RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW - SANTA ANA 1997(2CDR) [Shades 1285]

RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW - SANTA ANA 1997(2CDR) [Shades 1285]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Galaxy Theatre, Santa Ana, CA, USA 16th March 1997 TRULY PERFECT/ULTIMATE SOUND

 大好評の名作『COMPLETE HOLLYWOOD 1997(Black Box 033)』『HOLLYWOOD 1997 1ST NIGHT(Black Box 037)』を生んだ1997年の北米ツアーから、またひとつ秘宝アルバムが誕生。リッチー・ブラックモアのハードロック時代を締めくくる三姉妹作コレクションが完成です!
 いきなり他タイトルの名前を羅列して申し訳ありません。しかし、今回ばかりは仕方がない。本作は『COMPLETE HOLLYWOOD 1997』『HOLLYWOOD 1997 1ST NIGHT』と並べてコレクトして頂きたい三姉妹の末娘であり、前2作を体験されていない方は、ひとまず本作はさておいてBlack Boxレーベルの2大名盤を先にお求めください(そして、その価値があるほどの傑作でもあります)。
 と、言うわけで今回は前2作を前提で進めさせて頂きます。そんな本作に吹き込まれているのは「1997年3月16日サンタアナ公演」。その絶品オーディエンス録音です。本作が前2作と姉妹関係にあるのは、取りも直さずショウのポジションによるもの。まずは、90年代RAINBOW最後の年(=リッチーの本業がハードロックだった最後の年)となった1997年の歩みから振り返ってみましょう。

・2月20日『FIRST GIG AT OLD BRIDGE(オールドブリッジ)』
・2月21日+22日(2公演)
・2月26日『BURN IN WAREHOUSE(トロント)』*DVDR
・2月27日『LIVE AT THE MACHINE(マシロン)』
*2月28日『FINAL CHAPTER(コロンバス)』
・3月1日:デトロイト公演
・3月2日『STRANGER IN SCHAUMBURG』*DVDR
・3月6日-14日(6公演)
・3月16日:サンタアナ公演 ←★本作★
*3月17日『HOLLYWOOD 1997 1ST NIGHT』
*3月18日『COMPLETE HOLLYWOOD 1997』
・3月19日『OVER THE EDGE(パロ・アルト)』*DVDR
 ー約2ヶ月後ー
・5月31日『MAYBE NEXT TIME(デンマーク)』
《RAINBOW解散→BLACKMORE’S NIGHT始動》
※注:各日とも代表オーディエンス記録のみ。また「*」印はプレスCDタイトル。

 これが90年代RAINBOW最後のツアー。北米ツアー(全18公演)+デンマークの特別ショウ(1公演)という構成で、その後はRAINBOW解散。BLACKMORE’S NIGHTへ軸足を移していく事になります。本作のサンタアナ公演は、そんな最後の北米ツアー15公演目。そう、『COMPLETE HOLLYWOOD 1997』『HOLLYWOOD 1997 1ST NIGHT』と3日連続のショウ。そして、前2作と同じように最近になって発掘された新マスターなのです。
 そして、そのサウンドがまた素晴らしい。Shadesレーベルからのご紹介という点から格落ちサウンドを想像されるかも知れませんが、その予想はちょっとだけ当たりでほとんどハズレ。実は「FMサウンドボード超え」と言われた前2作に肉薄する名録音なのです。公演日もリリースも直近の『HOLLYWOOD 1997 1ST NIGHT』と比較しますと、芯の力強さもディテールの細やかさも五分。音の明度に関しては上回っているほどなのです。
 では、なぜShadesレーベルなのかと言えば、パッと聴いた感じのサウンドのニュアンスと言いますか、音色・感触にオーディエンスらしさが感じられるところ。前2作がホール鳴り成分を感じずに猛烈タイトだったために「これがオーディエンスだって!?」という驚きがあったわけですが、本作は音色レベルの仄かなホール鳴りがあり(距離感にはならないまでも)ビックリまではしない。また、終盤にプチノイズが散見するのもやや残念。ネット原音通りではなく、丹念に修復も行いましたが、惜しくも『HOLLYWOOD 1997 1ST NIGHT』ほどの完成度には至らなかった。オノマトペで言いますと、前2作が「えぇ!?」で本作は「おー!」な感じ。本作も、まさしく「三姉妹」と呼ぶに相応しい傑作なのです。
 そんな絶品サウンドで描かれるショウは、ツアー最終盤に向けて加速していくフルショウ。ここで前2作と比較しやすいように、同じ形式でセットを整理しておきましょう。

●DEEP PURPLE
・Mistreated/Woman From Tokyo/Perfect Strangers/Burn(★)/Smoke On The Water(★)
●RAINBOW
・ロニー時代:Long Live Rock 'n' Roll/Man On The Silver Mountain/Temple Of The King
・グラハム時代:Since You Been Gone
・ジョー時代:Spotlight Kid/Difficult To Cure/Maybe Next Time(★)/Street Of Dreams
・孤高のストレンジャー:Wolf To The Moon/Still I'm Sad/Black Masquerade/Ariel
※注:「★」印は『HOLLYWOOD 1997 1ST NIGHT』で聴けない曲。

……と、このようになっています。『HOLLYWOOD 1997 1ST NIGHT』では終盤パートで曲が省略されてアッサリめに終わりましたが、ここでは予定曲をしっかり演奏。味わいたっぷりの「Maybe Next Time」から「Burn」に雪崩れ込むダイナミズムも必殺の「Smoke On The Water」もばっちり楽しめるのです。
 そして、その「Smoke On The Water」がなかなか面白い。途中で曲がブレイクしてサビの大合唱になるのですが、これが9分強も続き、「いつまで続くんだろう」と思ったところで録音が終わってしまう。最初は「テープ切れかな?」とも思ったのですが、異様な雰囲気で騒然となった会場には終演後のBGMも流れており、どうやら放置プレイなエンディングのようです。

 ハリウッド2日間を完全体験できる姉妹作『COMPLETE HOLLYWOOD 1997』『HOLLYWOOD 1997 1ST NIGHT』には、さらに前日篇が存在したのです。3番目に登場したせいもあってShadesレーベルからの登場となりましたが、一番乗りだったら間違いなくプレス化されていたであろう傑作ライヴアルバムです。前2作で“ハードロッカー:リッチー”の想い出に胸を焦がされた諸兄にこそ味わって頂きたい銘品です。

★「1997年3月16日サンタアナ公演」の絶品オーディエンス録音。『COMPLETE HOLLYWOOD 1997(Black Box 033)』『HOLLYWOOD 1997 1ST NIGHT(Black Box 037)』の前日ショウを記録しているだけでなく、サウンドも酷似した三姉妹アルバムで、芯の力強さもディテールの細やかさも五分なら音の明度に関しては上回っているほど。「FMサウンドボード超え」と言われた前2作に肉薄する名録音です。『HOLLYWOOD 1997 1ST NIGHT』ではアッサリめだった終盤パートも熱く、「Maybe Next Time」から「Burn」に雪崩れ込むダイナミズムも「Smoke On The Water」の大団円もばっちり楽しめます。

Disc 1 (73:11)
1. Over The Rainbow
2. Spotlight Kid
3. Long Live Rock 'n' Roll
4. Mistreated
5. Wolf To The Moon
6. Difficult To Cure
7. Keyboard Solo
8. Still I'm Sad / Bass Solo
9. Drum Solo
10. Man On The Silver Mountain
11. Temple Of The King
12. Black Masquerade

Disc 2 (48:30)
1. Ariel ★元からプチノイズが散見されます。音質が良いのに残念。
2. Woman From Tokyo
3. Since You Been Gone
4. Perfect Strangers
5. Maybe Next Time
6. Burn
7. Street Of Dreams
8. Smoke On The Water

Ritchie Blackmore - Guitar
Doogie White - Vocal
Greg Smith - Bass Paul
Morris - Keyboards
John Micelli - Drums