THE POLICE - ROXY 1979: PRE-FM RADIO REEL(1CDR) [Uxbridge 1446]

THE POLICE - ROXY 1979: PRE-FM RADIO REEL(1CDR) [Uxbridge 1446]

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商品詳細

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The Roxy, Pacific Beach, San Diego, CA, USA 16th May 1979 STEREO SBD

 『OUTLANDOS D'AMOUR』で衝撃のデビューを飾りつつ、ブレイク前夜でもあった1979年春のTHE POLICE。その血気盛んなライヴのサウンドボード録音がアップグレード。新発掘のマスター・リールから起こされた決定盤の誕生です。
 そんな本作に収められているのは「1979年5月16日サンディエゴ公演」。そのステレオ・サウンドボード録音です。1979年と言えば、シングル『Message in a Bottle』のヒットで一気にブレイクスルーを果たすわけですが、本作はその直前。そんな当時の状況をイメージするためにも、当時のスケジュールから紐解いてみましょう。

●1978年
・10月20日-11月1日:北米#1a(12公演)
《11月2日『OUTLANDOS D'AMOUR』発売》
・11月2日-15日:北米#1b(11公演)
・11月25日-12月29日:英国(20公演)
●1979年
・1月9日-2月21日:欧州#1(24公演)
・3月1日-4月9日:北米#2(30公演)
・4月12日-25日:欧州#2(3公演)
・4月27日-5月25日:北米#3(23公演)←★ココ★
・5月31日-6月24日:欧州#3(22公演)
《8月『REGGATTA DE BLANC』完成》
《9月21日:シングル『Message in a Bottle』発売》

 これがデビュー作『OUTLANDOS D'AMOUR』にまつわる活動概要。これが1978年/1979年のすべてではなく、デビュー作前にも、『REGGATTA DE BLANC』リリース前後もみっちりとライヴ三昧でした。『REGGATTA DE BLANC』は1979年2月から制作を開始(「No Time This Time」のみ1978年)しており、完成したのが8月。本作はその最中に大洋を渡った「北米#3」の14公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウは地元局“KGB-FM”でラジオ放送された事でも知られ、そのエアチェックが無数の既発群を生んできた定番でした。本作もそのFMサウンドボードなのですが、既発のコピーでもなければ、リマスターでもない。新発掘の放送前リール・マスターからダイレクトにデジタル化された衝撃の1枚なのです。
 実際そのサウンドは従来盤とはまるで別物で、超タイト&超リアル。最大の違いは、思いっきり丸出しな芯。既発群は(盤にもよりますが)芯のエッジが鋭い事は分かるものの、そこにエコーが厚めにかけられ、ボワッとした中からピークが突き刺さるようなバランス。オーディエンス・ノイズの少なさや密着感からサウンドボードとは分かるものの、聴覚感はオーディエンスのようでもありました。しかし、今回のプレFMマスターは全然違う。エコー感がまるでなく、丸出しの芯が脳みそに直接流し込まれる。それこそ、ミックス段階から異なるような別物サウンドなのです。
 エコーを大胆に取り去った事でキンキン耳を突き刺すサウンドが心配されますが、そうでもない。正直なところ、ピークに多少詰まり感はありますし、ミックスもラフ。「まるで公式品」と喧伝するわけにもいかない感じです。しかし、それは無作為なワイルド感であって、むしろナチュラルでもある。これはあくまで想像ですが、エアチェックの既発群は放送段階かリリース段階でリッチ感を出そうとエコーをかけ、ボケを誤魔化すためにピークを引き上げたのではないでしょうか。本作には既発のような「雲の中から槍で突いてくるような唐突感」がなく、3人の音をIEMsで聴いているような生々しさが鮮烈なのです。
 そんな本生サウンドボードで描かれるのは、デビュー作『OUTLANDOS D'AMOUR』の生演奏バージョンとも言うべき、苛烈なショウ。正直なところセットを整理するまでもないのですが、その徹底ぶりを実感する意味でもあえてやっておきましょう。

●アウトランドス・ダムール(9曲・10テイク)
・Can't Stand Losing You(2回)/Truth Hits Everybody/So Lonely/Born In The 50’s/Hole in My Life/Be My Girl—Sally/Peanuts/Roxanne/Next to You
●その他(3曲)
・Fall Out/Message in a Bottle/Landlord

……と、このようになっています。『OUTLANDOS D'AMOUR』から「Masoko Tanga」以外の全曲が披露され、そこにシングル曲「Fall Out」「Landlord」や運命を変える事になる新曲「Message in a Bottle」が散りばめられている。そして、オープニングとエンディングを「Can't Stand Losing You」でコーティングし、まるでデビュー作をネタにしたコンセプト・アルバムのような輪廻感まで滲ませているのです。
 そんなセットを綴る演奏がとにかくアグレッシヴ。パンク・ブームメントのド真ん中にいた当時の勢いが強烈に叩きつけられ、それを超リアル・サウンドボードで強引に脳みそへ流し込まれるのです。単に大定番のアップグレードという次元を超え、新たなる快楽まで露わになったプレFM・リールの衝撃。まさに本生100%版の『OUTLANDOS D'AMOUR』。どうぞ、本作で心ゆくまで存分に味わい尽くしてください!

★ブレイク寸前だった「1979年5月16日サンディエゴ公演」のステレオ・サウンドボード録音。地元局KGB-FMのPre FMリール・マスターからダイレクトにデジタル化された銘品で、従来盤とはまるで別物。従来盤がボワッとぶ厚いエコーの雲からピークが槍のように突き刺してくるバランスでしたが、本作は無加工・無作為のナチュラル感が絶品。パンク・ムーヴメントから飛び出した若きアンサンブルが脳みそド直結な超リアルサウンドで描かれる。まさに本生100%版の『OUTLANDOS D'AMOUR』となる衝撃のライヴアルバムです。

(62:11)
01. Can't Stand Losing You
02. Truth Hits Everybody
03. So Lonely
04. Fallout
05. Born In The 50's
06. Hole In My Life
07. Be My Girl - Sally
08. Message In A Bottle
09. Peanuts
10. Roxanne
11. Next To You
12. Landlord
13. Can't Stand Losing You

Sting - Lead Vocals, Bass
Andy Summers - Guitar, Backing Vocals
Stewart Copeland - Drums, Percussion, Backing Vocal

STEREO SOUNDBOARD RECORDING