DEEP PURPLE - DAYS OF PERFECTION(4CDR) [Shades 418]

DEEP PURPLE - DAYS OF PERFECTION(4CDR) [Shades 418]

販売価格: 2,800円(税込)

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商品詳細

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Budokan, Tokyo, Japan 14th & 16th May 1985 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters)

 1984年に黄金のラインナップで再結成された第五期DEEP PURPLEの「PERFECT STRANGERS」リリースに伴うワールドツアーより、ファン待望の来日公演となった'85年5月14日と16日の東京・日本武道館公演を、トレーダー間でも一切出回っていない完全初登場のマスター・テープを用いた、優良オーディエンス録音の4枚組でリリース決定です。

 この'85年来日公演は、ファンの関心も高かった事から各種の優れたオーディエンス録音が残されており、先日も大阪2Daysと名古屋公演をプレスCD6枚組でパッケージした「FAR FROM GOD」(Darker Than Blue)が登場し、多くのPURPLEファンを喜ばせたのは記憶に新しい所です。5月13日から16日まで4日間連続で行われた東京の日本武道館公演はさらに多くの高音質ソースが知られ、特に14日は「THE RICOCHET」に、同日の決定版「THRILL OF CHASE」(いずれもDarker Than Blue)が2トップを形成し、また13日・14日・16日の3公演を6枚組でセットにした「PERFECT GUNNERS」(Shades)も忘れ難いなど、まさに多士済々と言うべき音源状況です。今回このラインナップに加わる本作も当然ながらそれらに恥じない優良録音(もちろん完全別マスター)で、この洋楽ロック史上に残る名ライヴを記録しています。すでに多数のアイテムでおなじみの14日は「THRILL OF CHASE」とも異なるマイルドでライヴ・テープらしい質感を、かたや来日最終日の16日は、意外なほど種類が限られているこの貴重なライヴをより深く、ファンの皆さんに味わわせてくれます!

 ディスク1・2へ収録された武道館2日目・5月14日の演奏は、上記したようにこれまで決定的な優良ソースが何度もリリースされており、ステージの様子は明確に知られています。それらに対して今回用いられたマスターはより実況録音らしい生々しい臨場感と音の広がりを備えており、開演前の4分間に及ぶイントロから、会場におけるムードや雰囲気をたっぷりと楽しめます(B.G.M.として使われたJETHRO TULLを、既発より長く聴けるのもポイントでしょう)。
 テーパーとステージは若干の距離を感じるものの、音の定位に収められた演奏はギランのヴォーカルを中心にまとまりが良く、濁りや歪みがあまり気にならない端正な音像とともに、耳ざわりのよいサウンドになっています。「Strange Kind Of Woman」あたりから録音はさらにオンとなり、リッチーとギランのコール・アンド・レスポンスでは、客席の歓声や手拍子がダイレクト感豊かに伝わり、聴き手に客席さながらのライヴ追体験をさせてくれます。「THRILL OF CHASE」では余りにも高い明度からややヴィヴィッドに過ぎた印象がある「A Gypsy's Kiss」や「Under The Gun」も、本録音では適度な鋭さを持つエッジと、ほど良い丸みを帯びた音像が理想的なバランスで聴けるのも嬉しいところ(「Under The Gun」にテーパー周囲の観客が上げる"リッチーマジック!!"の掛け声も微笑ましいです)。リッチーのギターを筆頭にバンドのアタックが強烈な「Lazy」も、バンドが構築するアンサンブルを空気感ごとじっくりと聴き取る事が出来ます。
 リッチーのギターが満点の聴き応えで明瞭に浮かび上がる「Knockin' At Your Back Door」と「Difficult To Cure」はライヴの大きな聴き所。「Space Truckin'」はジョンのキーボードが面となる静かなパートで観客の発する歓声(6:10頃)が気になる場面もあるものの、これもオーディエンス録音らしい臨場感ではあります。バンドのノリが絶好調な「Black Night」に「Smoke On The Water」まで、聴き手は興奮渦巻く武道館ライヴの熱狂にどっぷりと浸る事が出来るでしょう。
 ディスク2のラストにはさらに嬉しいボーナスとして、'85年来日当時に行われたラジオ・インタビューを特別収録。通訳を介してリッチーが話す内容をきちんと伝えており、マニアはこの約5分にも大注目です!
 
 ディスク3そして4には来日最終日・5月16日の演奏を収録。プレスCDタイトル「FINAL CRASH!」の明度には一歩及ばないものの、本音源も録音のマイルドさや臨場感は優良で、決定版のそちらにも劣らないソースです。音の構成はディスク1・2に通じるものがあり、均整が取れた音像をパワフルに聴かせるサウンドは迫力があります。しっかりとした明度やテープの質感でも似た点があり、続けて聴いても大きな違和感無くライヴに入り込めるでしょう(ステージはより近くに感じられます)。
 この日はオープニングで用いられるB.G.M.のバッハ「Toccata And Fugue」が2度流れ、ファンをいきなり戸惑わせます。これで会場のムードはすでにピークなのですが、それでもライヴは始まらず、「Highway Star」が始まるまで6分近くも待たされてしまいます(この間流れるB.G.M.は、12年後のBLACKMORE'S NIGHTへの萌芽がすでに看て取れる興味深いパート)。このちょっとしたハプニングもPURPLEらしさといえば"らしさ"で、最終日を特別なものにしています。待たされた分ファンの興奮は凄まじく、「Highway Star」・「Nobody's Home」・「Strange Kind Of Woman」でのダイレクト感溢れる臨場感は最高です。ムードたっぷりな「Blues」から狂乱の「A Gypsy's Kiss」、ジョンの荘厳なハモンドが第二期とは異なるバンドの魅力を打ち出した「Perfect Strangers」など、新曲も過去のクラシックに負けない存在感で、聴き手を存分に楽しませてくれます(「Child In Time」の中盤から後半はテープチェンジ欠落のため、「FINAL CRASH!」のマスターで補填しています)。
 この日はリッチーの機嫌が良かったのか、ライヴの後半「Knockin' At Your Backdoor」における絶妙なスライドソロに、イントロのプレイが聴きモノの「Difficult To Cure」など、随所で素晴らしいプレイを聴かせてくれます。「Space Truckin'」で炸裂した'85年来日で唯一の(そして日本で最後となる)ギタークラッシュはその最たるもので、武道館全体に轟くような炸裂音も最高の迫力で捉えられています! アンコールの「Woman From Tokyo」・「Black Night」そして「Smoke On The Water」は、「Space Truckin'」のスリリングな雰囲気から一転し、楽しくお祭り騒ぎなムードが音から滲み出しているようです。128分間に及ぶ最終日のドキュメントは、過去の決定版を聴き込んだマニアでも必聴だと言えるでしょう。

 ディスク4枚を合計して2公演・250分もの大ボリュームは、6枚組プレスCDの「FAR FROM GOD」にも遜色ない充実の一本。日本のDEEP PURPLEファンにとって特別な'85年武道館公演でもスペシャルな聴き所が多かった14日と16日のドキュメントを、新たな角度と視点から再びお楽しみください。本作はマニアのコレクションにさらなる彩りを付け加える事でしょう!

★beatleg誌 vol.138(2012年1月号)のレビュー要約です。ご参考まで。

 1985年5月に行われた再結成DEEP PURPLEとしては初の日本公演から、5月14日と16日の東京-日本武道館でのステージを収録した50セット限定のCD-R。
 まず、Disc-1&2に収録された5月14日、東京公演-2日目のステージは、会場の雰囲気がリアルにミックスされた中程度の音質のオーディエンス録音で収録(欠落部分は既発音源で補修)。この日のステージは初日同様、バンドのノリも良く、序盤の「Strange Kind Of Woman」でのリッチーとギランの掛け合いも熱いし、「Child In Time」でのリッチーのソロもスリリングでブレイクまでの音の洪水のようなプレイには圧倒される。ラストの「Space Truckin'」でのリッチーとジョンのソロは1970年代を彷彿とさせてくれて観客も熱く盛り上がっている。その熱気のままプレイされるアンコールでは、「Woman From Tokyo」や「Smoke On The Water」での観客の歓声やコーラスも素晴らしく、観客の反応に気を良くしたギランの笑顔が目に浮かぶようだ。
 ボーナス・トラックとして収録されているのは、ラジオ局が収録した伊藤政則氏によるリッチーの貴重なインタビューで、通訳を介してリッチーの話していることが理解出来るのが嬉しい。
Disc-3&4には5月16日、日本公演最終日となる東京公演-4日目のステージをDisc-1&2よりも上のバランスの取れた中程度の音質のオーディエンス録音で収録している(欠落部分は既発音源で補修)。日本公演最終日ということもあってか、オープニングの「Highway Star」からバンドが一体感のある熱いプレイで観客を沸かせてくれる。中でもリッチーがラフさの中にキメのフレーズを絶妙にミックスした流麗なソロを聴かせてくれる。この日はラストの「Space Truckin'」でリッチーのギター・クラッシュも飛び出すが、これが現時点ではリッチーの日本のステージにおける最後のギター・クラッシュとなった。
音質面では既発で上回るアイテムもあるが、四半世紀以上前の武道館の観客席にタイムスリップしたかのような感覚を味わうことが出来るアイテムとしてファンは楽しめるに違いない。


★(追記) 録音者提供の当時の写真入り新聞記事もイナージャケにフィーチャーされており、こちらも必見です。(「パープル"40歳パワー"爆発」「幻のハードロック再び〜楽しさ追求」「12年ぶり全盛期のメンバー」等、一般有名新聞でも大きく取り上げられており、当時の盛り上がりが良く分かる資料となっています。)

Live at Budokan, Tokyo, Japan 14th May 1985

Disc 1 (62:40)
1. Intro. 2. Highway Star 3. Nobody's Home 4. Strange Kind Of Woman 5. Blues
6. A Gypsy's Kiss 7. Perfect Strangers 8. Under The Gun 9. Lazy 10. Drum Solo
11. Child In Time

Disc 2 (60:03)
1. Knocking At Your Back Door 2. Difficult To Cure 3. Keyboard Solo 4. Space Truckin'
5. Woman From Tokyo 6. Black Night 7. Smoke On The Water 8. Interview with Ritchie Blackmore

Live at Budokan, Tokyo, Japan 16th May 1985

Disc 3 (69:23)
1. Intro. 2. Highway Star 3. Nobody's Home 4. Strange Kind Of Woman 5. Blues
6. A Gypsy's Kiss 7. Perfect Strangers 8. Under The Gun 9. Lazy 10. Drum Solo
11. Child In Time

Disc 4 (58:30)
1. Knocking At Your Back Door 2. Difficult To Cure 3. Keyboard Solo
4. Space Truckin' incl. Guitar Crash 5. Woman From Tokyo 6. Black Night
7. Smoke On The Water

Ritchie Blackmore - Guitar Ian Gillan - Vocal Roger Glover - Bass Jon Lord - Keyboards
Ian Paice - Drums