【取り寄せ】RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW - WEST SPRINGFIELD 1997(2CDR) [Shades 1379]

【取り寄せ】RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW - WEST SPRINGFIELD 1997(2CDR) [Shades 1379]

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商品詳細

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The Jaxx, West Springfield, VA, USA 22nd February 1997 PERFECT SOUND

 90年代RAINBOWが終了し、ハードロックから足を洗ってしまった1997年のリッチー・ブラックモア。今週は、そんな終焉のカウントダウンを刻むコレクションが2作同時リリース決定です。
 本作は、1997年コレクション2本同時リリースの第一弾。「1997年2月22日ウェスト・スプリングフィールド公演」の絶品オーディエンス録音です。1995年にドゥギー・ホワイトを迎えて始動した90年代RAINBOWはヨーロッパを中心にワールドツアーを実施しましたが、北米に渡ったのは解散間際の1997年になってからでした。最後のツアーのコレクション整理は同時リリースとなる『TORONTO 1997(Shades 1380)』の解説に譲り、ここでは活動全像からおさらいしておきましょう。

●1995年
《8月『孤高のストレンジャー』発売》
・9月30日ー11月4日:欧州#1(25公演)
・11月11日ー23日:日本(9公演)
●1996年
・6月27日ー7月7日:南米(8公演)
・7月21日ー8月11日:欧州#2(13公演)
《チャック・バーギ脱退→ジョン・ミセリ加入》
●1997年
・2月20日ー3月19日:北米(18公演) ←★ココ★
・5月31日:デンマーク(最終公演)
《RAINBOW解散→BLACKMORE’S NIGHT始動》

 これが90年代RAINBOWの全体像。基本的には来日公演と同じ5人で活動していましたが、最後の1997年だけはドラマーがジョン・ミセリにチェンジ。中規模の北米ツアーとデンマークのフェス出演をこなして崩壊しました。本作は、そんな終わりの始まり。「北米」レッグの3公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウを真空パックした本作は、力強い芯のダイレクト感が凄い絶品録音。唱和や喝采も生々しいオーディエンス録音らしいサウンドなのですが、その鮮やかさはライン級。ヴォーカルもギターもクッキリとした輪郭が美しく、囁くようなトーンまでハッキリ。逆にフォルテッシモに炸裂してもビビることのない艶やかさも見事。クラブならではの密室感と言いますか、「RAINBOWが目の前にいる」感が強烈なのです。
 そして、本作最大の美点はドラム・サウンド。これがもう、超繊細でビビッドでパワフル! これでベースがオフ気味でなかったらリマスターしてプレス化……となったのは間違いない。そんな「悪いところはないけど、もうチョット!」な佳作録音なのです。しかも、このドラム・サウンドがショウの意義にもばっちりフィットしている。前述の通り、本作はドラマーがミセリに交代した直後のショウ。それだけにまだまだ馴染みきっていない成長過程にあるのです。
 「成長過程」を「グダグダ/つまらない」とは読まないでいただきたい。確かにアンサンブルの呼吸感はまだまだなのですが、逆に新人らしいハッスル(死語)ぶりが凄いのです。各曲で自分なりのフィルを試しつつ、リッチーやファンに認めさせようという意気込みがたっぷり。特に美味しいのが金物のクラッシュ。まるでコージー・パウエルのようにドラマティックに、パワフルにバシャバシャとキメまくってくれるのです。
 そして、そんなミセリの熱演に感じ入ったのか、リッチーも気合いたっぷり。1997年では珍しい「Hall of the Mountain King」も演奏し、さらにアンコールもお約束の「Burn」だけでなく「Woman From Tokyo」「OJ (Hey Joe)」「Smoke On The Water」とたっぷり。最後に、そんなフルセットの整理もしておきましょう。

●RAINBOWクラシックス
・ロニー時代:Long Live Rock 'n' Roll/Man On The Silver Mountain
・ジョー時代:Spotlight Kid/Difficult To Cure
●孤高のストレンジャー
・Wolf To The Moon/Still I'm Sad/Black Masquerade/Ariel/Hall of the Mountain King
●その他
・DEEP PURPLE:Mistreated/Perfect Strangers/Woman From Tokyo/Burn/Smoke On The Water(★)
・その他:Blues(★)/OJ (Hey Joe)
※注:「★:印は同時リリースの『TORONTO 1997』では聴けない曲。

 1997年というとバンドの状態を反映するように調子の良し悪しが分かれるようになっていきましたが、その序盤は「良し」の方だった。こなれてはいないものの、新編成による再スタートの熱気が現場を包み込む素晴らしいフルショウ。そんなクラブの現場を密着体験できるライヴアルバムです。激レア曲や頂点クオリティではないものの、燃えるリッチーを1公演でも多く聴きたい因果な諸兄には欠かせない1本。どうぞ、じっくりとご堪能ください。

★「1997年2月22日ウェスト・スプリングフィールド公演」の絶品オーディエンス録音。力強い芯のダイレクト感はライン級で、ヴォーカルもギターもクッキリとした輪郭が美しく、囁くようなトーンまでハッキリ。ドラムも超繊細でビビッドでパワフル。クラブならではの密室感と言いますか、「RAINBOWが目の前にいる」感が強烈な名録音です。ドラマーがジョン・ミセリに交代した直後で、アンサンブルの呼吸感は成長中ながら新人らしいハッスル(死語)ぶりが凄い。崩壊に向かいつつも、新ラインナップのフレッシュさも併せ持ったフルショウを絶品体験できます。

Disc 1(70:33)
1. Over the Rainbow
2. Spotlight Kid
3. Long Live Rock 'n' Roll
4. Mistreated
5. Wolf to the Moon
6. Difficult to Cure
7. Keyboard solo
8. Still I'm Sad
9. Bass & Drums solo
10. Man on the Silver Mountain
11. Black Masquerade

Disc 2(58:23)
1. Ariel
2. Blues
3. Perfect Strangers
4. Hall of the Mountain King
5. Woman from Tokyo
6. Burn
7. OJ (Hey Joe)
8. Smoke on the Water
9. Over the Rainbow

Ritchie Blackmore - guitars
Doogie White - vocals
Greg Smith - bass, backing vocals
John Miceli - drums
Paul Morris - keyboards
Candice Night - backing vocals