SCORPIONS - WINTERBERG 1976(1CDR) [Shades 1471]

SCORPIONS - WINTERBERG 1976(1CDR) [Shades 1471]

販売価格: 1,500円(税込)

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商品詳細

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Winterberg, West Germany 26th June 1976 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND

 衝撃だった『SWISS TV 1977(Shades 1444)』『MINDEN 1974(Zodiac 491)』の発掘以降、飽きられるどころか、どんどん活性化している初期SCORPIONSの発掘ムーヴメント。その最新作となる極上ライヴアルバムが登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは2つのヴィンテージ・オーディエンス。「1976年6月26日ヴィンターベルク公演」をメインに、「1976年3月17日バーミンガム公演」をボーナス追加した1枚です。1976年と言えば、2つのツアー“IN TRANCE Tour”/“VIRGIN KILLER Tour”が交錯しており、細かい時期の違いも重要。ここで当時のスケジュールを振り返り、両公演のポジションを確かめてみましょう。

●1975年
・1月5日ー2月??日:欧州#1(7公演)
・4月23日ー7月5日:欧州#2(43公演)←※KOLN 1975
・8月30日+9月6日:西ドイツ#3(2公演)
《9月17日『IN TRANCE』発売》
・9月27日:ヴァラーファンゲン公演
・10月17日ー12月27日:欧州#3(35公演)
●1976年
・1月2日ー6月7日:欧州#1(78公演)←★本作ボーナス★
・6月24日ー7月1日:西ドイツ#1(4公演)←★本作メイン★
・8月7日ー9月26日:西ドイツ#2(16公演)
《10月9日『VIRGIN KILLER』発売》
・10月2日ー12月4日:欧州#2(25公演)

 これが1975年/1976年のSCORPIONS。『VIRGIN KILLER』が発売されたのは1976年の秋であり、それ以前が“IN TRANCE Tour”。本作の2公演はどちらも『IN TRANCE』時代にあたり、特にメインのヴィンターベルク公演は「西ドイツ#1」の3公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウを真空パックした録音は、まさに極上のオーディエンス……です、たぶん。いや、実際には「オーディエンス」として公開されていますし、鳴りの感じからもきっと正しい。しかし、その芯はあまりにもタイトで力強く、距離感もない。そして、それに伴って届くディテールは細部まで鮮やかで各楽器のセパレートも素晴らしい。分かってる。きっとオーディエンスだ。でも、心のどこかで「サウンドボードじゃないか?」と思いながら浸っていたい……そんな本音も否めない名録音なのです。
 しかも、本作はそんな名録音の最高峰バージョン。このところの初期発掘を手掛けている海外マニアが発掘したマスターでして、「これぞdefinitiveだ。これ以上があるなら公開してくれ」と半ば挑戦的な自信を持って公開されているもの。実際、その言葉を裏付ける鮮度は反論を封じるにあまりある瑞々しさを誇っているのです。
 そんなダイレクト・サウンドで描かれるのは溢れる情感が胸を焦がす70年代SCORPIONSのステージ。上記の日程をご覧の通り、本作にもっとも近いのはサウンドボード・アルバム『KOLN 1975(Shades 1460)』ですので、ここで比較しながら2公演まとめてセットを整理しておきましょう。

●本編:ヴィンターベルク公演
・フライ・トゥ・ザ・レインボウ:This Is My Song/They Need A Million/Speedy's Coming
・イン・トランス:Life's Like A River(★)/Robot Man
・その他:Rock 'N' Roll Queen/Long Tall Sally
●ボーナス:バーミンガム公演
・Hey Little Woman(★)/They Need A Million/Life's Like A River(★)
※注:「★」印は『KOLN 1975』では聴けない曲。

……と、このようになっています。下記の曲目を見ると他に「Instrumental」「Hey Hey Hey」もありますが、これらは曲というよりはジャム。前者はウリが主導する半ばギターソロ的なもので、後者はコール&レスポンス主体です。その一方で「Rock' N' Roll Queen」はスタジオ録音されなかった未発表曲です。「★」印付きの「Hey Little Woman」はボビー・シャーマンのカバーで貴重ではありつつ、『MINDEN 1973(Shades 1462)』で聴くこともできました。その一方で、『IN TRANCE』の「Life's Like A River」は意外にレア。本作では2テイク収録していますが、『TOKYO TAPES』になかっただけでなく、このところ連発している初期ライヴアルバムのどれでも聴けなかった名バラードなのです。
 暗い哀愁のメロディをたっぷり発散させつつ、一方で1公演1公演でノリの違うジャムも美味しいウリ時代のSCORPIONS。オーディエンス録音とは思えないほどのダイレクト・サウンドで貴重な「Life's Like A River」も味わえる秘宝アルバムです。2022年員合って突如アンダーグラウンド・サイドから始まった初期SCORPIONSの再評価ムーヴメント。リアルタイムに味わっていくから新鮮な驚きの日々。どうぞ、本作でもお楽しみください。

★「1976年6月26日ヴィンターベルク公演」に、「1976年3月17日バーミンガム公演」をボーナス追加したオーディエンス・アルバム。特にメインのヴィンターベルク録音は素晴らしく、その芯はあまりにもタイトで力強く、距離感もない。そして、ディテールは細部まで鮮やかで各楽器のセパレートも絶大。ヴィンテージでありつつ、サウンドボード的な聴き応えのダイレクト録音です。ウリのギターが大活躍する70年代らしいショウで、未発表曲「Rock' N' Roll Queen」や貴重な「Life's Like A River」も楽しめる秘宝アルバムです。

(53:50)
1. This Is My Song
2. They Need A Million
3. Life's Like A River
4. Rock' N' Roll Queen
5. Instrumental
6. Speedy's Coming
7. Hey Hey Hey
8. Long Tall Sally
9. Robot Man

BONUS TRACKS
Bogart's Club, Birmingham, UK 17th March 1976

10. Hey Little Woman
11. They Need A Million
12. Life's Like A River

Klaus Meine - Lead & Backing Vocals
Ulrich Roth - Lead Guitar/Lead Vocals
Rudolf Schenker - Rhythm Guitars/Lead & Backing Vocals
Francis Bucholz - Bass
Rudy Lenners - Drums