THE ROLLING STONES - STREET FIGHTING MEN IN MILAN(2CD) [Speak-Ezy/SPE-1070]

THE ROLLING STONES - STREET FIGHTING MEN IN MILAN(2CD) [Speak-Ezy/SPE-1070]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

Live at Palalido Palazzo Dello Sport, Milan, Italy 1st October 1970 (1st & 2nd show)

'70年欧州ツアーからイタリア・ミラノ公演を収録したタイトルが登場!
CD1枚目に1stショー、2枚目に2ndショーをそれぞれ収録。
限定ナンバリング入り(バックカード外面にナンバリング)。

まずは1枚目1stショーの部分です。アナログLP"STREET FIGHTING MEN IN MILAN (1970)"(Claudine Records 181243)からダイレクトに収録したうえで最新リマスターが施されています。近年ネット上にテープバージョンも流通したようですが、鮮度が今一で抜けも悪く現状ベストなのはこのやはりアナログLP盤でしょう。しかも本LP盤は今では意外と入手困難であり、聞いたことのない方も、もしかしたらおられるかも知れません。
このLP、ご存じのようにカットが多めのトータル56分ほどの音源で("Live With Me"、 "Little Queenie"は部分収録)終盤元音源の音質も若干落ちますが、幸い盤質そのものは全体的に良いようで、カットの問題以外は概ねストレスなく、若干演奏の距離感はありますが、意外と聞いてるうちに慣れてくるクリアめなサウンド。'70年のAud録音としては十分お勧めできる録音です。CD化に際してもスクラッチはピンポイントで除去され、全体に膜を張るような安易なノイズリダクション系処理はされていませんので、元のアナログ盤の鮮明さはそのままに丁寧にスクラッチノイズが除去されています。この鮮度の良さは既発CDとは比べものにならない良さです。また一部のCDタイトルに見られたようなCD化の際に乗っかってしまった耳障りな高周波ノイズもなくクオリティの差は歴然。
またピッチについても全体的に見直し修正が施されており、特に元LPや既発タイトルでは"Little Queenie"以降で2%近く高くなって急ぎ足だったのが、ここでは的確にアジャストされています。また元のLPのカット部数カ所で見られた実際の演奏とは無関係はサウンド部材は削除し、カット部前後は全てクロスフェード処理が施されなるべくスムーズに鑑賞できるような配慮がなされています。


次に2枚目の2ndショーです。近年断片含む7曲だけが当日のフィルム映像にアフレコされた状態で流通して最初に登場、その後数年前にさらにアップグレードして2ndショーの14曲全曲が(カットはあるものの)聞けるようになったというもので、ここでもその数年前にアップグレードされた14曲バージョンを中心に最新リマスターされていますが、最初に流通した7曲のみのバージョンの音源にも立ち返り調査、新事実も踏まえて全編に渡って見直し修正が施され2ndショーの決定盤となっております。

まず今回判明したのが、"Midnight Rambler"についてで、最初の7曲のみバージョンでの同曲は終盤付近でカットし突然エンディングになだれ込み終了していましたが、そこに挿入されていたエンディング部分、実は同じ2ndショーの"Sympathy For The Devil"のエンディングが貼り付けられていたのでした。どおりで14曲バージョンとエンディング部の演奏が一致しない訳です。。。さらにややこしいことに14曲バージョンの方の"Midnight-"が万全かと言えばそうとも言えず、確かに7曲バージョンよりも間違いなく長くなり、さらにエンディング部分も音質の劣る音源ながら補填され疑似完成版となってはいるようなのですが、そのエンディング部分から曲間部分にかけては、やはり同じ2ndショーから"Stray Cat Blues"のエンディングがオーバーダブされていた、というオチも。ドラムなどがダブって聞こえたり"Midnight-"のエンディングにそぐわない不可思議なギターが聞こえるのはそのため。

さて2ndショーのマスタリングについてですが、数年前に登場した14曲全曲バージョンがメインではありますが、そこではジェネ違いの複数音源の混合となっているようで、さまざまな課題をはらむものでした。まず"Sympathy-"、"Street Fighting Man"それぞれの冒頭でテープの変わり目がありそこで突然ヒスの増加がありましたが、ここはやり過ぎない程度のヒス緩和処理がなされております。また"Street-"ではCDタイム8秒ほか数カ所で突発的にヒスが増えたりもしますがそこは軽い処理に留めております。

また"Stray Cat Blues"、"Dead Flowers"、"Midnight Rambler"に関しては14曲バージョンよりも以前の7曲バージョンの方が音に金属臭もなくアナログチックでナチュラルなサウンドでしたので、差し替えられております。但し"Midnight Rambler"は先述のとおり7曲バージョンの方は短いので足りない箇所は14曲バージョンでの補填となっております。また所々で生じていたドロップアウトが14曲バージョンでは同じフレーズの箇所をパッチする等してそれなりに処理されていましたが、パッチのせいで歌詞が一部実際と異なるなど違和感のある箇所(Stray Cat Blues終盤など)や繋ぎの悪さからプチっというようなノイズもありましたが、今回は丁寧な処理でなるべく実際の演奏を尊重しつつ、違和感のないパッチが所々施されています。"Stray Cat-"終盤付近でのパッチングはなるべく実際の演奏優先で、"Dead Flowers"では本盤CDタイム3:12付近で既発で聞こえた繋ぎ不良によるプチノイズ
は当然なし、また同曲演奏後の曲間が重複していた箇所(一部既発では重複したまま)も丁寧に補正、"Midnight-"6:29 付近のパッチはせずに実際の演奏を優先した補修に留める等々、地味ながら丁寧に処理されています。また"Love In Vain"エンディングのカットはリアル優先で今回別公演での補填はなしとなっております。

ピッチも全体に見直し修正が施され前半で0.5%ほど低かったのが補正され、逆に"Midnight Rambler"では1%程度高かったのが補正されています。

限定ナンバリング入り・'70年ミラノ公演のプレス2CD決定盤!

Disc 1 (56:14)
Taken from The Vintage LP "STREET FIGHTING MEN IN MILAN (1970)"(Claudine Records)
01. Introduction
02. Jumpin' Jack Flash
03. Roll Over Beethoven
04. Sympathy For The Devil
05. Stray Cat Blues
06. Love In Vain
07. Prodigal Son
08. Dead Flowers
09. Midnight Rambler
10. Live With Me
11. Little Queenie
12. Brown Sugar
13. Honky Tonk Women
14. Street Fighting Man

Disc 2 (67:20)
Mono Audience Tape Source
01. Introduction
02. Jumpin' Jack Flash
03. Roll Over Beethoven
04. Sympathy For The Devil
05. Stray Cat Blues
06. Love In Vain
07. Prodigal Son
08. Dead Flowers
09. Midnight Rambler
10. Live With Me
11. Let It Rock
12. Little Queenie
13. Brown Sugar
14. Honky Tonk Women
15. Street Fighting Man