【取り寄せ】 QUEEN - DEFINITIVE ESSEN 1980(2CD) [Wardour-354]

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Live at Grugahalle, Essen, Germany 29th November 1980 PERFECT SOUND(UPGRADE)

 一大全盛を迎えた“THE GAME TOUR”でも激しいクオリティ競争が繰り広げられてきたエッセン公演。その最高峰を大幅更新する極上ライヴアルバムが永久保存プレス2CDで登場です。
 そんなエッセン公演が行われたのは「1980年11月29日」のこと。“THE GAME TOUR”は英雄QUEENの全盛期に相応しく幾多の名演・名録音が残されてきましたが、このエッセン公演は独特。2つの名録音が最高峰クオリティを競い合うようにアップグレードしてきたのです。そのうちの1本は「Bohemian Rhapsody」「Sheer Heart Attack」に欠けがありつつ、ハイクオリティで知られる録音(ここでは仮に「TAPE A」とします)。もう1つはショウの全曲を収録しているものの、サウンドが今イチな長尺録音(同じく「TAPE B」)でした。しばらくはサウンド的に「A>B」だったものの、それが逆転したのは『BATTLE IN ESSEN(Uxbridge 467)』で人気となった「B」の新マスター。長さだけでなくサウンド面でも「A」を超えるライヴアルバムが王座に君臨したのです。
 そんな『BATTLE IN ESSEN』の王座をさらに奪い返した「A」の最高峰盤、それが本作なのです。最近になって公開されたロウジェネ・マスターでして、今まさに世界のマニア間で「こりゃ凄ぇ!」と話題沸騰中なのです。実際、そのサウンドはまさに最高峰。『BATTLE IN ESSEN』からして「80年欧州のトップクラス」と呼ばれたクリア・サウンドでしたが、本作はさらにダイレクト感たっぷりで鳴りも均整の美。『BATTLE IN ESSEN』は高音の伸びが美しかったものの、ともすればキンキンとしかねない鋭さがあり、中音域は逆に引っ込んでもいました。それに対し、本作は中音域も重低音も手応えたっぷり。高音だけでなくベースのラインもヴァイヴのレベルで鮮明で、トータルのバランスも実に均整が取れている。距離感のない芯と併せ、ちょっとしたFMサウンドボードのような見事なサウンドなのです。
 さすがマニアも沸き立つ新マスターなのですが、本作はさらにマスタリングで究極を目指した。まず第1に「最長」。前述したように「A」には「Bohemian Rhapsody」「Sheer Heart Attack」の欠落という欠点もある。そこで、本作ではこの2曲やテープチェンジ箇所などを『BATTLE IN ESSEN』マスターで補完。サウンド面だけでなく、長さ面でも最長を更新するライヴアルバムに仕上げました。補完された2曲で急に距離が出ることから、「A」の強力なダイレクト感を実感していただけるでしょう(同時に『BATTLE IN ESSEN』のクリアさにも驚かれるかも知れません)。そしてサウンド。大幅に高かった原音のピッチを正確に整え、原音が持つ鳴りを最大限に磨き込みました。
 文字どおり、最高峰更新サウンドで甦ったエッセン公演ですが、いかに音が良くてもショウ自体がダメなら本末転倒。しかし、これがまた素晴らしい名演なのです。まずは、ショウのポジションを全盛の“THE GAME TOUR”全景から確かめておきましょう。

●1980年
《6月30日『THE GAME』発売》
・6月30日-7月14日:北米#1(14公演)
・8月5日-9月30日:北米#2(35公演)
・11月23日-12月6日:欧州a(9公演)←★ココ★
《12月8日『FLASH GORDON』発売》
・12月8日-18日:欧州b(8公演)
●1981年
・2月12日-19日:日本(6公演)
・2月28日-3月21日:中南米#1(7公演)
・9月25日-10月18日:中南米#2(6公演)
《10月26日『GREATEST HITS』発売》
・11月24日+25日:モントリオール(2公演)

 これが1980年/1981年のQUEEN。欧州レッグは1980年の終盤に設定され、合間に『FLASH GORDON』もリリースされた。本作はその直前となる「欧州a」の5公演目にあたるコンサートでした。一般に『FLASH GORDON』は『THE GAME』『GREATEST HITS』の大ヒットに比べると数段落ちるイメージもありますが、本作はサントラはおろか映画自体も公開間際。結果も分からず、イケイケなムードに溢れている。しかも、北米ツアーから約2ヶ月空いたことで体調も万全で、再始動から5公演目。ツアー疲れどころか、ちょうどエンジンも全力運転に入ったばかりの絶好のタイミングだったのです。
 本作から流れ出るショウは、そんなポジションを証明するかのよう。フレディは序盤から好調なノドにモノを言わせて高らかに歌い、中盤からさらにテンションを上げる。「Now I'm Here」等のかけ合いでも伸びに伸びる声が気持ちよく、それを見事に返す観客も大盛り上がり。そんなムードに引っぱられるようにバンドも過熱し、ブライアンもいつになく滑らかにフレーズを紡いでいるのです。そんな快調ぶりは最後まで続きますが、ちょっとつまずくのは「Tie Your Mother Down」。一番のサビの辺りでブライアンが弦を切ってしまい、ギターがオフになってしまう。予備のギターに持ち替えて演奏に復帰するものの、スライドバーをストラップに入れたままローディに渡してしまい、その後の演奏もリズムメインの不思議な感じになってしまうのです。
 話は前後しますが、もう1つ面白いのが「The Hero」。実は、この日が全世界初演だったのですが、ヴォーカル・ラインがオリジナルとはかなり違っている。ロジャーがコーラスを入りそびれたのか、遊びの実験だったのか。ともあれ、非常に面白いバージョンをダイレクト感いっぱいのサウンドで楽しめるのです。

 2つの録音が頂点を競い合い、“THE GAME TOUR”屈指の域にまで達したエッセン公演。そんな新発掘マスターをメインに、もう1つの名録音まで駆使して最長・最高峰を実現した2枚組ライヴアルバムです。一大全盛の風を全身に受け、その溢れんばかりのパッションが炸裂するエッセンの現場。どうぞ、永久保存プレス2CDで思う存分お楽しみください。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (54:45)
1. Intro.
2. Jailhouse Rock
3. We Will Rock You (fast)
4. Let Me Entertain You
5. Play The Game
6. Mustapha
7. Death On Two Legs
8. Killer Queen
9. I'm In Love With My Car
10. Get Down, Make Love
11. Need Your Loving Tonight
12. Save Me
13. Now I'm Here
14. Dragon Attack
15. Now I'm Here (reprise)
16. Love Of My Life

Disc 2 (45:51)
1. Keep Yourself Alive
2. Tympani Solo
3. Guitar Solo
4. Battle Theme
5. The Hero
6. Brighton Rock (reprise)
7. Crazy Little Thing Called Love
8. Bohemian Rhapsody
9. Tie Your Mother Down
10. Another One Bites The Dust
11. Sheer Heart Attack
12. We Will Rock You
13. We Are The Champions
14. God Save The Queen