CHICAGO - SAN DIEGO 1976: MIKE MILLARD MASTER TAPES(2CDR) [Uxbridge 1542]

CHICAGO - SAN DIEGO 1976: MIKE MILLARD MASTER TAPES(2CDR) [Uxbridge 1542]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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San Diego Sports Arena, San Diego, CA, USA 2nd April 1976 TRULY PERFECT SOUND

 すでに100タイトルを超え、今なお世界中のコレクターの注目を集め続けているマイク・ミラードのマスター発掘事業。その最新弾となるCHICAGO篇が登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1976年4月2日サンディエゴ公演」。その極上オーディエンス録音です。ミラード録音には、彼の趣味を反映して大きく2つの傾向があります。1つはLED ZEPPELINやYESのようにミラード本が大ファンで何度も何度も録音しているバンド。もう1つはそれほどファンではないものの、友人の趣味や世評が気になって観覧した録音で、BLACK SABBATHなどが有名です。ファン・コミュニティの関係もあって前者は古くからコピーが知られているケースが多いものの、後者は1回限りの録音でそのまま眠っている事が多いのです。本作はそんな一期一会録音のひとつ。貴重な「ミラード・サウンドのCHICAGO」が楽しめる1本なのです。
 また、CHICAGO視点で言いますと1976年と言えば『CHICAGO X(カリブの旋風)』の年。まずは当時のスケジュールを振り返ってショウのポジションも確かめておきましょう。

・3月20日ー4月2日:北米#1(11公演)←★ココ★
・5月24日:アナハイム後援
《6月14日『CHICAGO X』発売》
・7月4日ー9月5日:北米#2(24公演)
・10月2日ー26日:北米#3(15公演)
・11月12日ー23日:北米#4(8公演)

 これが1976年のCHICAGO。ツアー本編はアルバム発売以降の「北米#2」からですが、本作のサンディエゴ公演はリリース前。『CHICAGO X』の制作と並行して実施された「北米#1」の最終日にあたるコンサートでした。ミラードのCHICAGOというのも異例ですが、会場がサンディエゴというのも異例。ミラードと言えばLAフォーラムかロングビーチ・アリーナが庭というイメージですし、実は本作の前日もフォーラム公演だった。それでもわざわざサンディ後まで脚を伸ばした理由はチケット。普段はダフ屋から高額でスウィート・スポットのチケットを買っていたようですが、この時は友人ルートの普通価格で良席(中央2列目!)が手に入ったそうです。ミラードはあまり前すぎる事を好まないようですが、この時は物見遊山だったのかも知れません。
 ともあれ、そんな現場で記録された本作は見目麗しい絶世の部録音。もちろん、絶対名手ミラードなのですから当たり前なのですが、本作の場合は普段とはちょっと個性が違うのです。ここまで触れたようにミラードはCHICAGOの出音に慣れておらず、会場もポジションも普段とは勝手が違う。そのため、回り込みも拾ってややホール鳴りが厚めなのです。
 しかし、それが悪いわけではない。鳴りが厚いとは言ってもあくまでミラード基準であり、普通基準ではうっすら透き通っていますし、キリッとした芯のディテールを些かも隠さない。しかも、その鳴りがホーンのサウンドに得も言われぬ輝きを与えており、えらく美しい。その輝きは金属光沢のようでもあり、原色ライトに照らされた金管の輝きまで目に浮かぶほどです。実のところ、ミラード自身はこの録音を「poor」と評価しているのですが、それは前列すぎる事への先入観か、自らの美学に厳格すぎるのではないでしょうか。
 例えば、ミラードのBLACK SABBATH録音も自己評価が「poor」でしたが、一連のマスター発掘でもド級の衝撃作として全世界のコレクターから大絶賛。当店でも『LONG BEACH ARENA 1975(Zodiac 401)』が大ヒットしました。本作もまた同じでして、発掘を担っているJEMSもわざわざ「これのどこがpoor?」とわざわざコメントを付け、さらにマスタリングで磨き込み。自身の一作として送り出しているのです。しかも、本作は当店でも独自に再マスタリング。ヌケの良さを向上させ、原音の持つ可能性を極限まで追求致しました。
 そんなオーディエンス録音だからこその美音で描かれるのは、『GREATEST HITS』のビッグヒットで意気上がっていたCHICAGOのフルショウ。このメンバーでのライヴというと公式盤『CHICAGO XXXIV: LIVE IN '75』が有名ですので、比較しながらセットを整理しておきましょう。

●クラシックス(13曲)
・シカゴの軌跡:Beginnings/Questions 67 & 68(★)
・シカゴと23の誓い:25 Or 6 To 4
・シカゴV:Saturday In The Park(★)/A Hit By Varese(★)
・遥かなる亜米利加:Something In The City Changes People(★)/Just You 'n' Me/Feelin' Stronger Every Day
・市俄古への長い道:Call On Me/(I've Been) Searchin' So Long/Mongonucleosis
・未だ見ぬアメリカ:Anyway You Want/Old Days
●シカゴX:カリブの旋風(7曲)
・Another Rainy Day In New York City(★)/Together Again(★)/Once Or Twice(★)/Scrapbook(★)/You Get It Up(★)/Hope For Love(★)/Skin Tight(★)
※注:「★」印は公式盤『LIVE IN '75』で聴けない曲。

……と、このようになっています。幅広く名曲をセレクトしているようでいて、軸となっているのはまだリリースされていない『CHICAGO X』からの新曲。7曲と大盤振る舞いなだけでなく、「Together Again」や「You Get It Up」「Hope For Love」「Skin Tight」など、今さらながらライヴ演奏されていた事実に驚かされるような激レア曲がたっぷり披露されているのです。
 バンド・会場・座席・サウンド、そしてショウ内容そのもの……異例尽くしながらも、やはり極上な「ミラードのCHICAGO」が楽しめるライヴアルバムです。レア度もクオリティもひときわ個性的なオンリー・ワンな2枚組。どうぞ、存分にお楽しみください。

★「1976年4月2日サンディエゴ公演」の極上オーディエンス録音。絶対名手ミラードのオリジナル・マスターからダイレクトにデジタル化された銘品です。「中央2列目」から捉えられたサウンドは普段のミラード作品より鳴りが厚めながら、それが奏功。響きは美しくもうっすら透き通り、キリッとした芯のディテールを些かも隠さない。しかも、その鳴りがホーンのサウンドに得も言われぬ輝きを与えており、えらく美しい。その輝きは金属光沢のようでもあり、原色ライトに照らされた金管の輝きまで目に浮かぶほどです。「Together Again」「You Get It Up」「Hope For Love」「Skin Tight」など、激レア曲も楽しめるビューティフルなライヴルバムです。

Disc 1 (64:45)
1. Intro
2. Anyway You Want
3. Call On Me
4. Another Rainy Day In New York City
5. Something In The City Changes People
6. Together Again
7. Just You And Me
8. Once Or Twice
9. Scrapbook
10. Saturday In The Park
11. (I've Been) Searchin' So Long
12. Mongonucleosis
13. Old Days

Disc 2 (51:05)
1. You Get It Up
2. Hope For Love
3. Beginnings
4. Skin Tight
5. A Hit By Varese
6. Questions 67 And 68
7. Feelin' Stronger Every Day
8. 25 Or 6 To 4

Terry Kath - Guitar, vocals
Peter Cetera - Bass, vocals
Robert Lamm - Keyboards, vocals
Lee Loughnane - Trumpet, vocals
James Pankow - Trombone, vocals
Walt Parazaider - Woodwinds
Danny Seraphine - Drums
Laudir De Oliveira - Percussion