BLUE MURDER - NAGOYA 1993: DAT MASTER(2CDR) [Shades 1369]

BLUE MURDER - NAGOYA 1993: DAT MASTER(2CDR) [Shades 1369]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Nagoya Shimin Kaikan, Nagoya, Japan 7th December 1993 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)

 衝撃のデビューから4年、沈黙を破って再来日を果たした1993年のBLUE MURDER。その現場が甦るオリジナル・マスターが新発掘です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1993年12月7日:名古屋市民会館」公演。その初登場オーディエンス録音です。『NOTHING BUT TROUBLE』時代の日本公演と言えば公式ライヴアルバム『SCREAMING BLUE MURDER』になっているだけでなく、当店では『NOTHING BUT TROUBLE IN TOKYO(Shades 517)』も定番。それらの関係を整理する意味でも、まずは当時のスケジュールから振り返ってみましょう。

・12月3日:東京厚生年金会館
・12月4日『NOTHING BUT TROUBLE IN TOKYO(簡易保険)』
・12月5日:大阪フェスティバルホール
・12月7日:名古屋市民会館 ←★本作★
・12月8日:東京厚生年金会館
・12月9日:クラブチッタ川崎
・12月11日:クラブチッタ川崎
・12月12日:渋谷公会堂

 以上、全8公演。世界的にはHR/HMが急速に沈静化していった時期でもありましたが、日本人気は堅調。むしろ、そうした世相の中でも正調ブリティッシュHRの伝統を受け継いでいたサイクスへの信頼が盤石となった来日でもありました。そのうち6公演が関東圏に集中しており、公式盤『SCREAMING BLUE MURDER』は(詳しい日時は不明ながら)東京公演から編纂されたライヴアルバム。本作の名古屋公演は貴重な地方公演であり、公式盤とも一切被らないのです。
 本作はこれまで聴けなかったショウを明らかにしてくれるわけですが、そのクオリティも絶品。大元DATマスターからダイレクトにデジタル化されているのですが、とにかく芯が力強く、鳴りが端正。あまりの力強さにヴォーカルが一瞬オーバーピークになるシーンもありますが、それも極わずか。ギターは大きく揺れるヴィヴラートも繊細ですし、ハーモニクスも鋭く描かれ、ドラムもキットの構造が浮かぶほどに一打一打が鮮やかで立体的。そして、ベース。ただでさえベースはオーディエンス録音の弱点となりやすく、特にフレットレス・ベースは輪郭が緩くなりがち。しかし、本作はそんなベースも滑らかながらきっちりと捉えられ、「新たなベースヒーロー!」と話題になったマルコ・メンドーサの妙技がしっかりと味わえる。
 さらに驚きなのは、観客の息吹。大歓声がきっちり吸い込まれているのですが、それがやけに遠くスケールが大きい。不思議なほど間近な声がなく、きめ細かい秋雨のように優しく、ビロードのように艶やかに広がっていく。先述したヴォーカルのオーバーピークさえなければ、永久保存プレス化されたであろう「あとちょっとで超絶」という惜しいっ!サウンドなのです。
 そんな端正サウンドで描かれるのはWHITESNAKEよりもディープで、SYKESよりも厳としたBLUE MURDERならではのフルショウ。CD1枚に収めるためか、豪快に編集されていた公式盤『SCREAMING BLUE MURDER』では聴けないレパートリーもたっぷりありますので、比較しながら整理してみましょう。

●BLUE MURDER(11曲)
・ブルー・マーダー:Riot/Billy/Jelly Roll/Blue Murder(★)
・ナッシング・バット・トラブル:Dance(★)/Cry for Love/Runaway(★)/She Knows(★)/Save My Love/We All Fall Down/I Need An Angel(★)
●THIN LIZZY他(3曲)
・Cold Sweat/Please Don't Leave Me/Dancing in the Moonlight
※注:「★」印は公式『SCREAMING BLUE MURDER』で聴けない曲。

……と、このようになっています。必殺の「Still Of The Night」がないのは意外ですが、これは録音漏れではなく、当日演奏しなかった模様(「Dancing in the Moonlight」の後で終演アナウンスが流れます)。その代わり(?)『NOTHING BUT TROUBLE』を中心に公式盤では聴けない曲が5つもあるわけですが、これらは後年の『BAD BOY LIVE!』でも聴けず、特に「Dance」「Runaway」「I Need An Angel」はSYKES時代にも演奏されませんでした。実のところ、BLUE MURDERは世界的にライヴ自体が少なく、日本でレアであれば、世界では激レア。本作は、そんな生演奏を極上体験できるライヴアルバムなのです。
 ありあまる才能に恵まれながら野心と情熱だけが長続きせず、レジェンドになれないできたジョン・サイクス。彼の音楽が最も多彩に花開いたのは、THIN LIZZYの伝統も甦らせた『NOTHING BUT TROUBLE』時代だったのかも知れません。本作は、そんな時代のフルショウを絶品体験できる新発掘ライヴアルバム。どうぞ、じっくりと味わい尽くしてください。

★「1993年12月7日:名古屋市民会館」公演の初登場オーディエンス録音。大元DATマスターからダイレクトにデジタル化されたサウンドは芯が力強く、鳴りも端正。あまりの力強さにヴォーカルが一瞬オーバーピークになるシーンもありますが、それも極わずか。ギターは大きく揺れるヴィヴラートも繊細ですし、ハーモニクスも鋭く描かれる。公式『SCREAMING BLUE MURDER』では聴けない「Dance」「Runaway」「She Knows」「I Need An Angel」「Blue Murder」もたっぷり楽しめます。

Disc 1 (46:21)
1. Intro
2. Riot
3. Dance
4. Cry for Love
5. Runaway
6. Cold Sweat
7. Drum Solo
8. Bass Solo
9. Billy

Disc 2 (56:07)
1. She Knows
2. Save My Love
3. Jelly Roll
4. We All Fall Down
5. I Need An Angel
6. Blue Murder
7. Please Don't Leave Me
8. Dancing in the Moonlight

John Sykes - Guitar, Vocals
Marco Mendoza - Bass
Tommy O'steen - Drums
Nik Green - Keyboards