ERIC CLAPTON - OSAKA 1975 2ND NIGHT(2CD) [Tricone 195/196]

ERIC CLAPTON - OSAKA 1975 2ND NIGHT(2CD) [Tricone 195/196]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Festival Hall, Osaka, Japan 23rd October 1975 TRULY AMAZING/PEREFCT SOUND(UPGRADE)(from Original Masters)

今週は、エリック・クラプトンの75年ジャパン・ツアー初日音源が初の完全収録でリリースされることを記念し、同ツアー2日目のアップグレード・バージョンも同時リリースしちゃいます!本作は1975年10月23日の大阪フェスティバルホール公演を非常に良好なステレオ・オーディエンス録音で完全収録したものです。本作のマスターは、かつて6CD「GOT THE POWER」、3CD「1975 Japan Tour Retrospective」に使われたものと同じです。しかしながら本作は音質が飛躍的に向上しており、そして史上最長の収録時間となっている真のマスタークオリティなのです。「GOT THE POWER」は、全体的にピッチが高い上に、本作よりイントロが15秒程短く、Disc1最後の歓声が欠落していました。何よりも音質が本作より大きく劣っていました。「1975 Japan Tour Retrospective」は、音質は本作と同等ながら、ピッチが非常に高めでした。しかも37分間のみのダイジェスト収録という不完全収録。また、イントロの一時停止までの3秒間が入っていませんでした。そんなこんなで、本作が2日目公演のグレードアップした決定版ということがお判りいただけるでしょう。では、このジャパン・ツアーの日程を再度確認しておきましょう。

1975年10月22日-大阪フェスティバルホール ←「Osaka 1975 1st Night(4CD)」
1975年10月23日-大阪フェスティバルホール ←【本作】
1975年10月24日-京都会館第一ホール
1975年10月27日-北九州市総合体育館
1975年10月29日-静岡県駿府会館
1975年11月1日-日本武道館
1975年11月2日-日本武道館

元々はクラシックのコンサート用に設計され、音響の素晴らしさでは日本有数と言われた大阪フェスティバルホール。そこで行なわれ、録音された本作のマスターも素晴らしいサウンドです。広がりのあるステレオサウンドでここまでクリアに収録されていることから、相当ハイエンドな録音機材を使用していたと思われます。初日にオーディエンスを魅了したクラプトンはこの日もセットリストを大幅に変更し、オーディエンスを驚かせました。この日のクラプトンのルックスも当時の音楽雑誌でグラビアが掲載されましたが、ブルージーンズにブラック地に白のドット柄のシャツに襟なしジャケット、ファー付きのキルトロングブーツというかっこいい出で立ちでした。オープニングのLaylaでは、前日の初日に優るとも劣らぬ白熱のソロを披露しています。もうこれでこの日のクラプトンの好調ぶりは窺えるというもの。そして2曲目には何とアルバム「LAYLA」収録の名曲Bell Bottom Bluesをプレイしたのです。この曲を次にステージで演奏するのは14年後のこと。直前の全米ツアーでは披露していたものの、このジャパン・ツアーでこの曲をプレイしたのはこの日だけだったのです。ロングトーンを活かした中間の切ないソロが聴きものです。続けてオーディエンスを驚かせたのは、4曲目。クラプトンがLaylaの有名なリフの元ネタだと明かしたアルバート・キングのブルース、As The Years Go Passing Byでした。恐らく当時の会場でこの曲のタイトルを知る人はいなかったことでしょう。この曲も本ツアーでプレイしたのはこの日だけだった上に、クラプトンの全キャリア上でもこの曲のライブテイクが残されているのはこの日だけなのです。日本公演史上、いやクラプトンのキャリア史上でも非常に貴重な2曲が聴けるだけに、この2日目もファンの間では今や伝説の日となっています。初日同様、クラプトンのプレイが冴え渡っていることが嬉しいところで、この日のI Shot The Sheriffは、クラプトンとテリーのツインリードパートを含み、10分以上に亘る大熱演となっています。この曲の終演後には、会場の女性から「ジャミー!(ドラムのジェイミー・オールデイカーのこと)」という黄色い歓声が飛びますが、発音が違うことを逸早くクラプトンが聞きつけ、「ジャミーかい?」と返すシーンがあります。この当時にはまだバンドメンバーの正確な情報も行き渡っていなかった状況が窺えます。前年の初来日からまだ一年。クラプトンの日本公演史はここから作られていったのです。この日の日中には、ミュージックライフ誌がクラプトンの宿泊するホテルの部屋でインタビュー取材を行なっています。インタビュアーは、当時同誌の編集長だった東郷かおる子氏。通訳は若き日のピーター・バラカン氏が雇われて務めました。このインタビューの席上、東郷氏はクラプトンに対し、「黒人からすれば、白人にはブルースはプレイできないと言われていますが?」という意地悪な質問をぶつけました。それに対しクラプトンは非常に長い時間考えた末に遂に口を開き、「できると思う時もあれば、できないと思う時もある。でも一生懸命やってできないなんて言うのは偽善じゃないかい?」と答えました。心の底にある思いを吐露し、悩みながらもブルースに命を懸けていた瞬間のクラプトンが燃え上がったのがこの日だったのです。今のクラプトンなら同じ質問にどう答えるでしょうか?恐らく笑って何も答えないのではないでしょうか。(僕のやってきたことを見てくれれば判るだろ?)とでも言いたげに。初日も凄いがこの日のプレイも凄いです。初日とともに2日目の本作もはずせまん。お早めのオーダーをお待ちしております。

(★既発盤との比較検証)

★GOT THE POWER / 1975 JAPAN TOUR RETROSPECTIVE / 今回盤は全て同一音源。

★GOT THE POWER
今回と同じ全長版ながら、イントロが15秒程短い。Disc1最後の歓声が欠落している。
音質は今回盤より大きく悪い。ピッチが高い。

★1975 JAPAN TOUR RETROSPECTIVE
37分間のみのダイジェスト。
音質は今回盤と同等。ピッチが大きく速い。
イントロの一時停止までの3秒間が入ってない。



Disc 1 (57:23)
1. Intro 
2. Layla
3. Bell Bottom Blues
4. I Shot The Sheriff
5. As The Years Go Passing By
6. Can't Find My Way Home
7. Badge

Disc 2 (51:39)
1. MC
2. Knockin' On Heaven's Door
3. Blues Power
4. Teach Me To Be Your Woman
5. Tell The Truth ★17:51の一時停止音は既発も同じ。
6. Further On Up The Road

Eric Clapton - Guitar / Vocals
George Terry - Guitar
Dicks Sims - Keyboards
Carl Radle - Bass
Jamie Oldaker - Drums
Sergio Pastora Rodrigues - Percussion
Yvonne Elliman - Backing Vocals
Marcy Levy - Backing Vocals