YES - LONG BEACH ARENA 1977: JON WIZARDO MASTER CASSETTE TAPE(2CDR) [Amity 630]

YES - LONG BEACH ARENA 1977: JON WIZARDO MASTER CASSETTE TAPE(2CDR) [Amity 630]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Long Beach Arena, Long Beach, CA. USA 26th September 1977 TRULY PERFECT SOUND

 2021年の台風の目となっているジョン・ウィザードのマスター・カセット発掘事業。その最新作にして、歴史的名手の頂上決戦盤ともなるYES篇が登場です。

【同じ会場に居合わせた2人の天才録音家】
 そんな本作に記録されているのは「1977年9月26日ロングビーチ公演」。その極上オーディエンス録音です。この日付とタイトルでもうピンと来られた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そう、マイク・ミラードのプレス名盤『LONG BEACH ARENA 1977: MIKE MILLARD ORIGINAL MASTER TAPES(Virtuoso 418/419)』とまったく同じショウなのです。もちろん、同じショウではあっても別録音。先日はFLEETWOOD MACが数日ズレの差でミラード録音と比較されましたが、本作は正真正銘、同じ会場/同じ空間に2人の歴史的名手が居合わせた。録音史に名高い両者が競い合うように録音したライバル盤なのです。
 そのサウンドや勝負の行方が気になるところですが、その前にショウの概要。『MIKE MILLARD ORIGINAL MASTER TAPES(Virtuoso 418/419)』をご存じない方もいらっしゃると思いますので、“GOING FOR THE ONE Tour”の概要から振り返っておきましょう。

《7月15日『究極』発売》
・7月30日-9月3日:北米#1(32公演)
・9月17日-10月9日:北米#2(21公演)←★ココ★
・10月24日-11月8日:英国(12公演)
・11月11日-12月6日:欧州(22公演)

 これが“GOING FOR THE ONE TOUR 1977”の全体像。リック・ウェイクマンが復帰して“黄金の5人”が揃った大規模なワールド・ツアーを実施。本作のロングビーチ公演は、その中で「北米#2」の9公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウで記録された本作は、輝きの美録音。他のウィザード作品と同じようにアナログ時代にLPで公表された事もある録音なのですが、本作は大元カセットから起こされただけに瑞々しさがケタ違い。とにかく響きが繊細で、ほんのり吸い込んだホール鳴りもキラキラと輝くよう。そのド真ん中を貫いてくる芯はレーザー光線のようにキリッとしていながら押しつけがましくはなく、ディテールの隅々まで鮮明に描いてくれる。特に高音の伸びと中音域の降り注ぎ感が絶品で、シンフォニックな荘厳感とロックの高揚感が見事に融合している。YES録音かくあるべし!とお手本になりそうなサウンドなのです。

【剛性か輝きか。世にも珍しい天才達の頂上対決】
 とまぁ、普段ならサウンドの話はこのくらいでショウの内容へ移っていくところですが、今回は特別。ショウ内容はミラード録音でご存知の方も多いでしょうし、むしろ気になるのは「名録音家の直接対決」の行方でしょう。正直なところ「甲乙付けがたい」というのが本音も本音なのですが、それはあまりにもつまらない結論。強いて勝敗を決めるなら……本作、でしょうか。
 実のところ、両者のサウンドはクリア&端正で酷似しているものの、その中でも強みが違う。ミラード録音『Virtuoso 418/419』の強みは「ダイレクト感」。ディテールは五分ながら芯がガッシリした剛の手応えが宿っており、ベースのゴリゴリ感まで力強い。いわゆる「サウンドボードっぽい」と感じるタイプの録音でした。それに対し、ウィザード録音である本作の強みは「明るさ」や「美しさ」。各楽器のバランスが均整の美を湛えており、1つひとつの音が飛び出ることなく全体のアンサンブルを描いている。視覚的に言い換えますと、高級絨毯のよう。全体に眺めても美しい絵柄を描きつつ、細部に注目すると編み目の1つひとつまで丹念で精密なのが分かり、さらに手触り感が得も言われぬ快感を引き起こす。今回はミラード録音との直接対決となったわけですが、むしろキニー録音も思い起こさせる美学のサウンド。以前から常々「YESにはオーディエンス録音が似合う」と繰り返してきましたが、その意味を音で表現しきった銘品中の銘品です。

 万人が驚くサウンドボード的なミラード録音に対し、オーディエンス録音ならではの美を湛えたジョン・ウィザードの本作。すでにショウ内容が知れ渡っている事、聴き込むほどに美しさに引き込まれる個性故にAmityレーベルからのご紹介となりましたが、両者とも完全に五分と五分。いずれ譲らぬ歴史的名録音です。1本1本が素晴らしい音楽作品であり、2作並べる事で歴史的名録音家の手腕と個性の違いも感じ取れる。マニアだからこそ味わえるディープな愉しみに溢れた大元カセット発掘。どうぞ、存分にご堪能ください。

「1977年9月26日ロングビーチ公演」の極上オーディエンス録音。名盤『LONG BEACH ARENA 1977: MIKE MILLARD ORIGINAL MASTER TAPES(Virtuoso 418/419)』と同じショウですが、本作はジョン・ウィザードによる完全別録音です。鳴りが繊細な美録音で、芯はレーザー光線のようにキリッとしてディテールもキラキラと輝くよう。サウンドボード的なミラード録音に対し、オーディエンス録音ならではの美を湛えたサウンドで、YESミュージックだけでなく、歴史的名手達の手腕と個性の違いも感じ取れる。マニアだからこそ味わえるディープな愉しみに溢れた名作です。

Disc 1 (62:08)
1. Firebird Suite
2. Parallels
3. I've Seen All Good People
4. Close To The Edge
5. Wonderous Stories
6. Colours Of The Rainbow
7. Turn Of The Century ★4:58 - 5:07 既発(ミラード音源)補填
8. Tour Song
9. And You And I

Disc 2 (54:20)
1. Going For The One
2. Flight Jam
3. Awaken
4. Starship Trooper
5. Roundabout

Jon Anderson - Vocals Steve Howe - Guitars Chris Squire - Bass
Rick Wakeman - Keyboards Alan White - Drums