BAD COMPANY - ORANGE FESTIVAL 1975(1CDR) [Uxbridge 1448]

BAD COMPANY - ORANGE FESTIVAL 1975(1CDR) [Uxbridge 1448]

販売価格: 1,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Theatre Antique D’Orange, Orange, France 15th August 1975 TRULY PERFECT SOUND

 2大名盤『BAD COMPANY』『STRAIGHT SHOOTER』を立て続けに送り出し、シーンの頂点へと駆け上がっていった1975年のBAD COMPANY。そのハイライト公演を伝える歴史的ライヴアルバムが登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1975年8月15日オランジュ公演」。古代ローマ劇場で開催された“オランジュ・フェスティバル”に出演した際の超極上オーディエンス録音です。このフェスは「フランスのウッドストック」とも呼ばれた巨大な野外イベントで、3日間にわたってPROCOL HARUMやWISHBONE ASH、TANGERINE DREAM、MAHAVISHNU ORCHESTRA等々、15組のバンドが出演。そのうち、BAD COMPANYは初日のトリを務めました。
 また、このフェスはBAD COMPANY最初のターニング・ポイントとしても知られている。その意味をご説明する意味でも、当時のスケジュールから振り返ってみましょう。

●1974年
・2月23日-6月26日:欧州#1(16公演)
《6月26日『BAD COMPANY』発売》
・7月13日-9月13日:北米#1(29公演)
《9月『STRAIGHT SHOOTER』製作》
・11月28日-12月19日:欧州#2(17公演)
●1975年
・1月3日+2月19日-24日:欧州#3(6公演)
・3月3日:初来日
・3月17日-23日:オセアニア(3公演)
《4月2日『STRAIGHT SHOOTER』発売》
・5月9日-6月20日:北米#2(17公演)
・8月15日:オランジュ・フェスティバル出演 ←★本作★
《9月『RUN WITH THE PACK』制作》

 これがデビューから2年間の歩み。ツアーを重ねながら間髪入れず『BAD COMPANY』『STRAIGHT SHOOTER』を制作/発売している多忙ぶりが見て取れますが、その動きが一旦止まるのが1975年の秋。3rdアルバム『RUN WITH THE PACK』を制作するものの、リリースもツアーも翌1976年に先延ばしして数ヶ月のオフに入るのです。そして、本作の“オランジュ・フェスティバル”は、その直前に設定された最後の1公演。2大名盤を創り上げ、結成から無我夢中で走り抜けた魔法の2年間を締めくくるラスト・ショウだったわけです。
 そんな節目の現場で記録された本作は、70年代とは思えない極上のオーディエンス録音。とにかく芯が極太で距離感がまったくない。これは恐らく現場の特性でしょう。このフェスは、現在ではユネスコの世界遺産にも指定されている古代ローマ遺跡で開かれており、壁も天井もないオープンスペースの円形劇場。そのため、反響や音の回り込みもまったくなしにPAが吐き出す出音をダイレクトに吸い込んでいる。音色からオーディエンスだろうと判別は付くものの、他に客録らしさがまるで見当たらない超ダイレクト&タイトな名録音なのです。
 しかも、本作はそんな伝説録音の最高峰でもある。ネットに公開されたベスト・マスターなのですが、それでもピッチが半音以上も豪快にズレており、左チャンネルに(時代を考えれば驚異的に少ないレベルとは言え)歪みもあった。本作では、そうしたポイントも逐一トリートメント。もちろん無闇な音圧稼ぎなどで奇跡録音の美しさやリアリティを損なうマネはしていませんが、原音が持つ可能性を最大限に引き出し、音楽作品としての完成度を突き詰めたのです。
 そんなサウンドで描かれるのは、大物の風格さえ纏ったフルショウ。フェスとは言ってもトリだけに持ち時間は約1時間と長く、そこに2大名盤『BAD COMPANY』『STRAIGHT SHOOTER』を濃縮還元している。ここでその内容も整理しておきましょう。

●バッド・カンパニー(4曲)
・Rock Steady/Ready For Love/Movin' On/Bad Company
●ストレート・シューター(5曲)
・Deal With The Preacher/Wild Fire Woman(★)/Feel Like Makin’ Love/Shooting Star/Good Lovin' Gone Bad
●その他シングル(2曲)
・Little Miss Fortune(★)/Easy On My Soul(★)
※注:「★」印は初期だけの限定曲。

……と、このようになっています。いつも2大名盤が軸になるとは言え、他の時代が一切混ざらない構成は珍しく、FREEナンバーさえない。その代わりレアな「Wild Fire Woman」やシングルB面曲も織り交ぜてられ、特にシングルの2曲「Little Miss Fortune」「Easy On My Soul」はこの日がラスト・パフォーマンス。黄金のオリジナルBAD COMPANYでも、絶頂時代だけの旨みを超圧縮した特濃のショウなのです。
 そして、セットに負けていないのが演奏そのもの。2ヶ月前にツアーは終了していたものの、大規模フェスに臨む気迫は凄まじく、もちろんツアー疲れも皆無。リハーサルを重ねたのか、若さ故に記憶力が良いのか、単発ショウとは思えないほどこなれたアンサンブルは絶好調で、アルバム『RUN WITH THE PACK』制作を目前に控えたバンド・ポテンシャルがスピーカーから吹き出してくるのです。
 英国ロック史に絶大な輝きを残した名バンド、オリジナルBAD COMPANY。その栄光の歴史でも、全盛の勢いとポテンシャルがピークに達したのが“オランジュ・フェスティバル”でした。本作は、その歴史的な現場をサウンドボードばりの超ダイレクト・サウンドでフル体験できてしまうライヴアルバムの大傑作です。現場の古代遺跡も世界遺産になりましたが、本作もまた間違いなくロックの文化遺産。どうぞ、心ゆくまで存分にご堪能ください。

★「1975年8月15日オランジュ・フェスティバル」の超極上オーディエンス録音。古代ローマ遺跡で行われた野外フェスのために音を反射する壁も天井もなく、超ダイレクト&超タイト。とにかく距離感がまったくない新が極太で迫るオーディエンス離れした名録音です。しかも、本作は細心マスタリングで磨き込んだ最高峰盤で、原音で半音以上ズレていたピットも正確。2大名盤『BAD COMPANY』『STRAIGHT SHOOTER』を濃縮還元し、レア曲「Wild Fire Woman」「Little Miss Fortune」「Easy On My Soul」も散りばめられた特濃のフルショウを極上体験できます。

(72:03)
1. Intro
2. Deal With The Preacher
3. Rock Steady
4. Little Miss Fortune
5. Ready For Love
6. Wild Fire Woman
7. Feel Like Makin' Love
8. Shooting Star
9. Easy On My Soul
10. Movin' On
11. Good Lovin' Gone Bad
12. Bad Company

Paul Rodgers - Vocal, Guitar, Piano
Mick Ralphs - Guitar
Boz Burrell - Bass
Simon Kirke - Drums