THE MICHAEL SCHENKER GROUP - SPRINGFIELD 1980(1CDR) [Shades 1322]

THE MICHAEL SCHENKER GROUP - SPRINGFIELD 1980(1CDR) [Shades 1322]

販売価格: 1,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Civic Center, Springfield, MA, USA 5th November 1980 TRULY AMAZING SOUND

 HR/HM系の衝撃マスターを連発している「G.Mann」コレクション。その最新作にしてデビュー直後のMSGを現場体験できるリアル・ライヴアルバムが登場です。
 そんな本作が録音されたのは「1980年11月5日スプリングフィールド公演」。デビュー直後の全米ツアーで記録されたオーディエンス録音です。マイケル・シェンカーはネームバリューに反して研究が進んでいないギタリストで、特にMSGの始動期はツアー資料もあやふや。そのため、いつものような日程表は省略させていただきますが、デビュー作『神(帰ってきたフライング・アロウ)』が制作されたのは1980年5月-7月で、発売は1980年8月。ほぼ同時に英国からツアー活動を開始しており、10月末に米国へ上陸……といった流れでした。つまり、本作のスプリングフィールド公演はデビューから約3ヶ月、北米侵攻を開始したばかりの数公演目。この全米ツアーではエリー公演(11/20)やロサンゼルス公演(12/22)といったサウンドボード録音が有名ですが、本作はずっと初期にあたるわけです。
 そんなショウで記録された本作は、現場感覚も美味しいヴィンテージ・オーディエンス。「G.Mann」コレクションとは言っても本人録音ではない(独在住のようなので北米までの遠征録音はムリでしょう)ためにジェネ的には不明ですが、力強い芯には距離感がなく、ディテールもダイレクト感も申し分なし。さらに不思議なのは、オーディエンス・ノイズ。曲間になると一声、二声は入るので人もいるようですが、演奏中には気配すら感じられない。極太の演奏音との間に何も割り込まず、浸っている内にオーディエンスである事実を忘れそうになるほどです。
 それほどのダイレクト・サウンドで描かれるのは、加速度的に加速しはじめたMSGの熱演。この日はMOLLY HATCHETの前座だったために約45分ほどですが、その短い持ち時間に熱気と名曲をギュウ詰めしている。ここでその特濃セットも整理しておきましょう。

●『神』ナンバー(6曲)
・Armed And Ready/Cry For The Nations/Victim Of Illusion/Feels Like A Good Thing(★)/Into The Arena/Lost Horizons
●UFOナンバー(3曲)
・Natural Thing(★)/Doctor Doctor/Lights Out(★)
※注:「★」印はオフィシャルの伝統盤『飛翔伝説』では聴けない曲。

……と、このようになっています。ツアー冒頭の英国レッグでは13曲のフルセット(2ndプレスで復刻された『DERBY 1980(Zodiac 138)』でお楽しみ頂けます)でしたが、ここでは9曲に厳選されている。ちょうどLP1枚分のショウはやや食い足りなさもあるものの、それを補って余りあるのが演奏の熱量。まだまだ初期ではありますが、明らかに練度が向上しており、コージー・パウエルのビートも溌剌として淀みなく、キメの連打も曲を盛り上げる独自のオカズも板に付いてきた。ゲイリー・バーデンも歌詞まで身体に馴染んだのがよく分かり、発生ひとつとっても思い切りが良く、フロントマンらしい客煽りも見せるようになっています。
 そして、バックがガッチリと固まるほどに輝くのがマイケル・シェンカーの才気。ソロもオブリもキレにキレ、基本メロディを抑えながら細部に遊びを交えて弾きに弾きまくる。アレンジされたメロディに忠実なイメージのある人ですが、この頃のマイケルはアドリブで弾いても考え抜かれたように完成度の高いフレーズが次々と飛び出す。その閃きが滲んで溢れてこぼれ出すライヴアルバムなのです。
 あくまでも前座公演であり、まだまだ発展途上。その意味ではややマニアックではありますが、発展期だからこそ1公演ずつの成長ぶりが面白いライヴアルバムです。前述したサウンドボードや黎明の代表作『DERBY 1980』こそ全力でお勧めいたしますが、本作はそこから一歩踏み出すには絶好の1枚。どうぞ、この機会にじっくりとご堪能ください

★「1980年11月5日スプリングフィールド公演」の新発掘オーディエンス録音。力強い芯には距離感がなく、ディテールもダイレクト感も申し分なし。さらに周囲の観客の声が不思議なほど少なく、極太の演奏音との間に何も割り込まない。浸っている内にオーディエンスである事実を忘れそうになるほどのダイレクト・サウンドです。前座だけに約45分のショートセットですが、MSG始動直後の英国ツアーから一足飛びの成長を見せたアンサンブルは溌剌として淀みなく、マイケルもキレッキレ。天才の本領が発揮され始めた閃き溢れるライヴアルバムです。

(45:44)
1. Armed and Ready
2. Cry for the Nations
3. Victim of Illusion
4. A Natural Thing
5. Feels Like a Good Thing
6. Into the Arena
7. Lost Horizons
8. Doctor Doctor
9. Lights Out

Michael Schenker - Guitar
Gary Barden - Vocal
Chris Glen - Bass
Cozy Powell - Drums
Paul Raymond - Guitar, Keyboards