U2 - OSAKA 1989 FINAL NIGHT(2CD) [Wardour-245]

U2 - OSAKA 1989 FINAL NIGHT(2CD) [Wardour-245]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Osaka-Jo Hall, Osaka, Japan 1st December 1989 ULTIMATE SOUND(from Original Masters)

 1989年、6年ぶりに超大物となって日本に戻ってきたU2。あの2度目の来日公演が超極上サウンドで蘇るライヴアルバムが登場です。
 本作に収められているのは「1989年12月1日:大阪城ホール」公演。彼らは現在までに5回来日していますが、その中でも最大規模となった“LOVE COMES TO TOWN TOUR WITH B.B. KING 1989”の一幕です。これまでもこのツアーの極上ライヴアルバムをお届けしてきましたので、ここでその傑作群と共に日程を整理してみましょう。

・11月23日:横浜アリーナ 『WHEN LOVE COMES TO JAPAN』
・11月25日:東京ドーム 『LOVE COMES TO DOME』
・11月26日:東京ドーム 『LOVE RESCUE ME』
・11月28日:大阪城ホール
・11月29日:大阪城ホール
・12月1日:大阪城ホール 【本作】

 以上、全6公演。本作の大阪公演は、その最終日にあたるコンサートでした。上記のように、関東公演のプレス・アルバムの数々をご紹介してきたのですが、実は本作もそのシリーズの1つ。同じ録音家によるコレクションなのです。上記の1本でもお聴きになった方なら、その超ハイクオリティぶりにピンと来ると思いますが、本作はそんなコレクションでも最高傑作となるもの。録音家本人から直接譲られたオリジナル・カセットそのものからダイレクトにCD化した銘品なのです。
 実際、そのサウンドは“奇跡”と呼ぶしかない。“鳴り”のニュアンスにオーディエンス録音らしさも漂うものの、そのクリスタル・クリアで骨太な楽音はそんじょそこらのライン録音が束になっても敵わない。詳しい録音ポジションは分からないものの、距離感もほとんどなく会場音響も極少。そのわずかな音響も演奏を美しくしこそすれ、濁りや曇りはまったくない……。このクオリティはデジタル大全盛の現代でもそうそうない。オーディエンス録音には、時たま“時代”や“状況”を遙かに超えた奇跡が起きるものですが、本作はその極みのような録音なのです。
 実のところ、この録音には欠けがあり、「Running To Stand Still」の中盤から「Slow Dancing」全編、そして「Angel Of Harlem」頭まで録音されていませんでした。恐らくはテープチェンジだったと思われますが、この録音家はその点でも抜かりがなかった。もう1台のレコーダーをタイミングをズラして回しており、そのパートもキッチリと記録していたのです。本作では、その欠け部分をもう1本のマスターで補完。機材の違いからか微妙にサウンドは異なるものの、やはりこちらも「超」の付く高音質。シームレスにフルショウに浸りきれる完全版に仕上げました。
 まるっきりオーディエンス離れしたサウンドの本作ですが、客録の旨みもたっぷりと、これ以上なく美しく捉えられている。それは現場に集った観客たちの息吹。大阪城ホール3日間という巨大なスケジュールを可能にした人気ぶりは凄まじく、その様子もウルトラ・クリアに記録されているのです。ここでカン違いしないでいただきたい。本作は黄色い絶叫に包まれるアルバムでは(決して!)ありません。がっしりと骨太・肉厚な演奏と歌声が支配するライヴアルバムではあるのですが、その歌声に1万6,000人のコーラス隊が美しく付き従うのです。それも『THE JOSHUA TREE』の大ヒット曲だけじゃない。もちろん、そうした大代表曲もひたすらに美しくぶ厚いのですが、ちょっとしたフレーズや1コーラスだけの曲でもビビッドに全力で応え、歌えなければ手拍子で参加していく。それも1人の声が飛び出すことなく、大阪城ホールの空間をきめ細やかに、ビロードのように滑らかに広がる……。
 そして、そんな観客たちを前にしたU2の素晴らしい事……。熱演ぶりや大物の貫禄、「When Love Comes to Town」「Love Rescue Me」でのB.B.キングとの共演など、このツアーの美味しいところはばっちり。その上で、本作には最終日ならではの旨みもたっぷり。SEの「Stand by Me」途中から生演奏になるオープニング、名曲「Gloria」(それに続くアカペラの「Help!」も感動的!)や、この日が初演の「Slow Dancing」等々、関東公演アルバムでは味わえなかったシーンも盛りだくさんなのです。特に面白いのは「People Get Ready」。「ギターを弾きたい人はいるかい?」と言い、ファンをステージに上げるのです。他公演でもあった趣向で東京2日目ではファンが見事なソロを弾き、大阪初日にはファンを遮ろうとしたセキュリティにボノが怒るなど、さまざまなドラマが生まれました。しかし、この日はいつもとは違った。どうも最前列に非礼な人間がいたらしく、ボノが「お前ら、聴けよ。これ以上ふざけた真似をするなら追い出すぞ」「お前らが最前列の席にいくら払ったか? そんなの俺の知ったことか」と口走る。さらにマイクを口元から外しつつもスタッフに「曲が終わったらヤツらをつまみ出せ」とさえ言うのです。その後は何事もなかったようにショウに戻っていきますが、一瞬凍る空気も超クリアに捉えられているのです。

 とにかく、奇跡的なサウンド。オーディエンスの次元ではないのに、オーディエンスの旨みが凝縮された超極上品なのです。そのサウンドで大全盛のU2と対面できる奇跡の1本。どうぞ、本作で至福の時間をじっくり・たっぷりとお過ごしください。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (49:34)
1. Stand by Me 2. Pride (In the Name of Love) 3. New Year's Day
4. I Still Haven't Found What I'm Looking For (with 'Exodus' snippet)
5. People Get Ready
★2分目でいつもの「ギターを弾きたい人いるか?」のMC。しかし、最前列に問題のある(非礼な)一群がいるらしく、曲の途中にもかかわらず、ボノがマイクで抗議します。

Anybody wanna play my guitar?
Anybody wa... LISTEN, GUYS!
One more piece of shit out of you and you'are outta here!!
お前ら 聴けよ。これ以上ふざけた真似をするなら追い出すぞ
I don't care if you did pay for front row...
お前らが最前列の席にいくら払ったかなんて、俺の知ったことじゃない
(オフマイクでスタッフに)
Leave them for one more (song)
Then (they're) out of here この曲が終わったら彼等を追い出せ

6. MLK 7. One Tree Hill 8. Where the Streets Have No Name 9. Gloria 10. Help! 11. Bad
12. Van Diemen's Land

Disc 2 (56:01)
1. Bullet the Blue Sky 2. Running to Stand Still 3. Slow Dancing
4. Angel of Harlem 5. When Love Comes to Town 6. Love Rescue Me 7. Desire
8. All Along the Watchtower 9. All I Want Is You 10. 40