QUEEN - GLASGOW 1975 2ND NIGHT(2CDR) [Uxbridge 1713]

QUEEN - GLASGOW 1975 2ND NIGHT(2CDR) [Uxbridge 1713]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Apollo Theatre, Glasgow, Scotland 16th December 1975 TRULY AMAZING SOUND

 ロック史を塗り替える歴史的傑作『オペラ座の夜』を世に送り出した1975年のQUEEN。革命の震源地である英国の現場を伝える音の証言者がまた1本誕生です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1975年12月16日グラスゴウ公演」。そのヴィンテージ・オーディエンス録音です。1975年と言えば、“SHEER HEART ATTACK Tour”と“A NIGHT AT THE OPERA Tour”が交錯する時期ですが、本作は後者。まずは、ワールド・ツアーの全景を振り返ってショウのポジションを確かめてみましょう。

●1975年
《8月ー11月『オペラ座の夜』制作》
・11月14日ー12月24日:英国(25公演)←★ココ★
●1976年
・1月27日ー3月13日:北米(34公演)
・3月22日ー4月4日:日本(9公演)
・4月11日ー22日:豪州(8公演)
《7月『華麗なるレース』制作開始》

 これが“A NIGHT AT THE OPERA Tour”の全体像。初来日までが“SHEER HEART ATTACK Tour”であり、その後に『オペラ座の夜』を制作。シングル『Bohemian Rhapsody』が各国チャートを駆け上がる中で「英国」レッグからツアーを開始しました。当店では、この「英国」レッグからは公式作『A NIGHT AT THE ODEON』が残され、当店でも様々なライヴアルバムでアーカイヴしてきました。ここでは更に日程をズームし、そのコレクションも整理しておきましょう。

●「英国」レッグの詳細
・11月14日+15日『A NIGHT AT THE EMPIRE』
・11月16日ー19日(4公演)
《11月21日『オペラ座の夜』発売》
・11月21日ー24日(3公演)
・11月26日『RHAPSODY IN WHITE』
・11月29日ー12月11日(10公演)
・12月13日『DUNDEE 1975』
・12月14日+15日(2公演)
・12月16日:グラスゴウ公演 ←★ココ★
・12月24日『A NIGHT AT THE ODEON(公式)』

 このように、公式作『A NIGHT AT THE ODEON』は最終日のクリスマス・ギグ。本作は、その直前となる24公演目のコンサートでもありました。そんなショウで記録された本作は、幻とも言われたレア音源。古くから存在自体だけは知られていたものの、コアなコレクター間でしか流通せず、長らくトレード・リストの中の名前を指をくわえて見ていた……そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。ところが最近になってコア・コレクターの1人が公開。やっと広く聞かれるチャンスが巡ってきたのです。
 そんな本作のサウンドは、まさにヴィンテージ。正直なところ、やや距離があるのも否めませんし、生々しい熱狂が演奏を遮るシーンもなくはない。しかし、そのマスター鮮度は絶品。テープのヨレや乱れはほとんど見られず、ヒスノイズも極少。47年前のアポロ・シアターにたゆたっていた大気が生々しくスピーカーから吹き出してくるのです。
 ここでネットに登場した原音をご存知の方なら「褒めすぎじゃないか?」と思われるかも知れませんが、それには理由がある。当店独自のマスタリングでグッと聞きやすくアップグレードしているのです。ヒスやハムなどのノイズ処理ももちろん施していますが、さらに重要なのがモノラル化。70年代録音にはよくあるパターンなのですが、この録音は元々がモノラル。それをステレオ・カセットにダビングして流通したのです。こうした場合、左右チャンネルに同じ音声が記録されるのですが、長い時間や再生環境によって左右に違いが発生する。この録音も、ネット原音では左チャンネルが劣化して聞きづらくなっていたのです。そこで本作では左右をビシッと揃えた上で完全モノラル化。両チャンネルの劣化を互いに補完し、安定感抜群のサウンドを実現しているのです。
 そんなアップグレード・サウンドで描かれるのは、直後の『A NIGHT AT THE ODEON』を思い起こさせる……どころか、まるで違ったフルショウ。その意味をご説明する為にも、ここで比較しながらセットを整理してみましょう。

●シアー・ハート・アタック(7曲)
・Flick Of The Wrist(★)/Killer Queen/Bring Back That Leroy Brown/Brighton Rock/Stone Cold Crazy(★)/In The Lap Of The Gods...Revisited/Now I'm Here
●その他(12曲)
・戦慄の王女:Son And Daughter/Doing All Right(★)/Keep Yourself Alive/Liar
・クイーンII:Ogre Battle/White Queen (As It Began)/The March Of The Black Queen/Seven Seas Of Rhye
・オペラ座の夜:Sweet Lady(★)/Bohemian Rhapsody/The Prophet's Song(★)
・その他:Big Spender
※注:「★」印は公式作『A NIGHT AT THE ODEON: HAMMERSMITH 1975』で聴けなかった曲。

……と、このようになっています。本作は残念ながら「Big Spender」で録音が終了。(他に録音がないので断定できないものの、恐らく)「Jailhouse Rock」が録音漏れになっていますが、それ以外の全景が楽しめます。その内容も『A NIGHT AT THE ODEON』とはかなり異なっていて、オープニングから「Bohemian Rhapsody」に導かれた「Ogre Battle」からスタート。その後も「Sweet Lady」や「Doing All Right」など、この時期ならではのナンバーが次々と繰り出されていくのです。
 連日連夜のショウが続いたせいかフレディに少々疲れも見えますが、それもこれも貴重な歴史の証拠品。ブレイクスルーを果たし、一気に熱量が高まった英国の現場にリアル・サウンドで立ち会えるタイムマシン・アルバムなのです。ややマニアックなのは否めませんが、だからこそマニアは避けて通れない1本。1975年英国だけの薫り、どうぞ本作で胸いっぱいに吸い込んでください。

★「1975年12月16日グラスゴウ公演」のヴィンテージ・オーディエンス録音。コア・コレクター間で流通していた秘宝マスターで、やや距離があるものの、マスター鮮度は絶品。さらに細心マスタリングで聞きやすさが飛躍的に向上しています。公式『A NIGHT AT THE ODEON』の直前コンサートながら、公式作では聞けなかった「Flick Of The Wrist」「Doing All Right」「Sweet Lady」「The Prophet's Song」などもたっぷり楽しめます。

Disc 1 (44:58)
1. Bohemian Rhapsody (Intro)
2. Ogre Battle
3. Sweet Lady
4. White Queen (As It Began)
5. Flick Of The Wrist
6. Bohemian Rhapsody
7. Killer Queen
8. The March Of The Black Queen
9. Bring Back That Leroy Brown
10. Brighton Rock
11. Son And Daughter

Disc 2 (46:07)
1. The Prophet's Song
2. Stone Cold Crazy
3. Doing All Right
4. Keep Yourself Alive
5. Seven Seas Of Rhye
6. Liar
7. In The Lap Of The Gods...Revisited
8. Now I'm Here
9. Hey Big Spender