QUEEN - TORONTO NOVEMBER 1977(2CDR) [Uxbridge 1493]

QUEEN - TORONTO NOVEMBER 1977(2CDR) [Uxbridge 1493]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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今なお、熱心なアーカイヴが進められているQUEEN。その最新成果となる“NEWS OF THE WORLD Tour”の新発掘ライヴアルバムが登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1977年11月21日トロント公演」。その初登場オーディエンス録音です。このショウには3種類の録音が存在すると言われてきましたが、これまではあくまで噂止まり。今回初めて、実際の音として公開されたのです。しかも、単に初登場なだけではない。初めて耳にする熱い初期ライヴの内容がマニア間で話題沸騰中なのです。
 ともあれ、まずはショウのポジション。いつものように、当時のスケジュールから紐解いていきましょう。

●1977年
“A DAY AT THE RACES TOUR”
・1月13日-3月18日:北米#1(40公演)
・5月8日-6月7日:欧州#1(19公演)
《10月28日『世界に捧ぐ』発売》
“NEWS OF THE WORLD TOUR”
・11月11日-12月22日:北米#2(26公演)←★ココ★
●1978年
・4月12日-5月13日:欧州#2(20公演)

 これが“A DAY AT THE RACES TOUR”・“NEWS OF THE WORLD TOUR”の全体像。1977年は2つのツアーが交錯しており、その両方でトロント公演がありました。そのうち、本作は後者の序盤にあたる11月公演。「北米#2」の8公演目のコンサートでした。
 そんなショウを初めて世界に伝える本作は、クオリティも素晴らしい。ややウォームなヴィンテージ録音には違いないものの、スカスカ感は皆無。ホール鳴りが距離感よりも厚みやダイナミズムを添加するタイプで、そのぶ厚い鳴りを突き破る芯の突進力も見事。正直なところ、リズム隊はダンゴ気味で細かなディテールまでは掴みづらいのですが、ピアノやギター、ヴォーカルといった上物はえらくクッキリ。フレディの歌声はおろか、コーラスもロジャーやブライアンの声までキチンと分かるのです。
 しかも、瑞々しく端正。大元カセットからダイレクトにデジタル化されているために、初登場にしていきなりの究極ジェネなのです。ネットにはマスターそのままの「Raw transfer」の他にイコライジングされた「Revised version」も公開されましたが、本作は「Raw transfer」をベースに独自マスタリング。妙な音圧稼ぎなどはせず、ナチュラルなマスターの鳴りを最大限に活かしつつ、44年前の演奏音を可能な限り忠実に再現したのです。
 そのナチュラル・ヴィンテージなサウンドで描かれるのは、ツアー初期だからこそのエネルギッシュなステージ。「北米#2」の象徴と言えば、絶対名作『ULTIMATE HOUSTON 1977(Wardour-246)』が君臨していますので、比較しながらセットを整理しておきましょう。

●戦慄の王女:Liar/Keep Yourself Alive
●シアー・ハート・アタック:Brighton Rock/Killer Queen/Stone Cold Crazy/Now I'm Here
●オペラ座の夜:Death on Two Legs (Dedicated to…)/I'm In Love With My Car/You're My Best Friend/Love Of My Life/'39/The Prophet's Song/Bohemian Rhapsody
●華麗なるレース:Somebody To Love/Good Old Fashioned Lover Boy/The Millionaire Waltz/White Man/Tie Your Mother Down
●世界に捧ぐ:We Will Rock You/It's Late(★)/Get Down Make Love/Spread Your Wings(★)/We Are The Champions/Sheer Heart Attack
●その他:Jailhouse Rock
※注:「★」印は『ULTIMATE HOUSTON 1977』では聴けない曲。

……と、このようになっています。テープを節約するためか、曲間で何度かキュル音カットもありますが、基本的にはフルショウです。そして、美味しいのは演奏そのもの。とにかく調子が良く、勢いもたっぷり。ただし、爆テンションでブッ跳んでいるというよりは、キッチリ鉄壁という感じ。ブライアンも「The Millionaire Waltz」のギターソロでキーを間違えて弾き直すシーンもありますが、それ以外はほぼ完璧で流麗。フレディも張りのある歌声で『NEWS OF THE WORLD』の新曲群も危なげなく……と言いますか、えらく伸びやかで気持ち良さそうに歌っていくのです。
 全世界が初めて体験する1977年11月のトロント・ナイトは、清々しいまでの名演でした。単に音源コレクションを埋めていくというだけでなく、こういうショウに出逢えるからオーディエンス録音は止められない。QUEENアーカイヴはたまらないのです。そんな醍醐味を満喫できる初登場の新名盤。どうぞ、じっくりと噛みしめるようにご堪能ください。

★全世界初公開となる「1977年11月21日トロント公演」の絶品オーディエンス録音。ホール鳴りが距離感よりも厚みやダイナミズムを添加するタイプで、そのぶ厚い鳴りを突き破る芯の突進力も見事。スカスカ感がまったくなく、ピアノやギター、ヴォーカルといった上物はえらくクッキリ。フレディの歌声はおろか、コーラスもロジャーやブライアンの声までキチンと分かります。ツアー初期だからこそのエネルギッシュなステージも素晴らしく、キッチリ鉄壁。ブライアンも「The Millionaire Waltz」のギターソロでキーを間違えて弾き直すシーンもありますが、それ以外はほぼ完璧で流麗に弾いています。世界中が初めて知る瑞々しい名演が詰まった2枚組です。

Disc 1 (62:37)
1. Intro
2. We Will Rock You (Slow)
3. We Will Rock You (Fast)
4. Brighton Rock
5. Somebody to Love
6. It's Late
7. Death On Two Legs
8. Killer Queen
9. Good Old-Fashioned Lover Boy
10. I'm In Love With My Car
11. Get Down Make Love
12. The Millionaire Waltz
13. You're My Best Friend
14. Spread Your Wings
15. Liar
16. Love of My Life
17. '39

Disc 2 (54:27)
1. White Man
2. The Prophet's Song
3. Guitar Solo
4. The Prophet's Song (reprise)
5. Keep Yourself Alive
6. Stone Cold Crazy
7. Now I'm Here
8. Bohemian Rhapsody
9. Tie Your Mother Down
10. We Will Rock You
11. We Are the Champions
12. Sheer Heart Attack
13. Jailhouse Rock
14. God Save the Queen