【取り寄せ】THIN LIZZY - TOLEDO 1977(1CDR) [Shades 1281]

【取り寄せ】THIN LIZZY - TOLEDO 1977(1CDR) [Shades 1281]

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商品詳細

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Live at Toledo Sports Arena, Toledo, OH, USA 30th January 1977 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND

 ゲイリー・ムーア時代のライヴアルバムが奇跡の新発掘! 今度は激レアな1977年の録音が世界初公開です!
 そんな本作に吹き込まれているのは「1977年1月30日トレド公演」。その初登場オーディエンス録音です。「ゲイリー入りLIZZY」と言えば、大定番たるシドニーの公式プロショットや昨年大ヒットを記録したマイク・ミラード録音『L.A. FORUM 1978(Zodiac 393)』も浮かびますが、それらはどちらも1978年。本作は、それとは異なる1977年の記録なのです。実のところ、ロボが怪我をきっかけに脱退してからゲイリーが正式加入するまでは本当に入り組んでおり、マニアでも混乱している時期。良い機会ですので、混沌のメンバーチェンジをタイムラインで確認してみましょう。

●1976年
《11月23日:ロボ負傷→ゲイリー参加》
●1977年
・1月3日:ロンドン公演
・1月18日-3月18日:北米#1(37公演)←★ココ★
《3月25日:ロボの脱退発表→トリオ編成に》
《6月『BAD REPUTATION』完成》
《7月20日:ロボの復帰発表》
・8月6日-9月4日:欧州#1(12公演)
・9月21日-11月5日:北米#2(32公演)
・11月11日-12月17日:英国(28公演)
●1978年
・3月29日-7月6日:欧州#2(16公演:ロボ再離脱)
《7月30日:ゲイリー再加入》

 これがロボ負傷からゲイリーの正式加入までの流れ。そもそもの発端は、1976年11月にロボがクラブの喧嘩に巻き込まれて怪我、ギターが弾けなくなった事。直近の全米ツアーがキャンセルとなっただけでなく、治療に数ヶ月を要する事になりました。そこで呼ばれたのが、フィル・ライノットの旧友ゲイリー・ムーア(彼がTHIN LIZZYに関わるのは、トリオ時代末期の1974年4月以来)。年の明けた1977年1月に北米ツアーをこなした後、THIN LIZZYは「ロボ脱退→トリオ編成→ロボ復帰→LIVE AND DANGEROUS制作→ロボ再脱退」という流れを踏み、1978年7月になってゲイリーが正式加入します。
 だらだらと書いてしまいましたが、ここでポイントなのは1つ。入れ替わりの時期に実現した“ゲイリー入りLIZZY”のライヴは、上記で言うところの「ロンドン+北米#1」の38公演だけだったという事。ここは1978年以降に比べて記録が極端に少ない時期。本作は、その激レアな時期を現場体験できるわけです。
 そんなトレド公演で録音された本作は、鮮やかクリアな名録音。あくまでもヴィンテージ・オーディエンスであってミラードの奇跡録音『L.A. FORUM 1978』とは比較できないのですが、シドニー公演の公式プロショットとは出来そう(もちろん、シドニー・プロショットは元がTV放送なためにオフィシャル化されたとは言っても最高レベルではなかったわけですが)。さすがにサウンドボード的な密着感は望めないものの、透き通る空気感によるクリアさやディテールの細やかさはシドニーSBDにも負けていないのです(また、年季の入ったコレクターの方なら「1977年のゲイリー入りと言ったら、MSG録音だろ!」という方もいらっしゃるかも知れませんが、そちらは忘れてください。本作はあんなモコモコ・サウンドなど思い出す必要もない完全な別次元です)。
 そんなブリリアント・サウンドで描かれるのは、アイルランドの英雄2人が音を重ねる貴重なフルショウ。「北米#1」はQUEENの前座でショート・セットだったのですが、その短い時間に1978年とは違うセットリストが繰り広げられているのです。ここではゲイリー時代THIN LIZZYで最も有名な公式映像『THE BOYS ARE BACK IN TOWN』と比較しながら整理してみましょう。

●脱獄(5曲)
・Jailbreak/Emerald(★)/The Boys Are Back In Town/Cowboy Song/Warriors(★)
●その他(6曲)
・ナイトライフ:Still In Love With You(★)/Sha-La-La(★)
・サギ師ジョニー:Massacre(★)/Johnny The Fox Meets Jimmy The Weed(★)
・その他:Baby Drives Me Crazy/Me And The Boys(★)
※注:「★」印はシドニー公演の公式映像『THE BOYS ARE BACK IN TOWN』では聴けない曲。

……と、このようになっています。過半数が『THE BOYS ARE BACK IN TOWN』でも聴けないレパートリーなわけですが、もっと言えば、「Sha-La-La」「Emerald」「Massacre」「Johnny The Fox Meets Jimmy The Weed」辺りはミラードの新名盤『L.A. FORUM 1978』でも聴けない。特にゲイリーが弾く『サギ師ジョニー』の2曲や「Sha-La-La」を本作で初めて耳にする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 並び立てば、必ず名演・名曲が生まれたフィル・ライノット&ゲイリー・ムーア。ロックは、とかく人間同士の「化学反応」や「マジック」を重視するものですが、このコンビほど「1+1」の解が巨大になる組み合わせはなかったのではないでしょうか。そんな若き2人の魅力が爆発するフルショウを現場体験できる文化遺産。アイルランドが生んだロックの奇跡、どうぞ存分にご堪能ください。

★ゲイリー・ムーア在籍時代となる「1977年1月30日トレド公演」の初登場オーディエンス録音。2021年になって発掘された名録音で、そのクリアさやディテールの鮮やかさはシドニー公演の公式サウンドボードにも匹敵する。シドニー公演プロショットでは聴けないレパートリーもたっぷりで、特にゲイリーが弾く「Sha-La-La」「Massacre」「Johnny The Fox Meets Jimmy The Weed」は激レア。アイルランドが生んだ名コンビ:フィル&ゲイリーが並び立つフルショウを現場体験できる文化遺産アルバムです。

(60:40)
1. Intro.
2. Jailbreak
3. Massacre
4. Emerald
5. Still In Love With You
6. Johnny The Fox Meets Jimmy The Weed
7. The Boys Are Back In Town
8. Cowboy Song
9. Warriors
10. Sha-La-La / Brian Downey Drum Solo
11. Baby Drives Me Crazy
12. Me And The Boys

Philip Lynott - Vocal, Bass
Scott Gorham - Guitar
Gary Moore - Guitar
Brian Downey - Drums