MOTORHEAD - BUENOS AIRES 1995(DVDR) [Shades 1294]

MOTORHEAD - BUENOS AIRES 1995(DVDR) [Shades 1294]

販売価格: 1,500円(税込)

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商品詳細

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Estadio Obras Sanitarias, Buenos Aires, Argentina 11th November 1995 PRO-SHOT

 結成20周年の節目となる1995年に最終・最強のトリオにたどり着いたMOTORHEAD。そのターニング・ポイントの最重要作にして、アニバーサリー・コレクションを完璧にしてくれる必見映像が登場です。

【最終・最強のトリオが完成した1995年】
 そんな本作が撮影されたのは「1995年11月11日ブエノスアイレス公演」。そのマルチカメラ・プロショットです。1975年結成のMOTORHEADにとって20周年の節目だったわけですが、同時に逆襲の時代でもありました。90年代初頭に起きたレコード会社によるHR/HM大量解雇の煽りをモロに受けてEpicから脱落。その怒りのエネルギーを2大過激盤『BASTARDS』『SACRIFICE』に込め、シーンに叩きつけた。しかし、その一方でワーゼルが窮状にやる気を失って脱退。結果、レミーが亡くなるまで不動の最終トリオ「レミー/フィル・キャンベル/ミッキー・ディー」の誕生へと繋がっていったのです。そんな状況をイメージするためにも、当時のスケジュールも振り返っておきましょう。

●1995年
《3月27日『SACRIFICE』発売/ワーゼル脱退》
・4月24日-6月11日:欧州#1(32公演)
・6月29日-8月3日:北米#1(25公演)
・10月3日-11月2日:欧州#2(21公演)
・11月8日-11日:南米#1(3公演) ←★ココ★
・12月14日:ウェストハリウッド公演
●1996年
・1月5日-2月15日:北米#2(29公演)
・6月1日-7月13日:欧州#3(7公演)
・8月24日-26日:南米#2(3公演)
《3月27日『OVERNIGHT SENSATION』発売》

 これが“SACRIFICE Tour”の全体像。アルバムは1994年中に完成しており、その発売を待たずしてワーゼルが離脱。1995年のツアー開始時には、12年ぶりにトリオに戻った「最終形MOTORHEAD」が誕生しました。本作は、そんな最終形態のツアーが円熟に達した「南米#1」の最終公演でした。
 このショウはTV放送もされ、以前から90年代を代表する名作映像として君臨してきた定番。本作は、その最高峰マスターからDVD化したものなのです。実際、そのクオリティは絶品。いわゆる“南米プロショット”のはずなのですが、その映像美も撮影技術もそのイメージからはほど遠い。動きの少ないトリオを補うようなカメラワークは極めてアクティヴですし、レミーのイボまで超アップになるズームがばりばり。さすがに解像度だけはアナログ感覚ではあるものの、そのヴィンテージ感まで良い案配の味になっており、まるで80年代の公式ビデオを精緻にデジタル化したような映像美なのです。

【アニバーサリー・コレクションの穴を埋める“準オフィシャル作品”】
 そんなクオリティも最終トリオの演奏も満点なのですが、本作はさらに特別。世界のマニアから「アニバーサリー・コレクションの要」ともされているのです。これが一体どういう意味なのか。ここでMOTORHEADの歴史を10年刻みにしてみましょう。

・1975年:当店AUD『FIRST EVER GIG 1975(初ライヴ)』
・1985年:公式『THE BIRTHDAY PARTY(10周年)』
・1995年:20周年 ←★ココ★
・2005年:公式『STAGE FRIGHT(30周年)』
・2015年:公式『CLEAN YOUR CLOCK(40周年:レミー死去)』

 以上、全40年。彼らの初ライヴは当店の名作ライヴアルバム『FIRST EVER GIG 1975(Zodiac 166)』となっていますが、その後MOTORHEADは節目の時期に公式映像作をリリースしてきました。10周年の『THE BIRTHDAY PARTY』、30周年記念の『STAGE FRIGHT』、レミー最後の2015年をフィーチュアした『CLEAN YOUR CLOCK』……。その中で唯一、オフィシャル側で見逃されている20周年が「1995年」。本作は、そんなアニバーサリー・イヤーのベスト・プロショットなのです。しかも、単に年号の問題ではなく、ショウ自体が(銘打っていなくとも)アニバーサリー感満点だったりする。ここでその内容も整理しておきましょう。

●黄金トリオ時代(7曲)
・OVERKILL:Metropolis/Stay Clean/Overkill
・BOMBER:Bomber
・ACE OF SPADES:Ace of Spades/The Chase Is Better Than The Catch
・IRON FIST:Iron Fist
●4人編成時代(11曲)
・NO REMORSE:Killed By Death
・ORGASMATRON:Orgasmatron/Nothing Up My Sleeve
・1916:I'm So Bad (Baby I Don't Care)
・BASTARDS:On Your Feet Or On Your Knees/Liar(★)/Burner/Born To Raise Hell
・SACRIFICE:Sex And Death(★)/Over Your Shoulder/Sacrifice
※注:「★」印は『EVERYTHING LOUDER THAN EVERYONE ELSE(CD版)』でも聴けない曲。

……と、このようになっています。1998年の最強ライヴアルバム『EVERYTHING LOUDER THAN EVERYONE ELSE』にも酷似しつつ、黄金トリオ/4人編成の必殺曲を網羅。まさに20周年に相応しい集大成のショウなのです。
 40年に及ぶMOTORHEAD史の後半20年間も不動だった最終トリオ「レミー/フィル/ミッキー」。この3人でスタジオアルバム全22作中10作を創り、全ライヴ2752公演中1493公演をこなしました。彼らはド迫力の演奏をもって「最強」とも呼ばれますが、実績でも間違いなく最長・最大だったわけです。本作は、そんな3人が固まった1995年の象徴プロショット。その最高峰版なのです。
 本作自体が、もうこれ以上足す事も引く必要もない「最終形態」の充実感も溢れ出す音楽映像の傑作ですが、さらに公式作品と並べる事で「MOTORHEADアニバーサリー・コレクション」まで完璧にしてくれる。彼らのヒストリーを語る上でも欠かせない「最」だらけの必須・必見作です。どうぞ、じっくりと心に刻みつけてください。

★「1995年11月11日ブエノスアイレス公演」のマルチカメラ・プロショット。レミーの死まで20年不動だった最長/最終/最強トリオにたどり着いた初ツアーの象徴映像で、本作はその最高峰マスターからDVD化したもの。時代柄アナログ感覚ではありますが、カメラワークもダイナミックで準オフィシャル作品となる映像美。公式作『THE BIRTHDAY PARTY(10周年)』『STAGE FRIGHT(30周年)』『CLEAN YOUR CLOCK(40周年)』のミッシングリンクを繋ぐ、結成20周年のアニバーサリー・プロショットです。

(72:31)
1. Intro
2. Ace Of Spades
3. Sex And Death
4. I'm So Bad (Baby I Don't Care)
5. Over Your Shoulder
6. Metropolis
7. On Your Feet Or On Your Knees
8. Liar
9. Stay Clean
10. Burner
11. Orgasmatron
12. Nothing Up My Sleeve
13. The Chase Is Better Than The Catch
14. Drum solo
15. Born To Raise Hell
16. Sacrifice
17. Killed By Death
18. Bomber
19. Iron Fist
20. Overkill

Lemmy Kilmister - bass, vocal
Phil Campbell - guitar
Mikkey Dee - drums

PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.73min.