MICHAEL SCHENKER GROUP - WOLVERHAMPTON 2021(2CDR) [Shades 1442]

MICHAEL SCHENKER GROUP - WOLVERHAMPTON 2021(2CDR) [Shades 1442]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Live at KK's Steel Mill, Wolverhampton, UK 30th October 2021 TRULY PERFECT SOUND

 シンガーに元RAINBOWのロニー・ロメロを迎え、デビュー50周年に向けて動き出したマイケル・シェンカー。その最前線を伝える最新ライヴアルバムが登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「2021年10月30日ウルヴァーハンプトン公演」。その極上オーディエンス録音です。現在、世界の音楽シーンは新型コロナ禍を乗り越えて再始動しようとしているところですが、それを先導しているのはアメリカ。国境を越えた移動が必須なヨーロッパは未だ不透明感が拭えません。そんな中でマイケル・シェンカーはデビュー50周年を祝う欧州ツアー“UNIVERSAL - World Tour”をいち早く発表。すでに、前哨戦とも言うべき日程も完遂させました。まずは、そんな近況からショウのポジションを確かめてみましょう。

●2021年
《1月29日『IMMORTAL』発売》
・10月28日ー31日:英国(4公演)←★ココ★
●2022年
・4月27日ー5月15日:欧州(14公演)

 これが現在までに公表されている2021年/2022年のスケジュール。10月末から英国で肩慣らし的なミニツアーを実施しました。本作のウルヴァーハンプトン公演は、そんな「英国」ツアーの3公演目にあたるコンサートでした。
 その現場を真空パックした本作は、まさに「超」付きの極上オーディエンス。とにかく芯が極太で、ディテールも細やかで、美しい。最近はクラブ規模の録音も多いマイケルの場合、距離感ゼロの密着録音は珍しくないものの、ここまで密度が高く艶やかなサウンドは珍しい。何しろ、ヘッドフォンで耳を澄ませても空間要素が感じられない。厳密に言いますとホール鳴りも吸い込んではいるはずなのですが、スカスカ感が丸っきりゼロなために出音成分なのか反響成分なのか判別できない次元。いわゆる「まるでサウンドボード」を時で行くタイプでして、もし現場が日本だったら“西日本最強テーパー”氏の作品かと思うところです。
 「オフィシャル代わり」も十分に務められるサウンドで描かれるのは、来年行われる50周年ツアーを先取りするような集大成のフルショウ。ここでその内容を整理しておきましょう。

●70年代
・スコーピオンズ:In Search of the Peace of Mind
・UFO:Doctor Doctor/Lights Out/Rock Bottom/Shoot Shoot/Let It Roll/Natural Thing/Too Hot to Handle/Only You Can Rock Me
●80年代
・神:Cry for the Nations/Into the Arena/Armed and Ready
・神話:Looking for Love
・黙示録:Assault Attack/Rock You to the Ground
・限りなき戦い:Red Sky
●それ以降
・レザレクション:Warrior
・レヴェレイション:Ascension/Sleeping With the Lights On/We Are the Voice
・イモータル:After the Rain/Sail the Darkness/Drilled to Kill

……と、このようになっています。「50周年」はSCORPIONSの『LONESOME CROW』からカウントされており、その「In Search of the Peace of Mind」を初めとした70年代/80年代の名曲群がメイン。その後の歴史は35年ほど跳んで(笑)、近作『RESURRECTION』『REVELATION』『IMMORTAL』のレパートリーが散りばめられています。新曲群も貴重ではありますが、やはり耳を惹くのはクラシックス。特に名曲「Looking for Love」「Red Sky」「Rock You to the Ground」の復活にはなかなか込み上げるものがあります。
 そして、その感慨を一層強くしてくれるのがロニー・ロメロの熱唱。RAINBOWでも歴代の名シンガー達によるレパートリーを見事に歌いこなしていましたが、MSGではさらに輝きを増している。ハスギーな声質はゲイリー・バーデンにも通じつつ、声域もコントロールも別次元。さらに、その技量はグラハム・ボネット時代の名曲でも強力。グラハム本人でさえ手こずる難曲をものの見事に歌い上げ、小憎らしいまでの余裕まで感じさせるのです(「Assault Attack」では周囲の客がモメているのが残念)。
 しかも、ただの「お上手」ではないから素晴らしい。これまでの活動からもうかがえますが、ロメロのHR/HM愛は本物。その情熱に裏打ちされた抑揚や装飾のセンスは極めてヒロイック。歴代の名曲群への愛情をたっぷりと注ぎ込んだ節回しにはコピー臭さもお仕事感も一切感じられず、熱く熱く歌い込んでいるのです。マイケルはこれまでも声域が広くて巧いシンガーとも組んだ事がありましたが、ここまで高いレベルで「巧さ」と「カッコ良さ」を両立できたシンガーがいたでしょうか。ロメロは、キャリア50周年で出逢った理想のシンガーなのかも知れません(ロメロが30年……いや、20年早く生まれてくれていたら!)。
 歴代の名曲を情感深く、ヒロイックに甦らせたロニー・ロメロ。その名唱に応えるように艶と甘味を増しているマイケル・シェンカー。本作は、そんな両雄のコラボレーションを機微の機微まで極上サウンドで味わい尽くせる新名盤です。来年の50周年ツアーは、きっと凄いものになる……そんな予感さえも湛えた最新ライヴアルバム。どうぞ、思う存分お楽しみください!

★「2021年10月30日ウルヴァーハンプトン公演」の極上オーディエンス録音。とにかく芯が極太で、ディテールも細やかで、美しい。ヘッドフォンで耳を澄ませても空間要素が感じられず、いわゆる「まるでサウンドボード」を時で行くタイプです。デビュー50周年ツアーを予告するような集大成ライヴで、歴代の名曲群を見事に歌い上げるロニー・ロメロが圧巻。グラハム時代の難曲も見事に歌いこなす歌唱力は凄まじく、バーデンの曲も違和感のない声質でヒロイックにアップグレード。50周年にして理想のシンガーを手に入れたマイケル・シェンカーのフルショウを極上体験できます。


Disc 1 (64:59)
1. Intro
2. Ascension
3. Cry for the Nations
4. Doctor Doctor
5. Sleeping With the Lights On
6. Assault Attack ★客席でモメてる?
7. We Are the Voice
8. Looking for Love
9. Warrior
10. Into the Arena
11. Red Sky
12. In Search of the Peace of Mind
13. Lights Out

Disc 2 (67:53)
1. After the Rain
2. Armed and Ready
3. Sail the Darkness
4. Rock You to the Ground
5. Drilled to Kill
6. Rock Bottom
7. Shoot Shoot
8. Let It Roll
9. Natural Thing
10. Too Hot to Handle
11. Only You Can Rock Me

Michael Schenker - guitar
Ronnie Romero - vocals
Steve Mann - guitar, keyboards
Bodo Schopf - drums
Barend Courbois - bass