FLEETWOOD MAC - L.A. FORUM 1979 3RD NIGHT: MIKE MILLARD FIRST GENERATION TAPES (2CD) [Wardour-508]

FLEETWOOD MAC - L.A. FORUM 1979 3RD NIGHT: MIKE MILLARD FIRST GENERATION TAPES (2CD) [Wardour-508]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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The Forum, Inglewood, CA, USA 6th December 1979 ULTIMATE SOUND

 マイク・ミラードがZEPやイエスといったバンドだけでなく、他のアーティストも数多く録音してくれていたことがここ数年で明らかとなっていますが、そんな中でも意外なほど多くの公演を録ってくれていたのがフリートウッド・マック。これまでにも1977年から80年までという、正に全米での人気絶頂を謳歌していた時期のステージを素晴らしいクオリティにて記録してくれていました。一見するとミラードの好みからは違うようにも思えるマックですが、彼ですら無視できない…それどころか何度もライブに向かいたくなるほどの絶頂期であったということを図らずも証明してくれているのではないでしょうか。
 それを裏付けるかの如く、今回公開されたミラード・マスターは「TUSK」を引っ提げて行われたツアーから1979年のLAフォーラム。ご存じかと思われますが、既にこのツアーからは80年のハリウッド・ボウルでの模様をミラード・クオリティで捉えた名盤「HOLLYWOOD BOWL 1980: MIKE MILLARD MASTER TAPES」のリリースも記憶に新しいところですし、何と言ってもオフィシャルの「LIVE」の中核を占めたツアーでもある。ところが、それでもなお今回の発掘は世界中のマニアを驚かせるに相応しい、新たなる貴重音源の発掘でもあったのです。

 そもそも「LIVE」は同じ「TUSK」ツアーでも圧倒的に80年レグを中心に採用していましたし、その合間を縫って散りばめられていた79年レグからのテイクは11月のもの。さらにはCD-Rリリースでありながらオールサウンドボードの名盤である「TUSK TOUR 1979-1980」もやはり11月のセントルイス。これまたCD-Rリリースながらスティーブ・ホプキンス録音による極上録音として大好評を博し続けている「BOSTON TUSK」もまた11月のステージを捉えていた。一見、オフィシャル込みで音源に恵まれているように思えた「TUSK」ツアーではありますが、実のところ79年の最終行程である12月に関しては今まで一切のアイテムが存在せず、むしろベールに包まれた感すらあったのです。
 そうした中で発掘された今回のミラード・マスターですが、正にミッシング・リンクと言えた12月のステージを捉えてくれていたとは。この月は10回の公演が行われているのですが、それらの中でもLAフォーラムでは間にサンディエゴでの一夜を挟んだ飛び石スケジュールにてトータル5回の公演が行われています。ミラードにとってホームのアリーナであるLAフォーラム、彼は三日目の公演にて録音を敢行してくれました。
 毎度あまりのクオリティの高さに驚かされてばかりのミラード・マスターではありますが、今回の録音たるやJEMSをして「彼のフリートウッド・マック録音の中ではこれがベストではないか?」と言わしめるほど別格の録音状態。凄まじいまでにオンな音像であるばかりか、周囲の盛り上がりもほとんど拾っていない。フォーラムより小さな会場での録音であった「HOLLYWOOD BOWL 1980: MIKE MILLARD MASTER TAPES」よりも音像が近くて周りが静かという、いかにミラードがLAフォーラムでの録音を得意としていたのかを裏付けるような極上クオリティなのです。この凄まじい音質で「TUSK」ツアー79年12月の模様が聞けるとは!

 唯一、ライブが後半に差し掛かった「You Make Loving Fun」の途中でテープ・チェンジのタイミングに当たってしまったカットが生じてしまうのが玉に瑕ですが、それがまるで気にならないほど音がイイ。それに続いて演奏された「I'm So Afraid」でリンジー・バッキンガムがソロを弾き倒す場面などは完全にオフィシャル・レベル。パッと聞いた感じでは、それこそサウンドボードかと錯覚してしまいそうなほどの音像。また79年レグの終盤ということもあり、メンバー全員が力を出し切らんばかりの熱演を聞かせてくれる様子も生々しいほどに伝わってくる。
 ハリウッド・ボウルではライブのオープニングが「Monday Morning」でしたが、79年はもちろん「Say You Love Me」から始まるというパターン。それ以上に79年12月レグのみでセットリストに組み入れられた「Second Hand News」が極上音質で聞かれるという点でも今回の発掘は魅力的。威勢のいい同曲はライブの終盤に映える曲調ですし、何より「LIVE」のデラックス・エディションには同じLAフォーラムでの演奏ながら、よりによって82年の「MIRAGE」ツアーのテイクが採用されてしまったのに対し、ここではより正確な時期のライブバージョンが記録されているというのが極めて重要。
 これはもう「HOLLYWOOD BOWL 1980: MIKE MILLARD MASTER TAPES」と見事なまでに対をなす「TUSK」ツアーからのミラードによる最高のドキュメント。これで「TUSK」ツアーそれぞれの年代を代表する彼の極上オーディエンスが出揃ったことになります。これほどのクオリティになると、もうマニアでなく一般の音楽ファンにも安心して推せる最高のオーディエンスアルバム。正に裏「LIVE」と呼びたくなる衝撃の発掘。今回もミラードがやってくれました!


Disc 1 (57:39)
1. Intro
2. Say You Love Me
3. The Chain
4. Don't Stop
5. Dreams
6. Oh Well
7. Rhiannon
8. Oh Daddy
9. What Makes You Think You're The One
10. Sara
11. Not That Funny

Disc 2 (68:12)
1. Save Me A Place
2. Landslide
3. Tusk (with the USC Marching Band)
4. Angel
5. You Make Loving Fun
6. I'm So Afraid
7. World Turning
8. Blue Letter
9. Go Your Own Way
10. Sisters Of The Moon
11. Second Hand News
12. Songbird

Christine McVie - Keyboards, Vocals
John McVie - Bass
Stevie Nicks - Vocals
Mick Fleetwood - Drums
Lindsey Buckingham - Guitar, Vocals