BRYAN FERRY - BALOISE SESSION 2014(CD + DVD) [Virtuoso 234]

BRYAN FERRY - BALOISE SESSION 2014(CD + DVD) [Virtuoso 234]

販売価格: 2,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Event Halle, Messe Basel, Basel, Switzerland 30th October 2014 STERE0 SBD/PRO-SHOT

ブライアン・フェリー、2014年10月に行われたサウンドボード・ライヴの登場です。

2014年4月からツアー中だったフェリーは、10月に久々のソロ・アルバム『Avonmore』をリリースしました。これは2010年10月リリースした『Olympia』以来で(2012年には変則的アルバム『The Jazz Age』もありましたが)そのアルバム・リリース直後に行われたスイスのフェス「バロワーズ・セッション」でのライヴです。ちなみに、この「バロワーズ・セッション」は、スイス北部の都市バーゼルで25年以上前から毎年開催されている音楽フェス「AVOセッション」が、2013年から「バロワーズ・セッション」と名称が変更されたものです。

さて内容ですが、まず冒頭の3曲がメドレーで披露され、1曲目の「Re-Make/Re-Model」は各楽器ソロ・パートがロキシーのアルバムとまったく同じくイーノのノイズ的なテープ音まで忠実に再現しています。続く「Kiss And Tell」「Slave To Love」とおなじみのソロ・ヒット・ナンバーのあと、ピアノ弾き語りでディランの「Don't Think Twice, It's All Right」。この後からいよいよ新作『Avonmore』からファースト・シングル「Loop De Li」、「One Night Stand」を披露、「Take A Chance With Me」(『Avalon』)をはさみ(ここでフェリーが衣装替)再び『Avonmore』から「Driving Me Wild」が演奏されます。これらの新しい楽曲はライヴに関わらずその完成度の高さはさすがです。続いてアヴァロン・ツアー・リハでは「プロブレム・ソング」と言っていた「More Than This」は、ピアノ弾き語りに新しくアレンジされています。
推測ではありますが、今回の新作『Avonmore』は『Avalon』を意識している節があり、単語の類似性や、アルバム・ジャケットのロゴ・デザインが『Avalon』と同じだったたり、また今回唯一古顔の男性コーラスFonzi Thorntonは、かつてアヴァロン・ツアーに同行したメンバーでした。
バンドのメンバーは、オリンピア・ツアーからほぼ一新され女性が多いのが特徴で、特にサックス、キーボードのJorja Chalmersは、一見ファッション・モデルのようなすらっとした細身の外見ながら、なかなか見事な演奏を見せています。特にアンディ・マッケイのプレイをよく研究しており、サックスの音色はソックリと言っても過言ではありません。ここ10年来ピアノ、キーボード兼音楽監督だったコリン・グッズや演奏のみならずルックス的にも楽しませてくれた若きギタリスト、オリバー・トンプソンがいないのは寂しいところですが、新加入のPaul Beard、Jacob Quistgaard、Steve Jonesはテクニック的には全くそん色ありません。
フェスティバルの構成上からか約1時間と短めのコンサートですが、その完璧な内容からあえて音と映像を両方リリースいたします。CDには、「BALOISE SESSION」放送で使用されたパーフェクトなステレオ・サウンドボード音源をリマスター収録、更にはボーナス・トラックとして同月の『Later... with Jools Holland』でのTV出演時の生ライヴ(もちろん口パクではありません。)を2曲追加収録しています。DVD映像は青を基調とした深みのある照明が美しく、魅惑のステージセットの中、パワフルかつソフィスティケイトに繰り広げられる圧巻のパフォーマンスを最高画質プロショットで楽しむことが出来ます。CD、DVDともにプレスディスクでのリリースです。

★beatleg誌 vol.177(2015年4月号)のレビュー要約です。ご参考まで。

 Virtuossoから数ヶ月ぶりにフェリーの良質音源が届けられた。今回紹介するのは2014年の最新作『AVONMORE』発表前後に行なわれたスイスでの有名な音楽フェスティバル「バロワーズ・セッション」でのもの。オン・エアものをソースに、同一ライヴのCDとDVDのカップリングとなっている。当然のことマスター級の音質・画質である。フェスティバル出演ということで持ち時間が限られているせいか、1曲目からロキシー・ミュージックの「Re-Make/Re-Model」で飛ばし、次々にメドレー風に演奏されるスタイルはスピード感があって気持ちよく聴ける。セットリスト的には最新アルバムからは3曲のみ、残る13曲はファンになじみ深いフェリーやロキシーの代表曲が並ぶという、このところのフェリーのコンサートにおける“キャリア全方位”的な選曲となっている。そんな中で珍しいというか新鮮なのがロキシー時代の名曲「More Than This」のスローなアコースティック・ヴァージョン。たそがれた様子で切々と歌い上げる感じはフェリーの持ち歌の失恋バラード「Carrickfergus」のようにも響き、この歌に新たな表情を加えた。もうひとつの新味はバック・バンドの大幅メンバー・チェンジである。居残りメンバーも居るが、主要部分でだいぶ顔ぶれが変わり、ここ10年ほど強い存在感を放っていたギターのオリヴァー・トンプソンが姿を消し、才人キーボード・プレイヤーのコリン・グッドも今回はお役御免となっている。そしてサックスとドラムが女性ということが関係するのか、だいぶアンサンブルの雰囲気が変わった。一言で言えばソフトになり、各プレイヤーの自己主張が減ってバック・バンド然としてきたという感じだ。アクセントとなるのは、ヘタウマ加減までアンディー・マッケイを完コピーしているサックスのジョリア、そして、野性的な顔つきと逞しい体格、特に二の腕の太さがポール・トンプソンを彷彿とさせるドラムのシェリッセ(2013年のJAZZ AGEツアーや『AVONMORE』にも参加)という、何だかロキシーのオリジナル・メンバーが女性化したような2人である。アグレッシヴにプレイしながらもどこか優しい感じが漂うこの2人を含め、このソフトな新バンドのアンサンブル、なかなかバランスが良いので、今後の進化にも期待したい。

CD(67:12)
1. Re-Make/Re-Model 2. Kiss And Tell 3. Slave To Love 4. Don't Think Twice, It's All Right
5. Loop De Li 6. One Night Stand 7. Take A Chance With Me 8. Driving Me Wild 9. More Than This
10. Avalon 11. Casanova 12. Love Is The Drug 13. Virginia Plain 14. Let's Stick Together
15. Jealous Guy 16. Editions Of You

Bonus Tracks
Later... with Jools Holland 4th November 2014

17. Virginia Plain 18. Loop De Li

STEREO SOUNDBOARD RECORDING

DVD (60:18)
1. Re-Make/Re-Model 2. Kiss And Tell 3. Slave To Love 4. Don't Think Twice, It's All Right
5. Loop De Li 6. One Night Stand 7. Take A Chance With Me 8. Driving Me Wild 9. More Than This
10. Avalon 11. Casanova 12. Love Is The Drug 13. Virginia Plain 14. Let's Stick Together
15. Jealous Guy 16. Editions Of You

PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.60min.

Bryan Ferry: vocals, harmonica Paul Beard: keyboard Guy Pratt: bass Jacob Quistgaard: guitar
Stephen Jones: guitar Jorja Chalmers: saxophone, keyboard Cherisse Ofosu Osei: drums
Bobbie Gordon: backing vocals Jodie Scantlebury: backing vocals Fonzi Thornton: backing vocals