THE MICHAEL SCHENKER GROUP - OSAKA 1981 EVENING SHOW(2CD) [ZODIAC 452]

THE MICHAEL SCHENKER GROUP - OSAKA 1981 EVENING SHOW(2CD) [ZODIAC 452]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Festival Hall, Osaka, Japan 19th August 1981 Evening Show STEREO SBD/AUD MIX

 今を去ること40年前の夏に実現し、『飛翔伝説』も生み出した伝説の初来日。その大阪サウンドボード録音が完全形に拡張。永久保存プレス2CDで2作同時リリース決定です。本作はその第二弾。「1981年8月19日:大阪フェスティバルホール(夜の部)」のステレオ・サウンドボード録音です。

 同時リリースの『OSAKA 1981 AFTERNOON SHOW(Zodiac 451)』でも触れましたが、初来日の大阪は1日2公演。その両方で極上ステレオ・サウンドボード録音が残されつつ、どちらも不完全版でした。今週はその2本を極上オーディエンス録音で補完したフル・ライヴアルバムが同時リリースとなるわけです。当店ではMSG初来日を数々の傑作でアーカイヴしておりますので、それらも併せて日程でコレクションを整理しておきましょう。

・8月12日『飛翔伝説』&『DEFINITIVE BUDOKAN 1981』
・8月14日『NAGOYA 1981』
・8月17日『INTO THE PALACE(福岡)』
・8月19日『OSAKA 1981 AFTERNOON SHOW』
・8月19日:大阪フェスティバルホール(夜の部)←★本作★
・8月20日:京都会館第一ホール
※注:各公演とも代表作のみ。

 以上、全6公演。本作の「夜の部」は最終の京都を残すだけとなった終盤のライヴアルバムです。そんなショウを記録した本作は、まさしく超・極上の逸品。姉妹作『AFTERNOON SHOW(Zodiac 451)』と同じ手法で制作されており、サウンドボードは「オフィシャル名盤級」ですし、補完に使用されたオーディエンス録音もクリア&タイト。大阪(夜の部)公演のオーディエンス録音というと『TALES OF 1981(Shades 094)』を思い出される方もいらっしゃるかと思いますが、あの傑作でも足下にも及ばないほどの名録音が使用されているのです。
 さて、サウンド・クオリティは『AFTERNOON SHOW』に酷似しているとしても、補完内容は異なる。ここでもセットを整理しつつ、サウンドボード/オーディエンスの組み合わせポイントを確認してみましょう。

●神(6曲)
・Armed And Ready/Cry For The Nations/Victim Of Illusion/Into The Arena/Tales Of Mystery/Lost Horizons
●神話(6曲)
・Attack Of The Mad Axeman/But I Want More/On And On/Never Trust A Stranger/Let Sleeping Dogs Lie/Are You Ready To Rock
●その他
・ワルキューレの騎行(★:開演BGM)/633爆撃隊/1812年(★:ドラムソロ)/Courvoisier Concerto/Doctor Doctor
※注:「★」印はオーディエンス録音で補填された曲。

……と、このようになっています。基本的には『AFTERNOON SHOW』と似ており、オープニングの「ワルキューレの騎行」やコージーのドラムソロ周辺でオーディエンス補完されている。ただし、ライン・パートが多いのはこちらの方で、『AFTERNOON SHOW』では補完されていたギターソロ「Courvoisier Concerto」が丸々サウンドボードですし、補完パート前後の「Tales Of Mystery」「Lost Horizons」もあくまで完成部分だけで、演奏音はすべてサウンドボードです。
 そして、そんな補完ポイント以上に強烈な違いが演奏そのもの。実は、猛烈にボロッボロなのです。『AFTERNOON SHOW』は日本武道館を超える演奏を聴かせてくれたMSGでしたが、それで油断したのか、あるいは昼間の疲れが出たのか、夜にはメタメタ。オープニングの「Armed And Ready」から声がひっくり返りまくるゲイリー・バーデンは想定内としても、肝心要のマイケル・シェンカーが壊滅的。特に「Attack Of The Mad Axeman」「But I Want More」といった新曲ではソロが崩壊。完全にメロディを忘れて探り探り弾いており、しまいには曲そのものを見失って戻るタイミングにも困っている始末。当時は『神話』の発売前だっただけに、観客たちも「そういう曲」と受け止めたかも知れませんが、今の耳にはあまりのスリルに苦笑いを超えて背筋が寒くなります。
 主役の惨状に釣られてポール・レイモンドも頻繁に入りを間違えるなどかなりヤバいのですが、それでもショウ自体の崩壊を食い止めているのはコージー&クリス・グレンのリズム隊。日本武道館では体調不良だったコージーも復調したのかタイトなビートで全体をまとめ上げ、ダイナミズムを注ぎつつも曲進行をビシッとコントロールしている。そして、クリスが凄い。コージーの組み上げたビートの合間を良くうねるフレーズで縫い上げており、マイケルのフレーズが精彩を欠くからこそベースの歌心が鮮やかに浮き立つのです。しかも、本作はそんなベース・サウンドがファット&リッチ。姉妹作『AFTERNOON SHOW』にも言える事ですが、本作は普段見逃されがちなクリスの技とメロディ・センスを思いっきり楽しめるアルバムでもあるのです。

 超極上サウンドボードを極上オーディエンス録音で補完した完全版2連作の「夜の部」篇です。姉妹作の『AFTERNOON SHOW』が名演の「好プレー・アルバム」だとすれば、本作はグダグダでボロボロだからこそ面白い「珍プレー・アルバム」です。どちらも作り替えられた『飛翔伝説』では味わえない初来日の真実。1本1本が類い希なる超極上ライヴアルバムではありますが、ぜひ併せてお楽しみいただきたい不可分の姉妹作。どうぞ、永久保存プレス2CDで心ゆくまでご堪能ください。

★「1981年8月19日:大阪フェスティバルホール(夜の部)」のフル・サウンドボード録音。超極上ながら不完全だったステレオ・サウンドボードを同日の極上オーディエンス録音で補完した完全版です。名演だった「午後の部」から一転、「夜の部」ではマイケルがボロボロでメロディ自体を忘れたようなソロを連発。激レアな珍プレー・ライヴを超極上クオリティでフル体験できる歴史的快作です。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (54:45)
1. The Ride Of The Valkyries ★全部AUD補填
2. Armed And Ready
3. Cry For The Nations
4. Attack Of The Mad Axeman
5. But I Want More
6. Victim Of Illusion
7. Member Introductions
8. Into The Arena
9. On And On
10. Never Trust A Stranger
11. Let Sleeping Dogs Lie

Disc 2 (39:31)
1. Tales Of Mystery ★4:01 - 最後までAUD補填
2. Drum Solo incl. 633 Squadron & 1812 Overture ★全部AUD補填
3. Courvoisier Concerto ★0:00 - 0:02 AUD補填
4. Lost Horizons
5. Doctor Doctor
6. Are You Ready To Rock

Michael Schenker - Guitar
Gary Barden - Vocal
Chris Glen - Bass
Cozy Powell - Drums
Paul Raymond - Guitar, Keyboards

STEREO SOUNDBOARD RECORDING