年7月には最初のメンバーチェンジでメル・コリンズを迎えるわけですが、本作はその4ヶ月前にあたり、“あの4人”でできる総てを凝縮したような演奏がたっぷりと詰まっているのです。

 メルを迎えた5人編成時代、初来日を果たしたCARAMEL(キャラメル)時代、さらには新大陸の血を導入したキット・ワトキンス時代等々など……。最新来日の盲目奏者ピーター・ジョーンズに至るまで、さまざまな才能とアンサンブルを魅せてくれたCAMEL。その中にあって、すべての原点にして、大代表作を連発した“オリジナル4”の生演奏を特上クオリティで目撃できる1本です。大名盤『MOONMADNESS』の完全再現ショウが日本で実現した今だからこそ、改めて味わっていただきたい名作です。

(50:42)
1. White Rider 2. Lunar Sea 3. Preparation 4. Dunkirk
5. Another Night 6. Lady Fantasy

Andrew Latimer - Guitars, Vocals Peter Bardens - Keyboards
Andy Ward - Drums, Percussions Doug Ferguson - Bass

PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 51min

Special Bonus DVDR for 1st set of "READING FESTIVAL 1976"(Amity 450)