QUEEN - DETROIT 1975(2CDR) [Uxbridge 1784]

QUEEN - DETROIT 1975(2CDR) [Uxbridge 1784]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Ford Auditorium, Detroit, MI, USA 10th February 1975 TRULY AMAZING SOUND

 歴史上、ただ一度だけ確認されているQUEENの2ndアンコール。その奇跡の現場を体験できる新発掘ライヴアルバムが登場です。
 通常、QUEENのコンサートは「God Save The Queen」が流れてフィナーレ。これは永遠のお約束です。しかしたった一度だけ、「God Save The Queen」が流れた後に4人が再登場し、2ndアンコールを行った夜がありました。それが「1975年2月10日デトロイト公演」。本作は、その現場を伝えるオーディエンス録音なのです。
 1975年と言えば、QUEENにとって飛躍の年。『SHEER HEART ATTACK』やシングル『Killer Queen』の初ヒットを起爆剤として世界に羽ばたき、伝説の初来日まで実現。来る『オペラ座の夜』への階段を一足飛びに駆け上がっていった時代でした。まずは、その歩みを振り返り、ただ一度の2ndアンコールがいつだったのか確かめてみましょう。

●1974年
・10月30日ー11月20日:英国(19公演)←※公式RAINBOW '74
《11月8日『シアー・ハート・アタック』発売》
・11月23日ー12月13日:欧州(11公演)
●1975年
・2月5日ー24日:北米#1(19公演) ←★ココ★
・3月5日ー4月6日:北米#2(21公演)
・4月19日ー5月1日:初来日(8公演)
《8月ー11月『オペラ座の夜』制作》

 これが『SHEER HEART ATTACK』にまつわる活動の全体像。この年の全米ツアーは、途中でフレディのノドに故障が発生したこと中断。約一週間の休養を挟んで2つに大別されています。本作は故障前である「北米#1」の記録。ここで日程を詳しくフォーカスし、当店コレクションも整理しておきましょう。

●「北米#1」の詳細
・2月5日ー9日(4公演)
*2月10日:デトロイト公演 ←★本作★
・2月11日+14日(2公演)
*2月15日『BOSTON 1975 LATE SHOW』
・2月16日:ニューヨーク公演(アーリー)
*2月16日『NEW YORK 1975(レイト)』
・2月17日ー23日(5公演)
*2月24日『WASHINGTON 1975』
《フレディのノドに不調が発生》

……と、このようになっています。本作のデトロイト公演は北米レッグの最初期となる5公演目でした。これまで1975年最古の記録は『BOSTON 1975 LATE SHOW』だったわけですが、最近になってさらに遡る録音が新発掘。それが本作なのです。
 そんな現場を伝えてくれる本作は、やや貴重度優先のヴィンテージ・オーディエンス。歴史的な発掘ではあったものの、発見されたマスター・カセットにダメージがあったのです。全体的に不安定なゴワゴワ感があり、周期的に揺れも発生。テープ数カ所にはダメージのためにドロップアウトもあるのです。以前であれば、そのまま放置されそうな録音ではあったのですが、現在はQUEENもアーカイヴ意識が高まっており、「歴史上唯一のショウ」となれば放っては置かれない。海外マニアが入念にリマスターを重ね、音楽作品として聞き込めるほどの大幅アップグレードを果たして公開されたのです。
 そのリマスター・バージョンをベースにした本作は、実は名録音であった大元サウンドをうかがわせてくれる。さすがに見目麗しい……とはいかないのですが、ノイズはかなり軽減され、安定感も丁寧に調整されているため、元々吸い込まれていた芯の力強さやディテールが前面に押し出された感じ。フレディのヴィヴラートやブライアンのチョーキングの微妙なニュアンスもしっかりと分かるのです。
 そんなヴィンテージ・サウンドで画かれるのは、これまで知る由もなかった歴史的なフルショウ。直近の『BOSTON 1975 LATE SHOW(Uxbridge 1504)』は不完全録音でしたので、ここではプレス名盤『NEW YORK 1975(Wardour-416)』と比較しつつ、セットを整理しておきましょう。

●シアー・ハート・アタック(7曲)
・Now I'm Here/Flick Of The Wrist/In The Lap Of The Gods/Killer Queen/Bring Back That Leroy Brown/Stone Cold Crazy/In The Lap Of The Gods...Revisited
●その他(12曲)
・クイーンII::Procession/Ogre Battle/Father To Son/White Queen (As It Began)/The March Of The Black Queen/See What A Fool I've Been(★)
・その他:Son And Daughter/Keep Yourself Alive/Liar/Big Spender/Modern Times Rock 'n' Roll/Jailhouse Rock
※注:「★」印は直近のプレス名盤『NEW YORK 1975』で聴けなかった曲。

……と、このようになっています。基本的にセットは同一なのですが、やはりポイントは最後の最後。盛大に盛り上がるオーディエンスの期待に応え、再登場した4人が2ndアンコール「See What A Fool I've Been」を披露するところでしょう。また、セット本編にしても2ndアンコールを引き出すほどの熱気・熱量が渦巻いている。熱演が観客の熱気を焚きつけ、その熱量がステージのQUEEN自身を炙り上げていく。バンドと観客が化学変化を起こしている真っ直中に居合わせられるのです。
 サウンド的に「極上!」とは言いがたいものの、究極レアな「2ndアンコールの夜」をフル体験できる醍醐味は何物にも代えられません。マニア向けではあるものの、だからこそマニアは絶対必聴の新発掘ライヴアルバム。全力リマスタリングで最高峰を大幅更新したベスト・バージョンで存分にご堪能ください。

★歴史上ただ一度だけ2ndアンコールがあった「1975年2月10日デトロイト公演」のオーディエンス録音。最近になって発掘された録音で、残念ながらマスター・カセットにダメージがあったものの、あまりの貴重度に海外マニアが渾身の復旧。よくぞここまで聴きやすく仕上げたと感動する大幅アップグレード版です。「God Save The Queen」の後で、熱狂に応えて再登場した演奏される「See What A Fool I've Been」は必聴です。

Disc 1 (50:14)
1. Procession (cuts in)
2. Now I'm Here
3. Ogre Battle
4. Father To Son
5. White Queen
6. Flick of the Wrist
7. In The Lap Of The Gods
8. Killer Queen
9. The March of the Black Queen
10. Bring Back That Leroy Brown
11. Son And Daughter (tape flip after song)
12. Keep Yourself Alive

Disc 2 (36:05)
1. Stone Cold Crazy
2. Liar
3. In The Lap of the Gods... Revisited
4. Big Spender
5. Modern Times Rock 'n Roll
6. Jailhouse Rock
7. God Save The Queen
8. See What A Fool I've Been