ELTON JOHN - ANAHEIM 1980: MIKE MILLARD MASTER TAPES(2CDR) [Uxbridge 1569]

ELTON JOHN - ANAHEIM 1980: MIKE MILLARD MASTER TAPES(2CDR) [Uxbridge 1569]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Convention Center, Anaheim, CA, USA 2nd November 1980 PERFECT SOUND

バーニー・トーピンとの再会作『21 at 33』を携えて80年代に乗り込んだエルトン・ジョン。その現場を伝える極上ライヴアルバムが登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1980年11月2日アナハイム公演」。絶対名手マイク・ミラードによって記録された超極上オーディエンス録音です。1980年と言えば、オフィシャル映像作『IN CENTRAL PARK』も残された時期でもある。それぞれの距離感を整理する意味でも、まずは、当時のスケジュールを振り返ってみましょう。

《5月13日『21 at 33』発売》
《6月『THE FOX』完成》
・9月4日ー11月9日:北米(43公演) ←★ココ★
・11月14日ー16日:ホノルル(3公演)
・11月22日+26日:ニュージーランド(2公演)
・11月30日ー12月22日:豪州(14公演)

 これが1980年のエルトン・ジョン。『21 at 33』リリース直後には次作『THE FOX』を仕上げつつ、3ヶ月後にはツアーも開始。おおよそ「北米2ヶ月」→「環太平洋1ヶ月」という流れでした。本作のアナハイム公演は、そんな序盤の終盤。「北米」レッグの37公演目にあたるコンサートでした。公式映像が撮影されたセントラルパーク公演は“9月13日”ですから、その約1ヶ月半後のステージでもありました。
 そんな現場で記録された本作は瑞々しく美しいミラードならではの美録音。サウンドボードと間違えるようなド密着感とも違うのですが、それが距離感にならないのはミラードなればこそ。芯は力強くもビビリや歪みがまるでなく、機微の機微まで鮮明で艶やか。聴き応えはFMサウンドボードのようでもあるのに、エルトンの歌声の伸びにオーディエンスならではの美も宿っている。
 その個性はこれまでの諸作でよくご存知と思いますが、本作はさらに「80年代とミラード」の意外な相性の良さも感じられる。80年代はシンセが急速に進歩していった時代であり、本作のエルトンもシンセを多用している。本作は、そのキラキラとした高音の伸びも美しく捉え、会場の床を震わせる重低音のヴァイヴもきめ細やかに味わえるのです。ミラードと言えば、高名な代表作のほとんどが70年代後期に集中しており、一般的には「70年代の伝説」というイメージ。しかし、その繊細なサウンドの個性は80年代サウンドにもぴったりだったのです。
 そんな輝ける美麗サウンドで描かれるのは、70年代の名曲群がギュッと詰まった宝箱。『IN CENTRAL PARK』は大幅に編集された抜粋作品でしたが、本作は一気貫通のフル録音。公式映像では聴けなかったレパートリーも大量に収録されています。ここで比較しながら整理してみましょう。

●黄昏のレンガ路(6曲)
・Funeral For A Friend/Love Lies Bleeding/Goodbye Yellow Brick Road/All The Girls Love Alice(★)/Saturday Night's Alright For Fighting/Harmony/Bennie And The Jets
●他アルバム曲(7曲)
・マッドマン:Tiny Dancer
・ホンキーシャトー:Rocket Man (I Think It's Going To Be A Long, Long Time)(★)
・ピアニストを撃つな!:Have Mercy On The Criminal(★)
・キャプテンファンタスティック:Someone Saved My Life Tonight
・蒼い肖像:Sorry Seems To Be The Hardest Word/Bite Your Lip (Get Up And Dance)
・21 AT 23:Little Jeannie
●その他(8曲)
・シングル曲:Philadelphia Freedom/Ego
・カバー等:Saturday Night(★)/All I Want Is You(★)/Imagine/Great Balls Of Fire(★)/Good Golly Miss Molly(★)/I Saw Her Standing There(★)
※注:「★」印は公式映像『IN CENTRAL PARK』では聴けない曲。

……と、このようになっています。最新作『21 at 23』からは1曲「Little Jeannie」だけに留められ、後は黄金の70年代を濃縮還元。濃厚なグレイテスト・ヒッツが繰り広げられています。さらに、要所に配された多彩なカバー曲もカラフル。「Saturday Night」「All I Want Is You」はドラムのナイジェル・オルソンの曲で、ショウ中盤のソロ・コーナーでナイジェル自身が歌っています。
 そして、圧巻なのがラスト。「Bite Your Lip (Get Up And Dance)」で一度は大団円を迎えるのですが、あまりの熱狂に呼び戻されたエルトンがおもむろに始める怒濤のロックンロール・メドレーです。ジェリー・リー・ルイスの「Great Balls Of Fire」で軽快にスタートし、もの凄い勢いが途切れる事なくリトル・リチャードの「Good Golly Miss Molly」、ビートルズの「I Saw Her Standing There」へとバトンを渡していく。当店ではこのツアーの傑作ライヴアルバム『SEATTLE 1980(Uxbridge 1275)』も好評でしたが、このメドレーはあの名盤でも聴けない熱く楽しいハイライトなのです。
 2020年に始まったマイク・ミラードのマスター発掘も、2022年に突入しました。まさかこんなに続くとは思いませんでしたが。それ以上に未だ傑作・名作ばかりという事実に驚かされる。質量ともに「オーディエンス録音」という観客文化の極みである絶対名手コレクションの最新弾。どうぞ、心ゆくまで存分にお楽しみください。
★「1980年11月2日アナハイム公演」の極上オーディエンス録音。絶対名手マイク・ミラードによる大元マスターで、芯は力強くもビビリや歪みがまるでなく、機微の機微まで鮮明で艶やか。聴き応えはFMサウンドボードのようでもあるのに、エルトンの歌声の伸びにオーディエンスだからこその美も宿っている。公式映像『IN CENTRAL PARK』でも聴けない70年代の名曲がたっぷりと披露され、ナイジェル・オルソンのソロ・コーナーやハイライトのロックンロール・メドレーも当時ならでは。絶対名手の美音で現場体験できる名曲の宝箱です、

Disc 1 (59:51)
1. Funeral For A Friend / Love Lies Bleeding
2. Tiny Dancer
3. Goodbye Yellow Brick Road
4. All The Young Girls Love Alice
5. Rocket Man
6. Philadelphia Freedom
7. Sorry Seems To Be The Hardest Word
8. Saturday Night (Nigel Olsson doing his own song)
9. All I Want Is You (Nigel Olsson)

Disc:2 (64:59)
1. Saturday Night's Alright For Fighting
2. Harmony
3. Little Jeannie
4. Bennie And The Jets
5. Imagine
6. Ego
7. Have Mercy On The Criminal
8. Someone Saved My Life Tonight
9. Bite Your Lip (Get Up And Dance)
10. Great Balls Of Fire
11. Good Golly Miss Molly
12. I Saw Her Standing There

Elton John - piano, vocals
James Newton Howard - keyboards
Richie Zito - guitars
Tim Renwick - guitars
Dee Murray - bass
Nigel Olsson - drums, vocals