JEFF BECK - WORLD ROCK FESTIVAL EASTLAND: DEFINITIVE MASTER(1CD) [Wardour-352]

JEFF BECK - WORLD ROCK FESTIVAL EASTLAND: DEFINITIVE MASTER(1CD) [Wardour-352]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Korakuen Stadium, Tokyo, Japan 7th August 1975 PERFECT SOUND*UPGRADE(from Original Masters)

 体調不良によって波乱含みとなったジェフ・ベックのソロ初来日。その最終公演を収録した伝統フル録音の大元マスターが新発掘。大幅アップグレードで永久保存プレス化決定です。
 その最終日とは「1975年8月7日:後楽園球場」公演。その一部始終を完全収録した歴史的オーディエンス録音です。この日はかねてより録音が知られており、Masterportレーベル時代から幾多のタイトルをご紹介してきました。しかし、この日を終始一貫の通し録音したマスターは1本しかなかった。本作は、その“唯一の通し録音”の究極版。録音者本人が秘蔵していた大元オリジナル・カセットの現物からダイレクトにデジタル化し、最高峰サウンドを大幅に更新した頂点ライヴアルバムなのです。
 そのクオリティもさることながら、ジェフのソロ初来日と言えば、体調不良によるトラブルが相次いだ事でも有名。まずは、その概要から当時の事情をザッと振り返っておきましょう。

《8月3日15時すぎ、羽田到着》
・8月3日『SAPPORO 1975』
・8月5日『DEFINITIVE NAGOYA 1975 COMPLETE EDITION』
×8月6日:丸山公園野外音楽堂(京都:キャンセル)
・8月7日:後楽園球場 ←★本作★
《8月7日夜、出国してロンドンへ》
×8月9日:菅生トレールランド(仙台:キャンセル)

【1本だけの完全なる一貫録音】
 これが当時のスケジュール。故内田裕也氏が主催する“第1回WORLD ROCK FESTIVAL EASTLAND”のメインアクトとして来日し、当初は全5公演が予定されていました。しかし、来日直前のニューオーリンズ公演で雨に祟られたことで風邪をひき、ハワイでの療養も芳しくなく、2公演がキャンセル。たった3公演だけになってしまいました。そして、その3公演も波乱含み。ギリギリまでハワイで回復を期していたジェフが来日したのは初日の札幌公演当日(!)の午後。そのため、現地では他アーティストの出演が終わっており、ジェフの札幌到着を今や遅しと待っていたのです。
 その後、2公演目の名古屋は本領発揮となる名演を残すものの、無理が祟って体調が再び悪化。京都公演は急性肺炎でドクター・ストップとなり、ハイライトの東京(後楽園)公演へ。ここでもジェフは高熱が下がらず、本来メインアクトとして撮影も予定されていたのですが、すべてを変更して2番手でステージに立ちました(15時前だったと言われています)。その東京終演後に病院へ直行したジェフは、そのまま帰国。本来はラストのはずだった仙台公演もキャンセルになってしまった。つまり、実現した3公演にしてもフルセットだったのは名古屋公演だけ。遅刻の札幌と早退の東京(本作)はショート・セットに終わったのです。
 さて、本作はそんな最終日の後楽園公演の究極マスター。唯一知られるフル録音の究極クオリティ盤なのです。そもそも、フル録音が少ないのも上記のような事情によるもの。ジェフが2番手で出演することは周知されておらず、観客側は大混乱。会場入りが間に合わなかったり、突然のジェフ登場にセッティングが間に合わなかったりと、ほとんどのテーパーが失敗したのです。その中で奇跡とも言える完全録音が登場したのは2001年のMasterportから。その後も他録音の補完やリマスター盤でも愛されてた伝統の名録音だったのですが、この度その録音家本人から大元カセットの現物が提供された。その奇跡のカセットに吸い込まれたすべてのサウンドを余すことなくプレスCD化したものなのです。

【サウンド面でも最高峰となった大元カセット】
 そんな大元カセットから流れ出てきたのは、衝撃のサウンド。これまで、この録音最大の凄味は「完全なる一貫記録」だと思われてきたのですが、そうではなかった。実はサウンド面でも最高峰だったのです。実際、旧Masterportの同録音と比較しても、現在まで最高峰とされてきた別録音『WORLD ROCK FESTIVAL(Wardour-095)』と比べても、本作は圧倒的に上。芯はどこまでも力強く、クリスタル・クリアな空気感と鮮明なディテールを誇り、それでいて鳴りは手触り感のリアリティを宿している。特に同録音の旧Masterport盤とは比べものにならず、スカスカしていた中音域の鳴りはリッチに轟き、劣化のないナチュラル感もまったく別物。何しろ提供は録音者本人ですし、バランスや細かい声援から確認しても同録音なのは間違いないのですが、それでも「本当に同じ録音?」と耳を疑ってしまうほどの大幅なアップグレード。不完全でも音の良さが売りだった他録音たちも一気に追い抜き、すべての面で頂点に輝く極上サウンドなのです。
 その最高峰更新サウンドで描かれるのは、実は素晴らしかった最終公演の真実。前述した通り、体調は万全とはほど遠かったわけですが、演奏にはそれが感じられない。もちろん、フルセットだった名古屋と比べると「Air Blower」「Power」「Got The Feeling」「Thelonius」がない短いショウですが、その選択は確実に正解。約45分間に詰め込まれた集中力は素晴らしく、紡がれるメロディは極めて美しく、カッティング1つに至るまでキレがある。体調不良のための予定変更ではあっても、ステージに立てば持てるすべてを尽くす。その意志が音に姿を変えたような名演が繰り広げられるのです。

 以前からソロ初来日の最終公演を伝えてきた伝統の名録音。その大元オリジナル・カセットには、他録音が足下にも及ばない極上のサウンドが残されていました。長さでも、クオリティでも、一貫録音ならではの臨場感でも、他の追随を許さない究極のライヴアルバム。44年の時間を超えた歴史的な新発掘、ここに永久保存決定です。

★録音者のマスターカセットをダイレクト使用。過去の全ての後楽園録音の中で最良の音質。


(45:41)
1. Intro.
2. Constipated Duck
3. She's A Woman
4. Freeway Jam
5. Definitely Maybe
6. Superstition
7. Keyboard Solo
8. Cause We've Ended As Lovers
9. You Know What I Mean
10. Diamond Dust

Jeff Beck - Guitar Wilber Bascomb - Bass Bernard Purdie - Drums
Max Middleton - Keyboards