【取り寄せ】 BOB DYLAN - OSAKA 1978 FINAL NIGHT(2CD) [ZION-095]

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Live at Matsushita Denki Taiikukan, Osaka, Japan 26th February 1978 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)

 2010年代を迎えてからというもの、コンスタントに来日し、その度に違った音楽性のステージを見せてくれるディランですが、初来日というのもまた、ディランが大幅に音楽性を変えた時期のスタート地点となったのはよく知られているところでしょう。
75年や76年のローリング・サンダー・レビューで聴かせたロック・サウンドを予想していたり、あるいは単純に日本で実態も掴めていないままに「フォークの神様」というイメージを抱いて、遂に実現した来日公演が当時のディランの音楽の本質から離れたところで盛り上がりを見せたのは事実でしょう。ビートルズと並び称された大物アーティストの来日が遂に実現してくれたというインパクトが大きすぎ、会場に詰めかけたファンのほとんどが、ディランたちの奏でた新しいビッグ・バンド・サウンドに戸惑ってしまった。今でこそ、ディランのライブが原型を留めない形で演奏されることが認識された(それでもなお、4月の来日公演において「Like A Rolling Stoneやらなかったけどカッコよかった」的な声が未だにネット上に現れてしまう訳です。一体なにを観に来たのだと)感がありますが、それでも1978年2月当時のディランのライブ・サウンドは我々日本人にとって大いなる戸惑いをもって迎えられました。当然のことでしょう。

それでもまだ、「AT BUDOKAN : EARLY CHAPTER」を聴けば、武道館公演の序盤は懸命な演奏ぶりが今になって聴いてみると好感を持てるものです。それでも当時の会場は遂に目の当たりにしたディランの姿と意表を突いたアレンジが相まって、やや引き気味な状況となってしまいました。このことは当時から報じられていましたし、実際にコンサートを観られた方の話においても一貫して共通していたものです。それどころか、オフィシャル「武道館」のライナー・ノーツにおいても「初めてコンサートが盛り上がったのは大阪から」という記述があったくらいでした。
ところが1990年代に入り、実際に大阪公演の音源がリリースされてみれば、意外とコンサートは盛り上がっていなかった。それが最初の大阪公演である2月24日だったのですが、後に大阪公演の最終日である26日が「A NIGHT TO REMEMBER」というタイトルでリリースされてみたところ、なるほど大阪最終日の盛り上がりこそが「武道館」のライナーで言わんとしていたことなのか…と納得させられたものです。逆に言うと、大阪公演でも初日では武道館序盤と同じような緊張に包まれていたのであり、ディランが観客のリクエストに応えるという余裕を見せた中日の25日、そして26日といった具合に会場のテンションが上がっていったのです。

今回リリースしてみせるのも盛り上がりの26日公演。しかし「A NIGHT TO〜」とは別の音源です。それも当時としてはかなりの高音質であり、それどころか当時は24日と並んで初来日公演におけるベスト・レコーディングだと賞賛されていたもの。ところがそれらの音源、クリアネスや音像のオンな度合において弱さが否めなないレベルだったのです。その点、今回の音源はグッと音像が近さを増した素晴らしい音質。特にオープニング(既にこの時点で盛り上がっていたことが手に取るように解ります)を経て「One More Cup Of Coffee」からの音像のアッパー感は相当なもの。
しかもディランの弾くリズム・ギターの音量がまた大きい…笑。この辺りは、以前リリースしたマイク・ミラード録音による6月のLA公演の音源を思い起こさせるものがあります。6月の途中からアールズ・コートやマディソン・スクエア・ガーデンといった大会場が当たり前となる78年ツアーでしたが、途中まではそこまで大きい会場を使わなかったこともあり、スタッフの好み(あるいはディランの意向)から彼のギターの音が目立つバランスにミックスされていたのでしょう。
それでいて大阪はまだツアーの前半ということから、ディランがバンドを引っ張ろうとしている様子が捉えられていて面白い!この頃でもディランは単なるリズム・ギターとは違う独特の弾き方をしていたことがよく解るのです。それどころか「I’ll Be Your Baby Tonight」に至っては、後のアルバム「STREET LEAGAL」に収録される「New Pony」そのものと言える、ディランのギター・プレイから始まっていることに驚かされます。そもそもこの曲がライブの序盤で演奏されていたのがこの時期ならでは。
そして元々ライブらしい盛り上がりを感じさせてくれたこの日ではありますが、代表曲「Like A Rolling Stone」は前半において一番の盛り上がりを見せただけでなく、演奏がヒートアップしている点も聞き逃せません。さらには「武道館」に採用されなかった、ライブの後半で演奏される「All I Really Want To Do」や「The Man In Me」といった曲が素晴らしい音質で聴かれるのはもちろん、いい感じに勢いのある演奏も大きな魅力でしょう。これまでにも優良なオーディエンス録音が存在していた2月26日の大阪最終日ではありますが、それを軽く上回る音質の新たな音源によって、ある意味伝説とも言えたこの日の盛り上がりを再確認してもらえること間違いなし。何よりも音質が抜群です、当たり前の限定プレスCDによるリリースをお見逃しなく!


★初登場の極上音源です。これは驚きです。

Disc 1 (70:31)
1. Intro 2. A Hard Rain's A-Gonna Fall 3. Love Her With A Feelin'
4. One More Cup of Coffee (Valley Below) 5. Mr. Tambourine Man 6. I Threw It All Away
7. I Don't Believe You (She Acts Like We Never Have Met) 8. Girl From the North Country
9. I'll Be Your Baby Tonight 10. Shelter From the Storm 11. Ballad of a Thin Man
12. Maggie's Farm 13. To Ramona 14. Like a Rolling Stone 15. I Shall Be Released
16. Going, Going, Gone

Disc 2 (62:58)
1. One of Us Must Know (Sooner or Later) 2. Blowin' in the Wind 3. Just Like a Woman
4. Oh, Sister 5. You're a Big Girl Now 6. All Along the Watchtower 7. I Want You
8. All I Really Want to Do 9. The Man in Me 10. Knockin' on Heaven's Door
11. Band Introduction 12. It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding) 13. Forever Young
14. The Times They Are A-Changin'