QUEEN / CHEAP TRICK - MADISON 1977(2CDR) [Uxbridge 1577]

QUEEN / CHEAP TRICK - MADISON 1977(2CDR) [Uxbridge 1577]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Dane County Coliseum, Madison, Wisconsin, USA 14th January 1977 AMAZING SOUND(NEW SOURCE)

 『華麗なるレース』をリリースしたばかりのQUEENと、デビュー寸前だったCHEAP TRICK。英米の若き英雄たちが並び経つ現場を体験できるライヴアルバムが新発掘です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1977年1月14日マディソン公演」。オープニングのCHEAP TRICKをディスク1に、メインアクトのQUEENをディスク2に配した2枚組オーディエンス録音です。ここではヘッドライナーであるQUEENの日程でショウのポジションを確かめてみましょう。

“A DAY AT THE RACES Tour”
・1月13日ー3月18日:北米#1(40公演)←★ココ★
・5月8日ー6月7日:欧州#1(19公演)
《10月28日『世界に捧ぐ』発売》
“NEWS OF THE WORLD Tour”
・11月11日ー12月22日:北米#2(26公演)

 これが1977年のQUEEN。『華麗なるレース』自体は1976年末にリリースされていたわけですが、ツアーが始まったのは年の改まった1977年になってから。本作のマディソン公演はその序盤も序盤となる「北米#1」の2公演目にあたるコンサートでした。一方のCHEAP TRICKはデビュー作『チープ・トリック』が1976年秋に完成し、1977年2月3日に発売。つまり、本作はアルバム・デビュー目前のカウントダウン段階に入ったタイミングでもありました。
 また、このショウは極めて貴重。オープニングのCHEAP TRICKは元より、発掘の進んでいるQUEENから見ても画期的でして、これまで一切の録音が知られてこなかったショウの全世界初公開録音です。しかも、“A DAY AT THE RACES Tour”自体が録音の秘境ですし、その最古を更新する記録でもあるのです。
 そんな貴重な現場を真空パックした本作は、超リアルな現場感と力強い芯が両立したヴィンテージ・オーディエンス。この頃の新発掘オーディエンスと言えばゴワゴワ・サウンドでも不思議はないのですが、本作は違う。ダビング痕が感じられない艶やかな鳴りが美しく、そのド真ん中を貫く芯は密度もみっちりと力強い。2バンドで出音のバランスが違うようですが、CHEAP TRICKではリック・ニールセンのギター、QUEENではフレディの歌声が手元まで鮮やかに届くのです。
 ただし、好事魔多し。基本の録音クオリティは素晴らしいものの、尺と保存状態に難がありました。まず、尺ですがメインのQUEEN篇が79分と頑張っているものの、終盤でテープ切れ。数曲が録音漏れとなっていました。そして、保存状態。これもメインのQUEEN篇なのですが、ところどころでワウフラッターが発生。安定した没入感は望むべくもないのです。
 というわけで完璧とは行かないわけですが、吸い込んでいるライヴ自体は超貴重に違いない。ここで両者のセットも整理しておきましょう。

●CHEAP TRICK
・チープ・トリック:Speak Now or Forever Hold Your Peace/Elo Kiddies/Hot Love/He's A Whore/The Ballad of TV Violence (I'm Not the Only Boy)
・蒼ざめたハイウェイ:Southern Girls/You're All Talk
・その他:Unknown Song/Goodnight

●QUEEN
・戦慄の王女:Keep Yourself Alive/Liar
・クイーン II:Ogre Battle/White Queen (As It Began)
・シアー・ハート・アタック:Killer Queen/Bring Back That Leroy Brown/Brighton Rock/Stone Cold Crazy
・オペラ座の夜:Sweet Lady/You're My Best Friend/'39/The Prophet's Song/Bohemian Rhapsody
・華麗なるレース:Tie Your Mother Down/Somebody To Love/The Millionaire Waltz/You Take My Breath Away/White Man

……と、このようになっています。CHEAP TRICK篇は約40分のフル・ステージを収録しており、デビューに向けて加速していくエナジーが爆発。初期ならではの名曲群をエネルギッシュに描いてくれます。
 一方、メインのQUEENは約80分の収録で「Liar」の途中で録音が終了。恐らく、この後は「In The Lap Of The Gods...Revisited」「Now I'm Here」そしてロックンロール・メドレーへと突き進んでいったと思われます。そして、そんなセットを綴るパフォーマンスが貴重で面白い。ツアー序盤は調子が乗らない事も多く、本作も爆テンションのブッちぎれ……ではない。しかし、それは手抜きという感じではなく試行錯誤フィーリングが強い。特に序盤はいろいろな歌い方を試していて、他の時期では聴けない節回しが盛りだくさん。例えば「Somebody To Love」。2回目という極初期のパフォーマンスでして、まだ「I try and I try……」のハーモニーも決まっておらず、フレディが独りで歌っていたりします。また、新曲以外だと5分尺で演奏するようになった「Bohemian Rhapsody」。ここでもフレディはフェイクで変えまくり。高音が出そうにないという手応えもあったのでしょうが、苦しんでいる感じはなく、独自のステージ・バージョンを探るような歌い方が面白いのです。
 ツアー初期のQUEENと、活動自体が初期だったCHEAP TRICK。両雄の超貴重なライヴを味わえる美味しい新発掘アルバムです。いつもとは違った演奏やバージョンが面白く、同時にキックオフの情熱もフレッシュ。完璧なサウンドとは言いがたいためにややマニアックではありますが、逆に言えば価値の分かるマニアは絶対必聴な重要作。どうぞ、じっくりとお楽しみください。

★『華麗なるレース』ツアー2公演目のQUEENと、デビュー寸前だったCHEAP TRICKが競演した「1977年1月14日マディソン公演」のオーディエンス録音。世界初公開の新発掘録音で、艶やかな鳴りが美しく、そのド真ん中を貫く芯は密度もみっちりと力強い。QUEEN篇が不完全で安定感も今イチではあるものの、ツアー極初期の試行錯誤を重ねるパフォーマンスが極めて面白い。2回目の人前演奏でコーラスも決まっていない「Somebody To Love」やライヴ・アレンジをその場で試している「Bohemian Rhapsody」など、他では聴けない貴重盤です。

Disc 1(38:46)
CHEAP TRICK

1. Intro.
2. Speak Now or Forever Hold Your Peace
3. Elo Kiddies
4. Southern Girls
5. Hot Love
6. Unknown Song
7. You're All Talk
8. He's a Whore
9. The Ballad of T.V. Violence (I'm Not the Only Boy)
10. Goodnight

(リマスター・メモ)
★音圧上げたのみです。
★テープA面冒頭に収録されていたと推測。

Robin Zander - Lead Vocals, Guitar
Rick Nielson - Guitars, Backing Vocals
Tom Petersson - Bass, Backing Vocals
Bun E. Carlos - Drums, Percussion

Disc 2(78:36)
QUEEN

1. Overture
2. Tie Your Mother Down
3. Ogre Battle ★3:04(欠落) / 3:55 一時停止 クロスフェード処理
4. Sweet Lady
5. White Queen 5:48 ★5:33〜終演までがテープB面に収録されていると推測。
6. Somebody To Love
7. Killer Queen
8. The Millionaire Waltz
9. You're My Best Friend
10. Bring Back That Leroy Brown
11. Brighton Rock
12. '39
13. You Take My Breath Away
14. White Man ★4:00 欠落 元の状態のまま
15. The Prophet's Song
16. Bohemian Rhapsody
17. Stone Cold Crazy
18. Keep Yourself Alive
19. Liar

(リマスター・メモ)
★オープニングから3TRK 3:04迄ピッチが低かったので修正。但し全体にテープ揺れが発生している。

★B面収録パートと比べてハイ落ちしているのでなるべく合わせました。(ヒスが上がりましたが仕方ない)

Freddie Mercury - Lead Vocals
Brian May - Guitar, Vocals
John Deacon - Bass, Vocals
Roger Taylor - Drums, Vocals