GENESIS - L.A. FORUM 1978: MIKE MILLARD MASTER TAPES(2CDR [Amity 628]

GENESIS - L.A. FORUM 1978: MIKE MILLARD MASTER TAPES(2CDR [Amity 628]

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商品詳細

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Live at The Forum, Inglewood, CA, USA 17th April 1978 PERFECT SOUND

 プログレッシヴ・ロックの全盛時代を極上サウンドで届けてくれる伝説名手マイク・ミラードのマスター発掘プロジェクト。その最新弾となる3人GENESIS篇が登場です。
 ミラードのマスター発掘もかなりの本数となっており、これまでも『BURBANK 1976(Virtuoso 422/423)』や『THE ROXY 1980(Amity 621)』といった傑作をご紹介してきました。3作目となる今回は、前2作の中間となる“...AND THEN THERE WERE THREE... Tour”。その一幕である「1978年4月17日イングルウッド公演」の絶品オーディエンス録音です。1978年と言えば、私たち日本人にとっては伝説の初来日が思い浮かぶところ。そんな状況をイメージするためにも、まずは当時のスケジュールから振り返ってみましょう。

・3月26日-31日:北米#1a(4公演)
《3月31日『...AND THEN THERE WERE THREE...』発売》
・4月1日-22日:北米#1b(14公演)←★ココ★
・5月14日-6月24日:欧州#1(26公演)
・7月3日-31日:北米#2(20公演)
・8月20日-9月9日:欧州#2(10公演)
・9月29日-10月22日:北米#3(17公演)
・11月27日-12月3日:日本(6公演)

 これが1978年のGENESIS。初来日はワールド・ツアーも最後の最後。付け足しのようなカタチで実現したわけですが、本作のイングルウッド公演はその真逆。アルバム発売直後となる「北米#1b」の13公演目(ツアー全体では17公演目)にあたるコンサートでした。
 そんなショウで記録された本作は、極めて端正な美録音。「奇跡がデフォ/ド密着で当たり前」のミラード基準にしてはヴォーカルに柔らかさのあるサウンドですが、もしかしたらこれは現場の出音が関係している野かも知れません。演奏音はミラードらしくタイトでグイグイと目の前に感じられ、そこにほんのりとしたホール鳴りが幻想感を漂わせている。伸びと広がりがありつつ、距離感とも異なる耽美な感触……本作はあくまで3人が残ったGENESISではあるものの、サウンド・ニュアンスはピーター・ガブリエル時代の『LIVE』を思わせるのです。もちろん、これらはミラード基準に照らした場合の話。通常の70年代オーディエンス基準で言えば「こりゃ凄い」「超極上なので聞いちゃってください!」という感じです。
 そんなファンタジック・サウンドで描かれるのは、新体制になってもクオリティを落とさない……いえ、一層高ようとする気概に溢れたフルショウ。今の視点ではダリル・ステューマーもサポートに迎えたアンサンブルも当たり前ですが、本作の中にいる5人は(上記の通り)新体制になったばかり。その実力を証明せんとする気概に溢れ、フレッシュな勢いが眩しくもある。それでいながら新体制で17回目のステージでもあり、手探り感も抜けて気合いだけが美味しく伝わるライヴでもあるのです。
 また、セット面でも実にフレッシュ。前述のように、“...AND THEN THERE WERE THREE... Tour”では初来日も果たしているわけですが、本作は序盤だけあって若干異なる。ここでその内容も整理しておきましょう。

●ピーター・ガブリエル時代(4曲)
・怪奇骨董音楽箱:The Fountain Of Salmacis(★)
・月影の騎士:The Cinema Show/I Know What I Like
・眩惑のブロードウェイ:In The Cage
●4人時代(8曲+α)
・トリック・オブ・ザ・テイル:Ripples/Squonk/Dance On A Volcano/Los Endos
・静寂の嵐:Eleventh Earl Of Mar/One For The Vine/Afterglow
・その他:Down And Out(★)/Drum Duet
●そして3人が残った(5曲)
・Burning Rope/Deep In The Motherlode/Say It's Alright Joe/The Lady Lies/Follow You Follow Me
※注:「★」印は初来日では演奏しなかった曲。

……と、このようになっています。「The Fountain Of Salmacis」「Down And Out」の2曲はツアー中にセット落ちして来日公演でも演奏しなかったわけですが、その後も復活はなし。まさにツアー序盤だからこその貴重パフォーマンスです。また『...AND THEN THERE WERE THREE…』の新曲群も貴重。「Follow You Follow Me」は代表曲として生き残っていきますが、他の曲はせいぜい次の“DUKE Tour”までで消えていくレパートリー。そうした名曲の数々もミラード・サウンドで楽しめるのです。
 ほとんどのバンドで1回しか録音しなかった名手ミラード。GENESISは、そんな彼が何度も何度も繰り返し録音に挑むほど愛した数少ないバンドのひとつでした。その愛情までもがスピーカーから流れ出るような美麗サウンドのライヴアルバム。どうぞ、じっくりと噛みしめるようにご堪能ください。

★「1978年4月17日イングルウッド公演」の絶品オーディエンス録音。伝説名手マイク・ミラードの大元マスターからデジタル化されており、演奏がタイトでグイグイと目の前に感じられ、そこにほんのりとしたホール鳴りのヴォーカルが幻想的に響く。本作はあくまで3人が残ったGENESISではあるものの、ガブリエル時代の『LIVE』を思わせる耽美サウンドです。このツアーを最後に演奏されなくなる「The Fountain Of Salmacis」「Down And Out」も含め、3人が残ったばかりのフルショウを極上体験できるライヴアルバムです。

Disc 1 (77:40)
1. Intro
2. Eleventh Earl of Mar
3. In The Cage
4. Burning Rope
5. Ripples
6. Deep In The Motherlode
7. The Fountain Of Salmacis(★)
8. Down And Out(★)
9. One For The Vine
10. Squonk

Disc 2 (62:50)
1. MC
2. Say It's Alright Joe
3. The Lady Lies
4. The Story Of Romeo & Juliet
5. Cinema Show
6. Afterglow
7. Follow You, Follow Me
8. Dance On A Volcano
9. Drum Duet
10. Los Endos
11. I Know What I Like

Phil Collins - Vocals, Drums & Percussion Mike Rutherford - Bass & Guitar
Tony Banks - Keyboards Chester Thompson - Drums & Percussion Daryl
Steurmer - Guitar