THE WHO - L.A. COLISEUM 1989: MIKE MILLARD FIRST GENERATION TAPES (3CDR) [Uxbridge 1578]

THE WHO - L.A. COLISEUM 1989: MIKE MILLARD FIRST GENERATION TAPES (3CDR) [Uxbridge 1578]

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Los Angeles Memorial Coliseum, Los Angeles, CA, USA 26th August 1989 TRULY PERFECT SOUND

 ザ・フー1989年のキッズ・アー・オールライト・ツアーはやれ「金目当ての再結成」だの「ピートがエレキを弾けない」といった点ばかりが当時は取り沙汰され、さらにローリング・ストーンズのツアーともかち合ってしまったせいで正当な評価が得られなかった感が否めません。
 ようやく「こんなに充実したライブだったのか?」と見直されたのはツアー終了後、翌年になってLAで豪華ゲストと共に行われた「TOMMY」再現ライブがビデオとしてリリースされた時だったのです。
 89年ツアーは難聴が原因でピートが初めてアコギを中心にステージで弾いたこと、さらに80年代のスタジアム・ロックらしくサポート・メンバーを多く動員したことで、むしろザ・フーのアルバムの繊細さや緻密さがステージ上でも再現できるようになったという大きなメリットが当時はまったく評価されなかったのでした。
 その編成で最大の恩恵を受けたのが他ならぬ「TOMMY」パート。このアルバム本体は非常に緻密で繊細な作りであり、何より名曲「Pinball Wizard」の中心はピートがアコギで奏でていたのです。
 そんな「TOMMY」のアルバムにあった緻密さをステージで奏でることに成功した89年ツアーの偉大さは時が経つにつれて力説されるようになり、ピート自身もアームに手を刺してしまうといったハプニングがあったにもかかわらず、自伝の中で良い思い出のツアーとして語っていました。
 おまけに彼がアコギを弾くことで新鮮な息吹がもたらされたのは「TOMMY」パートだけにとどまりません。「Sister Disco」でもスタジオ・バージョンにあった緻密な展開がステージで再現されたのはもちろん、彼の舌を巻くようなアコギ・ソロが絶品。そう、ピートはアコギの達人でもあったのです。
 もちろん「My Generation」や「Won’t Get Fooled Again」といった曲ではちゃんとエレキを弾いてくれているのですが、むしろ彼がアコギをメインとすることでそれまでにないライブ・サウンドこそ89年の大きな魅力というもの。

 こうしてマニアの間では評価の高い89年ツアーですが、JEMSチームの一員でもあるジャレド・ハウサーというテーパーが当時最新鋭だったDATデッキを使って録音したバッファローとピッツバーグの極上音源が10年前に公開され、その高音質ぶりが世界中のマニアを驚かせたものです。
 これらはそれぞれ「TOMMY REVISITED IN BUFFALO」に「TOMMY’S TRIUMPHANT RETURN」としてUXBRIDGEからリリース、さらにはそれらをカップリングした「THE KIDS ARE ALRIGHT TOUR 1989」というセットとしてリリースされて大好評を博しました。
 それ以来となる89年ツアーの新たな音源が先週登場したのですが、その録音の主は何とマイク・ミラード。ザ・フーを終生愛した彼であれば本ツアーへの参戦も当然だった訳ですが、友達のジャレドがDATを用いたのに対し、ミラードは長年の愛機ナカミチでのカセット録音。
 何が凄いかって、ここでの録音がジャレドのそれを軽く凌駕する凄まじい音像で捉えられていたということ。正にミラード節全開なハイクオリティ・オーディエンス。これがライブ中盤の「Who Are You」辺りになるとうっとりさせられるほどで、本来ならプレス盤でリリースされてもおかしくないほど。
 89年ツアーは一回のステージが長丁場でしたから、カセット使用のミラードは「Love Reign O’er Me」の前半を録音し損ねてしまったという。ところが、それがまるで気にならないほど圧巻のクオリティ。
 そして先に触れた豪華ゲストを加えた「TOMMY」再現&映像収録ライブを終えた次のステージということでピート以下バンドの演奏は盤石。数々のクラシックの合間に80年代のピートのソロ・ナンバーを織り交ぜたセットリストもこのツアーでしか味わえないもの。ザ・フーのアルバムにあった緻密なサウンドを初めてステージで再現してくれた伝説のツアーから新たなスタンダートになりうる衝撃のミラード録音が登場です。これは凄い!

Disc 1 (50:07)
1. Intro
2. Overture
3. It's A Boy
4. 1921
5. Amazing Journey
6. Sparks
7. The Acid Queen
8. Pinball Wizard
9. We're Not Gonna Take It
10. Eminence Front
11. Let Me Love Open The Door
12. Face The Face

Disc 2 (74:16)
1. MC
2. I'm A Man
3. I Can't Explain
4. Substitute
5. I Can See For Miles
6. Trick Of The Light
7. Boris The Spider
8. Who Are You
9. Magic Bus
10. Baba O'Riley
11. My Generation
12. A Little Is Enough
13. 5:15
14. Love Reign O'er Me
15. Sister Disco
16. Rough Boys

Disc 3 (44:01)
1. Join Together
2. You Better You Bet
3. Behind Blue Eyes
4. Won't Get Fooled Again
5. Band Introductions
6. Hey Joe
7. Dig
8. Twist And Shout