THE ROLLING STONES - PHILADELPHIA 1989 FIRST NIGHT(2CD) [IMPORT TITLE]

THE ROLLING STONES - PHILADELPHIA 1989 FIRST NIGHT(2CD) [IMPORT TITLE]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Veterans Stadium, Philadelphia, PA, USA 31st August 1989 TRULY AMAZING SOUND(UPGRADE)

 ローリング・ストーンズが復活の狼煙を上げた1989年のスティール・ホイールズ・ツアーは8月31日のフィラデルフィアから幕を開けました。一時は「解散か?」とまで報じられていたグループが再始動し、82年以来のライブ活動を始めるとあってこの日は世界中の注目を集めたものです。この日の演奏曲目などは当時から報じられていましたが、音盤化はなかなか実現せず、むしろ先にスタジアムの客席から撮影されたオーディエンスショットのビデオが先に出回っていました。それどころか音源を収めたアイテム「ELECTRICAL DISCHARGE」がリリースされたのは何とショーから10年後のこと。
 ストーンズのマニアックな音源をリリースしていたダーティ・ワーク・プロダクションというレーベルはあまり広く流通せず、マニアの間で静かな人気を呼んでいました。ところが「ELECTRICAL DISCHARGE」(以下、既発盤と称します)がジェネ落ち感が否めないコピーを元にしていたのは明らかで、せっかく歴史的な一日をリリースしてはくれたものの、これではマニアにすらハードルが高く、またアイテム自体も忘れ去られてしまったという。それほど歴史的な価値のある音源が今まで他にリリースされてこなかったとは驚きですが、それもまた音源の状態が一因であったように思えます。

 今回は既発盤と同じオーディエンス録音ながら、はるかに状態の良いロージェネ・コピーを入手。もちろん元がカセットによるオーディエンス録音であり、ざらつき感も漂っていますが、もはや既発盤とは比べ物にならないレベル。そこではジェネ落ちによって件のざらつき感が強まっていただけでなく、ヒスノイズが盛大に乗っていたことが非常に耳障りでした。それが今回は随分と収まり、さらには若干高めだったピッチが正確になっていよいよ聞きやすく。
 一方「Play With Fire」終演後から「Dead Flowes」冒頭にかけて生じていたカット、これは元の録音状態に起因するもので、そこには最初の触れたオーディエンスショット・ビデオの音声をパッチ。先の理由から今回のバージョンは既発盤と比べて大幅なアッパー感を伴っているのですが、一方で枝分かれコピーの際に生じたと思われるデジタル・ノイズが「Midnight Rambler」の前半に生じており、当初は既発盤を用いたパッチを試みたものの、むしろ音質の差が浮き彫りになってしまうことから、ここはデジノイズを可能な限り抑えることで聞きやすくさせました。
確かに今回のバージョンでもまだマニア向けな音源であることは事実ですが、既発盤の盛大なヒスノイズとざらついた荒れくれ感に比べれば、聞きこむハードルが大幅に下がったことは間違いありません。それどころか音像が近くて迫力のある録音状態に感じられることかと。

 こうして聞きやすくなったアッパー版を前にすると、この日のストーンズの圧倒的にハイテンションな演奏ぶりが本当に印象的。そもそも久々のステージ復帰ということでグループ全体のエキサイトぶりが生々しいほどに伝わってきます。色々あったけど、またストーンズとしてステージに戻れた喜びを噛みしめないはずなない。そんな彼らを前にフィラデルフィアへ集まったオーディエンスが大興奮している様子もまた生々しい。これこそ臨場感に長けたオーディエンス録音の本領発揮。
 そんな中で起きたこの日の伝説的なハプニングが「Shattered」の演奏が終盤に向かったところで会場の音が出なくなってしまったというトラブル。この件に関しては当時報じられたこともあり、この一曲だけがいくつかのアイテムのボーナス要員としてリリースされてきたもの。それが過去最高の音質で聞かれるようになりました。
 ここは例のオーディエンスショット映像を見ると、あくまで会場の出音が消えてしまっただけで、ステージが停電するまでには至らなかったことが解ります。しかし音声だけで聞いてもこのハプニングは非常に面白い。演奏が終わりに向かったところで音が出なくなってしまったにもかかわらずブーイングは皆無、むしろ異様なほど盛り上がっているのです。むしろ当日居合わせた人はこれも演出だと思っていたのかもしれません。

 そんなハプニングを別にしてもストーンズのテンションは異様に高く、実際に演奏も走り気味。昨年オフィシャルでツアー終盤のアトランティック・シティがリリースされましたが、あの堂々とした演奏ぶりと比べるとまるで別のバンドのよう。ツアー序盤の音源と言えば9月に入ってからのトロントが定番と化していますが、それと比べてもハイテンションでスピーディな演奏には笑ってしまいそうなほど。
 ちなみに「Rock And A Hard Place」のエンディングはミックとコーラス隊によるアカペラ・ハーモニーが締めくくっていますが、このアレンジがステージ本番で試みられたのはこの日だけ。
 そうした歴史的な一日であったにもかかわらず、今まで音源の粗い既発盤しか存在しなかったスティール・ホイールズ・ツアー初日のフィラデルフィア。その粗さが驚くほど緩和されたアッパー版がハチャメチャな勢いと熱狂に包まれたステージ復帰の瞬間、さらに伝説的なハプニングの一部始終まで現代に蘇らせました!

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (73:38)
1. Continental Drift
2. Start Me Up
3. Bitch
4. Shattered (aborted due to power failure) 電源が落ちて途中で中断。ミックがMCで繋ぐ
5. Sad Sad Sad 
6. Undercover Of The Night
7. Harlem Shuffle
8. Tumbling Dice
9. Miss You
10. Ruby Tuesday
11. Play With Fire ★3:06 - 最後まで別音声補填
12. Dead Flowers ★0:00 - 0:12 別音声補填
13. One Hit (To the Body) ★0:08 - 0:12 別音声補填
14. Mixed Emotions
15. Honky Tonk Women
16. Rock And A Hard Place

Disc 2 (79:55)
1. Midnight Rambler
2. You Can't Always Get What You Want
3. Little Red Rooster
4. Before They Make Me Run
5. Happy
6. Paint It Black
7. 2000 Light Years From Home
8. Sympathy for the Devil
9. Gimme Shelter
10. It's Only Rock 'n Roll
11. Brown Sugar。
12. Satisfaction
13. Jumping Jack Flash
14. Carmen / The ride of the Valkyries