SANTANA - FIRST BUDOKAN 1973(2CD) plus Bonus DVDR* Numbered Stickered Edition Only [ZION-212]

SANTANA - FIRST BUDOKAN 1973(2CD) plus Bonus DVDR* Numbered Stickered Edition Only [ZION-212]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Budokan, Tokyo, Japan 6th July 1973 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)*UPGRADE

 日本洋楽史の神話ともなっているSANTANAの初来日。そのフルショウを語り継いできた伝説録音がまさかのアップグレード。大元カセットより甦った最高峰サウンドを永久保存するプレス2CDで登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1973年7月6日:日本武道館」公演。その極上オーディエンス録音です。彼らの初来日と言えば、オフィシャルの伝統作品『ロータスの伝説』に残されているだけでなく、TV放送プロショットも定番中の大定番として知られています。その辺の状況を整理する意味でも、まずは49年目に実現した奇跡のジャパンツアー日程から振り返ってみましょう。

・6月27日:福岡市九電記念体育館
・6月28日:広島郵便貯金会館
・6月30日+7月1日:名古屋市公会堂(2公演)
・7月2日:大阪厚生年金会館
・7月3日:大阪厚生年金会館 ←※ロータスの伝説
・7月4日:大阪厚生年金会館 ←※ロータスの伝説
・7月5日;京都会館
・7月6日:日本武道館 ←※TV放送&★本作★
・7月7日:日本武道館 ←※TV放送
・7月10日+11日:北海道厚生年金会館(2公演)

 以上、全12公演。LED ZEPPELINでも初来日では5公演でしたし、同年のYES初来日やDEEP PURPLEも6公演という時代に、初来日でこのスケール。いかにSANTANA来訪が事件だったのか、日程だけでもアリアリと伝わって来ます。そんな中で『ロータスの伝説』が大阪だったのに対し、本作は日本武道館。ただし、有名なTV放送プロショットは2日間から編集されていたのに対し、本作は初日公演(7月6日)を一気貫通で記録した貴重な記録なのです。

【フルショウを語り継いできた伝説カセットが新発掘】
 しかも、この録音は『ロータスの伝説』以上でもありました。20年以上前に『EROS』として登場した録音なのですが、サウンドボードとして取引されるほどのクオリティを誇り、なおかつショウのフル収録だった。現在でこそ『ロータスの伝説』もSACDエディションで完全版が実現しましたが、それまでは長年に渡って不完全。この20年は「初来日の全景=EROS」だったのです。
 前置きが長くなりましたが、本作はそんな伝説録音『EROS』のコピー再発。。。。では、ありません。その大元カセットが発掘され、そこから2022年の最新環境で再デジタル化した最高峰更新盤なのです。しかも、その作業を担ったのは「GRAF ZEPPELIN」。偏執的とまで言われる入念なデジタル化によって半世紀の時空を飛び越えた究極盤なのです。

【1秒もムダにせず、最大復刻された伝説の現場】
 実際、本作は質・量の両面で過去最高を更新している。まず「量」。伝説盤『EROS』からしてフル収録ではあったのですが、デジタル化の際にテープの端が省略され、カット・ポイントもフェイド処理。その結果、貴重な「1973年の生音」が減らされていたのです。もちろん、本作は1秒たりともムダにせず、最大限に復刻。開演前も20秒以上長く収録されており、「Se A Cabo」後の約50秒、「Touissaint L'Overture」後の約30秒、終演BGMも約30秒長く収録されている。
 そして、それ以上に重要なのは「Xibaba (She-Ba-Ba)/Stone Flower (Introduction)」の合間。ここは曲間ではなく演奏パートにも関わらず、どういうわけか『EROS』では9秒ほどツマミでカットされていました。もちろん、本作ではその貴重な生演奏も余すことなく復刻。永久保存が実現したのです。

【ナチュラルにしてリッチなアップグレード・サウンド】
 そんな「量」だけでも画期的ですが、本作は全編を貫く「質」面でもアップグレードを果たしている。これはもう、機材の進化が何よりも大きい。何しろ『EROS』のトランスファーは20年以上前ですし、現代基準では褒められた精度ではありませんでした。恐らくはその精度の性だと思われますが、大量のヒスを無理矢理消した痕跡もあり、結果として演奏音も痩せ、拍手などに表現しがたい歪みも発生していたのです。
 それに対し、本作は極めてナチュラルで鳴りもリッチ。ノイズ処理も完全ゼロではありませんが、演奏音に影響が出ないギリギリの寸止め。それでも美しいのは、トランスファー段階の精度が高く、そもそも最小限のノイズでデジタル化できているから。そのため、サウンドボード間違われた鮮やかさや聴きやすさはそのまま……いや、それも過去最高峰を更新しつつ、49年前の日本武道館に鳴っていたサウンドを精密に再現できたのです。
 こうして甦った初来日の現場は、まさに「伝説」の名に相応しい。セットはSACD盤『ロータスの伝説』と同じ(もちろん公演は別です)なのですが、多くの方が伝統盤をLPサイズでご記憶でしょう。最後にオリジナル仕様の『ロータスの伝説』と比較しながら整理しておきましょう。

●天の守護神
・Black Magic Woman/Gypsy Queen/Oye Como Va/Se A Cabo/Samba Pa Ti/Incident At Nashabur
●ウェルカム
・Going Home/Yours Is The Light/Samba De Sausalito/Mantra/Light Of Life(★)
●サンタナ
・(Stone Flower Intro)Waiting/Savor(★)
●その他
・A-1 Funk/Every Step Of The Way/Japan(★)/Bambele(★)/Um Um Um(★)/Batukada/Xibaba (She-Ba-Ba)/Castillos De Arena, Part 1 (Sand Castle)/Free Angela/Castillos De Arena, Part 2 (Sand Castle)/Mr.Udo/The Creator Has A Master Plan(★)/Touissaint L'Overture
※注:「★」印は伝統作『ロータスの伝説(オリジナル盤)』で聴けない曲。
Mr.Udoは『ロータスの伝説』LPリリース当時Savorとクレジットされていた。

 『ロータスの伝説』の日本武道館版でもあった伝説的な名録音。その大元カセットから精緻に復刻された文化遺産アルバムです。音楽作品として『ロータスの伝説』の完全版として聴いても素晴らしく、比類ないリアリティで初来日の現場体験まで可能な衝撃のライヴアルバム。強烈な歴史スペクタクルに翻弄される至福の2時間36分6秒。永久保存プレス2CDで、いつでもいつまでも噛みしめてください。

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(リマスター・メモ)★REMASTERED BY GRAF ZEPPELIN

★既発「Eros」 (Private Master / PM-034/35)のカセットから改めてデジタル化
★既発ではノイズリダクションと中域強調により、癖の強いマスタリングでしたが、今回は鮮度感抜群。
★演奏によってはダンゴっぽい感じもありますが、若干のEQ処理に留めてます。

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★伝説の初来日「1973年7月6日:日本武道館」公演の極上オーディエンス録音。かつてサウンドボードとして取引されたほどの名録音の大元カセットが奇跡の発掘。「GRAF ZEPPELIN」による最新トランスファーで最高峰を更新したアップグレード盤です。ショウ前後や曲間も長く収録され、既発ではカットされていた「Xibaba (She-Ba-Ba)/Stone Flower (Introduction)」の合間も復刻。さらにサウンドも遙かにナチュラル/リッチにアップグレード。伝説の現場をフル体験できる文化遺産アルバムの誕生です。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (77:37)
01. Soundcheck / Announce / Meditation ★冒頭 20秒初収録
02. Going Home
03. A-1 Funk
04. Every Step Of The Way
05. Black Magic Woman
06. Gypsy Queen
07. Oye Como Va
08. Japan
09. Bambele
10. Um Um Um
11. Yours Is The Light
12. Batukada
13. Xibaba (She-Ba-Ba) ★終盤3:57以降初収録
14. Stone Flower (Introduction) ★0:00-0:05初収録
15. Waiting
16. Castillos De Arena, Part 1 (Sand Castle)
17. Free Angela
18. Samba De Sausalito

Disc 2 (78:29)
01. Mantra
02. Kyoto (Drum Solo)
03. Castillos De Arena, Part 2 (Sand Castle)
04. Light Of Life
05. Se A Cabo ★5:55-6:43付近(演奏後の歓声)初収録
06. Mr.Udo
07. The Creator Has A Master Plan
08. Savor
09. Conga Solo
10. Toussaint L'Overture ★6:53-7:20付近(演奏後の歓声)初収録
11. Birthday Song (to Michael Shrieve)
12. Samba Pa Ti
13. Incident At Nashabur
14. Outroduction ★0:37以降初収録

Carlos Santana - Guitar
Leon Thomas - Vocal
Tom Coster - Keyboards
Doug Rauch - Bass
Michael Shrieve - Drums
Jose Chepito Areas - Timbales, Percussion
Armando Peraza - Congas, Percussion
James Mingo Lewis - Congas, Percussion


★★特別企画

★伝説の初来日をフル体験できる文化遺産アルバム『FIRST BUDOKAN 1973』。その初回限定ナンバー入りステッカー付きに限り、初来日を象徴してきたプロショッットの特別版『BUDOKAN 1973: DEFINITIVE VIDEO MASTER』が特別に付属致します。

SANTANA - BUDOKAN 1973: DEFINITIVE VIDEO MASTER(Bonus DVDR)
Live at Budokan, Tokyo, Japan 6th & 7th July 1973 PRO-SHOT★最良のオリジナル・ビデオ・マスターを使用(テレビ局も所有してないと思われます。)

 本編プレス2CDは、伝説の名録音を大元カセットから復刻したアップグレード・アルバム。まさに日本洋楽史の文化遺産となる新名盤です。その解説でも触れましたが、初来日の日本武道館公演はTV放送され、SANTANA初来日そのものを象徴する映像として愛されてきました。そこで、ライヴアルバムの新名盤誕生を祝うボーナスとして、最高峰版が特別付属決定です。
 そんな本作に収められているのは、某民放局で流されたSANTANA特番。来日後の「8月1日/8日」の2週にわたって放送されたものです。有名映像だけに多くの方が目にしたことがあると思いますが、本作はそのベスト・マスターからDVD化したものです。何しろ、本作のソースはTV放送のエアチェック。。。では、ない。実は海外の関係者が記録用に保存していたベータカムなのです。日本語テロップも入るので放送マスターと思われますが、そのクオリティは段違い。現在では鮮度の良いエアチェック・マスターも発見されてはいますが、それでも揺れや乱れは避けられず、物によっては画質自体は良くても白線ノイズや色あせ・変色の激しいものばかり。しかし、本作はビシッと安定してテロップの輪郭も美しい。色合いも現場通りの美しさを現代に伝えてくれるのです。
 そんな関係者マスターで描かれるのは、ダイジェストではありますが「目で観るロータス」と呼びたい伝説のステージ。ここでは本編プレス2CDと書式を揃えて内容も整理しておきましょう。

●天の守護神
・Black Magic Woman/Gypsy Queen/Oye Como Va/Incident At Nashabur
●ウェルカム
・Going Home/Mantra/Samba De Sausalito
●その他
・A-1 Funk/(Stone Flower Intro)Waiting/Castillos De Arena, Part 1 (Sand Castle)/Free Angela/Japan

……と、このようになっています。そして、この映像は画面から滲み出る時代感もポイント。衣装や照明もさることながら、カメラワークが非常に独特。まだロック・コンサートに撮影に慣れていないのは明らかで、90度真上などの妙な位置から撮影したり、顔面アップが多い反面、観客は一切登場しなかったり。今の感覚からすると、ロックを知らない宇宙人が撮影しているような異文化感も宿っている。
 さらに面白いのが要所に登場する日本後テロップ。メンバー名や曲名(結構間違ってる)、バンドの略歴など現代でも珍しくないものもありますが、中にはライヴやメンバーの観光スケジュールも公開し、ヴォーカル・ナンバーでは歌詞対訳も登場。さらには何の脈絡もなく唐突にテロップで広告をぶち込んでくる。インタープレイがどんどん醸成されていく最中に突然「プレイ機能も万全〈本格4CHシステム〉」「若ものの夏を多彩にするジーンズ」「シナモンの香り、大人のガム」と出てくると、さすがに思考が追いつきません。極めつけなのがトリビアやメンバーのコメント。これは実際に読んで頂くのが一番なので、一部を書き出してみましょう。

・10年前、赤坂のラテン・クォーターや華馬車に出演していたことのあるアマンド・ベラザは10年後のとうきょうにびっくり!
・ヴォーカルのレオン・トーマスは、楽屋で必ず演奏前に逆立ちをして瞑想に耽っていた。
・“サンタナ”とは、カルロス・サンタナの名前からとられたものであると思われているが、これは、オリジナル・メンバーのマイク・カラベロによって名付けられたもので、この名前がメキシコでもっともありふれた、ポピュラーな名前であることがネーミングの理由となっている。
・マイケル・シュリーブは、禅・尺八・琴・雅楽のLPや、ツトム・山下の全LPを買い込んで帰った。
・“日本で最初に買ったもの、何だと思う?怪傑ライオン丸の人形なんだ、子供のおみやげにネ。”ーレオン・トーマス

 そして、トドメはラストに登場する日本賛歌「Japan」。ここでは歌詞字幕も表示されるのですが、これがまた何とも凄い。やっぱりコレも書き出しておきましょう。

「来世へと続いた、宝石をちりばめたような海にかこまれた国
 そこでは、人々は平和に暮らし、子供達は楽しげに笑っている
 陽、出ずる国 神の恵みをうけた、幸せな人々
 パパさん、ママさん達が愛をこめて、みんなを見守っている
 空から宝石がふりそそぐような、その美しさに誰もが驚く
 雪を頂いた山が高くそびえている 日本に一度は行ってみよう」

 パパさんママさん……文字起こしだけでもなかなかの破壊力ですが、本作ではヨーデル混じりに熱唱するレオンの顔面ドアップと共に表示される。ノイズレスで美しい画面だからこそ、そのパンチ力まで強力で鮮やかなのです。
 これが伝説の光景、これが1973年の日本なのです。本編プレス2CDは、当時の日本武道館にたゆたっていた大気を鮮明に甦らせてくれますが、本作は日本の洋楽文化そのものを甦らせてくれる。別の意味で49年前をリアル体験させてくれるヒストリカル・セット枚。どうぞ、併せて存分にご体験ください。

★メンバー・コメント字幕
・「レオンは、日本へ来る3週間前に加わったばかり。彼との共演は僕の夢だった。」ーカルロス・サンタナ
・「サンタナというグループは2ついる。今はもう昔のラテン・ロックのサンタナとはまるで違う、新しいサンタナだ」ーアマンド・ベラザ
・「ドラッグにもセックスにも空しさを感じていた時、導師スリ・チンモイに出会った。それから人生観が変わった。」
ーカルロス・サンタナ
・「今回の選曲は、全ての日本公演用に全員でアレンジしたもの。古いナンバーも入れたけれど演奏は新しいサンタナ・サウンドだ。観客は多少面喰らっていたようだけど、しかし反応は素晴らしかった。」ーカルロス・サンタナ
・“日本はコンサートの入場料が高いって聞いたんで、フリー・コンサートにしようって案もあったんだ。”ーマイク・シュリーブ

(72:43)
1. Going Home
2. A-1 Funk
3. Stone Flower
4. Waiting
5. Castillos De Arena Part 1 (Sand Castle)
6. Castillos De Arena Part 1 (Sand Castle)(Cont.)
7. Black Magic Woman/Gypsy Queen
8. Oye Como Va
9. Incident At Neshabur
10. Mantra
11. Kyoto (Drum Solo)
12. Free Angela ★テロップは"Samba De Sausarito"表示だがテロップ・ミス
13. Samba De Sausalito
14. Japan

PRO-SHOT NTSC Approx. 73min.

Special Bonus DVDR for limited numbered stickered edition of "FIRST BUDOKAN 1973"(ZION-212)